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特別編 彼らのクリスマス 京太郎「ふぅ、こんなもんですかね」 ハギヨシ「ほぅ、見事なケーキですね」 京太郎「いえいえ、ハギヨシさんの作ったものに比べたらまだまだですよ」 ハギヨシ「いやいや、これなら皆さん充分に喜んでもらえますよ」 京太郎「ありがとうございます。おっと、もうすぐ時間ですね」 ハギヨシ「そうですね。ではその前に」スッ 京太郎「えぇ」スッ 京太郎・ハギヨシ「「メリークリスマス」」エロ本交換 京太郎「スタンダードにサンタ服……おお、いいですね。またふとももが」ペラペラ ハギヨシ「クリスマスだからサンタ服……ではなく裸リボンとは……ほほぅ、やりますねこの見えそうで見えないのがなんとも」ペラペラ 京太郎「いいプレゼント交換でしたよ」 ハギヨシ「こちらこそ。それでは、またお会いしましょう」 京太郎「ええ、ではまた」
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http //hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1347880416/ 京太郎「ほんっとキツキツですね!とてもアラサーとは思えませんよ!」パンパン はやり「あっ!あぁん!い、言わないでぇ!京太郎君のが大きすぎるのぉ!」 はやり「んんん…!あん!ふぁああ!ああぁ!中でこしゅれるぅ!」 京太郎「こんなにおっぱい揺らして!きっとテレビ見てる人もおっぱいばっかり見てるんでしょうねぇ!」モミモミ はやり「ふぅん!い、いまは京太郎君のだからぁ!京太郎君のものだけだからぁ!もっと強くしてぇ!」 京太郎「これじゃあ牌のお姉さんじゃなくてパイのお姉さんですよ!こんなおっぱいぶるんぶるん揺らして!」モミモミ はやり「やぁ!胸だけじゃやぁ!もっと突いてぇ・・・!」 京太郎「全くわがままなプロですね!お望みどおり激しくいきますよ!」パンパン 京太郎「くぅ!こんないやらしい体なのに、中はこんなキツキツなんて」パンパン 京太郎「そろそろ出しますよはやりさん!」 はやり「出してぇ!中でいっぱい…京太郎君の若い精子いっぱい出して欲しいのぉ!」 京太郎「出るっ!」 ビクンビクン はやり「きたよぉ!京太郎君の精子ぃ!私のなかにいっぱいきてるよぉ!」 はやり「あぁん!イク!私もイっちゃう!おちんぽに精子注ぎ込まれていっちゃうのぉぉ!」ビクンビクン はやり「イク!イク!イっちゃうのぉぉぉぉぉぉ!!」 京「うぅっ…搾り取られ…」ドクドク はやり「ああぁん…はぁ…はぁ…」 京太郎「はぁ…はぁ…」チラ はやり「はぁ…はぁ…白いの、いっぱぁい♥」 京太郎「はぁはぁ」ムクムク 京太郎「まだ満足できませんよ!」 ガバッ はやり「やん☆」 ギシギシパンパンパンパン 京太郎「うっ……」ドピュドピュルル はやり「ん……もっとぉ……」 京太郎「も、もう限界……」 京太郎「はぁ……はぁ……」 はやり「さっ、次いこっか☆」 京太郎「え」 はやり「ほらほらぁ、もっと締め付けちゃうよ♪」グイグイ 京太郎「あの、ちょ」 ムクムク はやり「わぁ☆やっぱり大きくなった☆」 はやり「それじゃあ続きしよっか♪」 京太郎「」 はやり「んっ・・・あっ・・・んん・・・」ギシギシ 京太郎「」 はやり「やだぁ京太郎君ったら☆、15発出したくらいでもう動かなくなっちゃうなんて」 はやり「おねえさんは悲しいゾ♪」 はやり「でもぉ♪ここはまぁだまだ固いままなんだよね・・・ふふっ☆」 はやり「んぅっ!またクるよぉ・・・」 はやり「いっぱい、いぃっっぱい出してね☆」 ドクンドクン はやり「やんっ!やっ、あったかいの・・・中で溜まってくる・・・」 数日後 はやり「はい、お薬の時間ですよ~☆」ザラザラ 京太郎「あ…あ…」ゴクゴク ムクムク はやり「はい、今日もちゃんとおっきくなってえらいねー☆」 はやり「じゃあ早速いれちゃうよぉ♪」 ヌプゥ はやり「んぅ、入ってきたぁ…」 はやり「んん、あぁん、んっ、ふぅぅん…」 はやり「ふふ…京太郎君はぁ、ずぅっと私と繋がってるの☆」 はやり「私のことキツいって言ったんだから」 はやり「一生キツキツの中を味あわせてあげるね☆」 終わる
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閑話、京太郎のメール(和に対してはいつもの口調だと思って下さい) 京太郎「…………」カチカチ 『もうすぐ2度目の大会です。前回はすぐに負けましたが、今度は負けたくないです』 京太郎「送信っと。まぁ、『不安だどうしよう』なんて書く訳にもいかないしなー」ピローン 京太郎「お、早いな……」カチ 煌『それはすばらですね!!私もまだまだなのでお互い頑張りましょう!!』 和『大丈夫です。いつものように打てば必ずいい結果が残せます。須賀くんが上達しているのはみんなが保証しますよ』 照『今の京ちゃんならすぐ負けたりはしない。頑張って。応援してる』 小蒔『私ももうすぐ大会です。大会前はちょっと怖いですけど、全力を尽くします!一緒に頑張りましょう!!』 竜華『京太郎くん頑張っとるんやし、ずっと負けるなんてことないから安心しやー。なんなら膝枕で運でも分けたろか?』 京太郎「……ありがたいな」 京太郎「……あ・り・が・と・う・ご・ざ・い・ま・す、っと」カチカチ 京太郎「よし、いっちょやってやるか」
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特別編 文化祭おまけ 照「…………」紅茶まみれ 咲「あ、えっと……その……」 「み、宮永さん!?も、申し訳ありませんお客様!!」 「すぐに何か拭くものを!!」 照「……咲?」 咲「ひっ!?」 照「怒ってないよ?ただ、さすがにこれは無いよね?」 咲「お、お姉ちゃんごめんなさい……」 照「転んで飲み物を狙ったようにかけるなんて……私でも中1までしかやってないよ(ボソッ)」 咲「うぅ……」 京太郎「……咲?それに照さん!?」 照「京ちゃん!?そ、その恰好……」 京太郎「あ、やべ……ゴホン、照お嬢様、一体どうなさいました?大体の予想はつきますが……」 照「て、照お嬢様!?」 咲「きょ、京ちゃん……その……」 京太郎「申し訳ありません、こちらの不手際でこのような不快な思いをさせてしまって……すぐにシャワーとお召し物のご用意をさせていただきます」 京太郎「おい、シャワー室と何か女子のジャージかなんか用意できないか?」 「シャワーはすぐいけると思うけど……ジャージなんて持ってきてる人いる?」 「いても汚れてたり使ってたりでしょ。宮永さんの制服とかは?」 咲「私メイド服で帰るの!?」 京太郎「さすがに原因とはいえ咲が可哀想だな……俺もジャージとかないし、俺の服貸す訳にもな……」 咲「お姉ちゃーん、京ちゃんの制服でいいー?」 照「おっけー」 京太郎「おい咲!?照さんもいいの!?あ、よろしいのですか?」 照「別にいい。それより」 京太郎「はい?」 照「執事が失態を犯して、何も無し?」ニッコリ 京太郎「はい、照お嬢様、アーン」 照「あーん……ん、おいしい」 京太郎「それは何よりです」 照「次は紅茶が欲しいかな」 京太郎「……照お嬢様?」 照「何?」 京太郎「差し出がましいことを言うようですが……さすがに男性の膝の上にずっと座っているというのは、少々はしたないのでは?」 照「執事が命令を聞けないというの?」 京太郎「……了解致しました。紅茶の砂糖はいくつになさいます?」 照「2つで」 咲「お姉ちゃんずるい……」 「執事な須賀くんの膝の上に座ってアーンまで……羨ましすぎる……」 「おまけにそのまま30分も……これがチャンピオン……」 「宮永さん、私にこの紅茶かけて」 咲「それ熱いやつだよね!?やめてって!!」 照「次はスコーンで、もちろん食べさせてね」 京太郎「……そろそろ勘弁してもらえませんか?」 照「……だーめ」 京太郎「かしこまりました……麻雀部の方に行くまでにはお願いします」 照「……京ちゃん次第かな」 この後、嫉妬の化身と化した咲とのインハイ時以上の対局が始まるのだった
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http //hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1355052532/ キーンコーンカーンコーン 京太郎「……むにゃ……んん……」 京太郎(あれ……俺いつの間に寝て……) 京太郎「……ふわぁあ……」 京太郎(うわ、肩いてー)コキコキ 「ねえ、部活決めたー?」「ううん、まだー」 京太郎(は……? 部活?) 「俺はやっぱり麻雀部かなぁ」「なんだよ、お前も福路先輩目当てかよーw」 京太郎(なんなんだ……この高校入りたての懐かしい感じは……) 京太郎(つか、あれ……? なんか教室の雰囲気がいつもと違うぞ……?) 京太郎(クラスの連中も見たことない奴ばかりだし……) 京太郎「うーむ……」 京太郎(いったいどうなってるんだ……?) 京太郎(ちょっと外の様子見てくるか……)ガタッ 京太郎「……」スタスタ ワイワイ...ガヤガヤ... 京太郎(ふむ……明らかにここ清澄じゃねえな) 京太郎(俺はいつの間に別の学校に紛れ込んだんだ……?) 京太郎「……」 京太郎(仕方ない。誰かに聞いてみるか……) ??「……」スタスタ 京太郎「あの……すみません」 ??「えっ、私ですか……?」 京太郎「ええ、ちょっとお聞きしたいんですが……ここって何高校でしたっけ?」 ??「へ……?」 京太郎「あっ……いや、そのですね……」 京太郎(お、俺はいったい何してんだ……自分の今いる場所の名前を聞くとか明らかに不審だろ……) 京太郎「え、えーっと……」 ??「ここは風越高校ですが……」 京太郎「え……か、風越?」 ??「はい。もしかして学外の方でしょうか? あ、でも制服……」 京太郎「ん……おわっ!」 京太郎(俺の制服が学ランからブレザーになってる……!? な、なんで……) 京太郎(つか、今この人風越とか言わなかったか……? 風越っつったら、地区予選で咲たちと戦った長野の名門校……) ??「えっと……どなたか先生をお呼びしましょうか?」 京太郎「ああ、いや結構です! 変なこと聞いてすみませんでした!」 ??「は、はぁ……」 京太郎「そ、それじゃ……!」 スタスタ... 京太郎(くっ……ますますわけがわかんねえ……) 京太郎(ていうか今の人……どっかで……) 京太郎「……ああああああああああああっ!!」 ダダダッ 京太郎「あの~! すみませ~ん!!」 ??「え……きゃあっ!!」 京太郎「っと……!! はぁ、はぁ……す、すみません」 ??「い、いえ……平気です」 京太郎「えっと、あの……あなたは福路美穂子さん……ですよね?」 美穂子「そ、そうですが……」 京太郎「やっぱり! なんで忘れてたんだ、俺!」 美穂子「え、えっと……」 京太郎「あ、すみません。つい興奮しちゃって……」 京太郎「実はですね……俺、なんでか知らないけど、気づいたらこの学校にいまして……」 美穂子「は、はぁ……」 京太郎「一体どういうことなんですかね……?」 美穂子「え……えっと……」 美穂子「―――つまり……居眠りから覚めたら全く別の高校にいた、ということですか?」 京太郎「はい。ちなみに今って何日ですか?」 美穂子「4月の7日ですけど……」 京太郎「ほ、ほんとですか!?」 美穂子「え、ええ……はっ、まさか……」 京太郎「はい、時間も遡ってますね……俺が元いた時間は6月の15日、長野地区予選が明けてすぐの頃です」 美穂子「と、とても信じられませんね……」 京太郎「俺自身、実感わかないっすよ……ていうかなんでこんな目に……」ガクッ 美穂子「き、気を落とさないでください……えっと……」 京太郎「あ……俺、須賀京太郎って言います!」 美穂子「須賀君……ですか。私は風越高校3年の福路美穂子です……って、これはさっきも言いましたよね?」 京太郎「福路先輩のことは俺も知ってますよ! なんったってあの名門風越麻雀部のキャプテンっすから!」 美穂子「そ、そんな大した身分ではありませんが……///」 美穂子「須賀君がいた高校はどこなんですか?」 京太郎「清澄っていうんですけど……たぶん知りませんよね?」 美穂子「ええ、ごめんなさい……」 京太郎「いやいや、別にいいですって! なにせ、今年が団体戦に出るの初なんすから!」 美穂子「まだ無名の高校、というわけですね」 京太郎「そうっすね。でもまぁ地区大会では……」 京太郎「っ!」ハッ 美穂子「? どうかしましたか?」 京太郎「い、いえ……なんでもないっす」 京太郎(今は地区予選も始まってない時期なんだよな……ってことは、予選通過したのがうちだってばらすのはさすがにまずいよな……?) 京太郎「そ、そういえば! 風越って女子高じゃありませんでしたっけ?」 美穂子「女子高、ですか? うちは創立以来ずっと共学制をとっていたと思いますが……」 京太郎「へえ……」 京太郎(ま、そうなるよな……じゃなきゃ俺はとっくに変質者扱いだろうし) 美穂子「あの……立ち話でもなんですし、よかったらうちの部室へ行きませんか?」 京太郎「部室って……もしかして麻雀部のっすか!?」 美穂子「ふふ……他にどこがあるっていうんですか?」 京太郎「そ、そうっすよね! すんません」 美穂子「いいえ。それじゃ行きましょうか?」 京太郎「は、はい!」 ――――――――――――――――――― スタスタ... 京太郎「……」チラッ 美穂子「……」 京太郎(しっかし……めっちゃかわいいなぁ、福路さん……) 京太郎(こんな美人さんと普通に会話できるなんて、夢にも思ってなかったぜ…… これだけでもこの変な現象に巻き込まれたかいがあったってもんだ) 京太郎(とりあえず今は情報収集だ……決してやましい気持ちなんてないからな?) 美穂子「須賀君、つきましたよ」 京太郎「! こ、これが風越麻雀部の部室……」 コンコン...ガチャ 美穂子「すみません、遅れました」 「「「「お疲れ様です、キャプテン!!」」」」 美穂子「ええ、みんなお疲れ様」ニコッ 京太郎「ぉお……」 京太郎(部室ひれー……ってか、部員の数すげー……うちとは雲泥の差だなこりゃ) 京太郎(しっかし今のハモり具合……福路さんの人望っぷりも並じゃねえな……) ??「こらぁっ!! 福路ッ!!」 京太郎「っ!」ビクッ 美穂子「は、はい……!」 ??「てめえ、私より遅れて部室にくるたぁいい度胸してんなぁ」 美穂子「す、すみません……」 ??「キャプテンって立場をもう少し自覚しろ!! てめえがそんなんだと、後輩に示しがつかねえだろうが!!」 美穂子「も、申し訳ありません……久保コーチ」 京太郎「こ、こ……」 京太郎(こ、こええええ~っ……こんな人がいんのかよ……) 京太郎「ふ、福路さん……大丈夫っすか?」 美穂子「え、ええ……ごめんなさいね」 久保「んあ? 誰だぁ、そいつは……」 美穂子「あ、この方は……その……」 京太郎「え、えっと! 麻雀部の見学にきました、1年の須賀京太郎っす! よろしくお願いします!」 久保「なんだ、見学かよ……んじゃ―――」 久保「池田ァ!!」 ??「にゃ!!?」 久保「お前、どうせヒマだろ? そいつの面倒見てやれ。福路はこっちへこい、少し話がある」 美穂子「は、はい」 京太郎「え……ちょ」 美穂子「ごめんなさい、須賀君。話が終わったらまた来るから」 美穂子「……華菜、須賀君のこと頼んだわよ?」 池田「ん……まぁ、キャプテンの頼みなら仕方ないし」 池田「……お前、名前はなんていうんだ?」 京太郎「あ、須賀京太郎っす」 京太郎(いやさっき言ったじゃねえか……) 池田「ふーん……」 京太郎「……」 池田「……わかった、ちょっと来いし」 京太郎(?? なにがわかったんだ? ……まぁいいか) 京太郎「……」スタスタ 池田「……みはるん、ドムっち、文堂! 新入りだし!」 京太郎「い、いや俺……まだ入部したとは……」 未春「あ、どうもこんにちはー」 京太郎「あ、どもっす」 純代「……」 京太郎(い、威圧感のある人だな……)ペコリ 文堂「1年の文堂星夏です。よろしくお願いします」 京太郎「あ、こちらこそ……」 京太郎(この人は同学年か) 池田「んで、私が風越のナンバー2……池田華菜だし!」 未春「もう、華菜ちゃんったら……こういう子なの、気にしないであげてね?」 京太郎「は、はい……」 池田「ふふ……さあ、打ってみろだし!」 京太郎「あれ、池田……先輩はいいんですか?」 池田「ん? お前じゃ私の相手にならないから、この三人で十分だし!」 京太郎「あ、そうっすよね……はは……」 京太郎(こ、こいつうぜえ……) ――――――――――――――――――― 京太郎「うーん……」カチッ 池田「はぁ!?」 京太郎「っ!」ビクッ 京太郎「あ、あれ……違いました?」 池田「違うとか以前にありえないし! なんで8索の方を捨てないし!」 京太郎(い、いや……手牌ばらすなよ!) 京太郎「す、すんません……」 池田「もういいし! ちょっとそこ変われし!」 京太郎「え、ええっ!?」 京太郎(な、なんなんだよちくしょう……) 未春「ちょ、ちょっと華菜ちゃん。それはあまりにもひどいよ……」 京太郎(こ、この人は天使だ……!) 池田「ひどいのはこいつの打ち方だし! 華菜ちゃんが手本を見せてやるんだし! ありがたく思え!」 京太郎(そ、それに比べてこいつは……)ピキピキ ――――――――――――――――――― 純代「……」スッ 池田「それロンだし! タンヤオ平和一盃口ドラドラの満貫だし! 」 純代「はい」 未春「あーもう。華菜ちゃんは相変わらず強いなぁ」 華菜「へっへーん、どんなもんだし! 見たか、新入り! これが王者の打ち筋ってやつだし!」 京太郎「さ、さすがっすね……」 京太郎(く、悔しいけどすげえ……風越ナンバー2の名は伊達じゃないってことか) 華菜「この華菜様がお前のことをこれからみっちり特訓してやるし!」 京太郎「い、いやだから俺……」 美穂子「……お待たせ、須賀君。どう? 部の雰囲気には慣れたかしら?」 池田「キャプテン!」京太郎「福路さん!」 池田「むっ……お前、キャプテンのことを軽々しくさん付けで呼ぶなし!」 京太郎「あ、すんません」 美穂子「いいのよ。むしろ親しみが籠ってるようで嬉しいわ」ニコッ 京太郎「っ!」ドキッ 京太郎(この人はなんてお優しい方なんだろう……! 女神だ……女神がご光臨召されたぞ……!!) 池田「ダメだし! ちゃんとキャプテンって呼ぶし!」 京太郎(ぐ……うっせーなこいつは……) 美穂子「それじゃ、間をとって『福路先輩』でどうかしら?」 京太郎「あ、じゃあそう呼ばせてもらいます!」 池田「なっ、それ全然間とってないし!」 美穂子「いいじゃない。華菜もそう呼んでいいから……ね?」ナデナデ 池田「う……わ、わかったし」 京太郎(こいつ、福路先輩には頭が上がんないのか……ぷふっ) 美穂子「あら、麻雀打ってたのね? どうだった?」 京太郎「あ、いや……俺は途中までしか打ってないんですけど」 池田「後半は私が代わって手本を見せてやってたんです!」 美穂子「あら、そうなの。でも、みんな強かったでしょう?」 京太郎「はい! やっぱ風越ってすごいなって思いました!」 美穂子「ふふ」ニコッ 池田「だろ? もっと褒めろし!」 京太郎(く、くそ……こいつ調子づきやがって) 京太郎「……俺ももっと強くなりたいっす」 池田「まぁムリだな」 京太郎「な、なんだとぉ!?」 池田「おっ、やるかだし?」 美穂子「や、やめなさい二人とも!」 京太郎「す、すみません……」 京太郎(やべ……ついカッとなっちまった) 美穂子「ほら、華菜も」 池田「ふ、ふん……私は本当のことを言ったまでだし」 京太郎(こ、こいつ……!) 池田「―――けどまぁ……私が鍛えてやるから、そしたらほんの少しはマシになるかもしれないし」 京太郎「え……」 美穂子「あら、じゃあ須賀君も入部してくれるのね?」パァア 京太郎「あ、いや、その……」 美穂子「?」ニコニコ 京太郎「うっ……」 京太郎(このまぶしいほどの笑顔……断れねえ!) 京太郎「はい……ぜひ入部させてください!」 池田「よし、許可するし!」 京太郎「なんでお前がいうんだよ!」 ハハハッ 美穂子「じゃあ決まりね。須賀君、入部届取りに行きましょうか?」 京太郎「あ、はい!」 池田「須賀、キャプテンに失礼のないようにしろし!」 京太郎「しねえよ!」 バタン 京太郎「ふぅ……」 美穂子「ごめんなさいね。でも、華菜も悪い子じゃないのよ?」 京太郎「え、ああ……はい」 京太郎(悪い子じゃない、ねえ……どうなんだか) 美穂子「あと須賀君、例のことだけど……」 京太郎「あ、はい」 京太郎(そういやすっかり忘れてたな……) 美穂子「須賀君はもちろん、元いた世界……といっていいのかしら?――に戻りたいわよね?」 京太郎「え、ええまぁ……」 京太郎(正直、こっちも悪くないんじゃないかと思えてきたけど……あの猫女以外は) 美穂子「でも今は戻り方がわからない……」 京太郎「そうっすね……」 美穂子「……正直私にもどうしたらいいのかわからないわ」 美穂子「けど、きっと戻る方法は見つかると思うの! だからその……あまり気を落とさないで?」 京太郎「は、はぁ」 京太郎(ま、あんま気落としてないんだけどな) 美穂子「私もできる限りの手助けはするから……ね?」 京太郎「あ、ありがとうございます」 京太郎(この人はほんと……誰に対してもこんな優しいんだろうな) 美穂子「いいのよ、だって……」クルッ 美穂子「須賀君はもう、私の大事な後輩なんだから」ニコッ 京太郎「っ!」バッ 京太郎(やばい……やばいだろ今のは……っ!!) 京太郎(お、おおおお落ち着け俺……動揺するな……)ドキドキ 美穂子「す、須賀君……?」 京太郎「い、いやなんでもないっすよ!! あはは……」 美穂子「そう? それじゃ、行きましょうか?」ニコッ 京太郎「は、はい!」 ――――――――――――――――――― こうして、俺の風越麻雀部での高校生活がスタートした――― ダダダッ 京太郎「す、すんません! 遅れました!」 久保「須賀ァ!! てめえ、なにしてやがんだ!!」 久保「外回り10週走ってこいッ!!」 京太郎「ま、マジっすか……」 久保「あぁ? なんか文句あんのか?」 京太郎「あ、いえ……ないっす」 久保「んじゃとっとと行けッ!」ゲシッ 京太郎「は、はいぃ!」 ――――――――――――――――――― 京太郎「はっ、はっ……」 京太郎「くっそ……あの先公マジで女かよ……っ」 京太郎「つか、文化部なのに……外周って……っ」 ??「おっ……お前は須賀!」 京太郎「その声は……池田ァ!」 池田「いい加減さん付けしろし!」 京太郎「うっせーな……って、お前も外周かよ」 池田「うっさいし! ほんの2,3分遅刻しただけだし!」 京太郎「へ、ざまあねえな!」 池田「お前に言われたくないし!」ボカボカッ 京太郎「いてえよ!」 池田「それよりお前、もう見たのか?」 京太郎「なにをだよ」 池田「なにって部内ランキングだし!」 京太郎「部内ランキング……?」 池田「ここ一か月間の校内試合の結果を集計した、部内での実力順位だし!」 京太郎「いや見てないな……ってかそんなのあるのか」 池田「お前ほんとに麻雀部の一員かだし!」 京太郎「うっせ……でもそのランキングって何の意味があるんだ?」 池田「お前ほんとに無知無学だし……」 池田「いいかよく聞けし! そのランキングの上位5位までが今度のインハイ団体戦に出場できるんだし!」 京太郎「なっ……そういうことか!」 池田「私は絶対上位に入ってるから問題ないけど、お前はどうなんだし!」 京太郎「お、俺は……」 京太郎(風越麻雀部は女子の比率が圧倒的に多い……だが、少なからず男子部員もいる) 京太郎(全学年合わせて12人だったか……?) 京太郎(正直、俺はその中でも強い方とは言えない……同学年の奴にすら負け越す始末だ) 京太郎「俺は……きついかもしれない」 池田「なんだし、情けない奴だな! あれだけ私が鍛えてやったのに!」 京太郎「う、うっせえな! 俺だって努力はしてんだよ!」 池田「努力したなんて誰にでも言えることだし! 大事なのは結果だし!」 京太郎「池田のくせに偉そうなことを……!」 池田「お前、それ先輩に言う台詞かし!」 京太郎「うっせチビ!」 池田「なんだと、このでくの坊!」 京太郎「猫女!」 池田「金髪!」 京太郎「バカ!」 池田「無能!」 京太郎「……」ズーン 池田「そ、そんなに落ち込むなし……」 ――――――――――――――――――― 京太郎「ただ今戻りましたー」 池田「戻ったし」 美穂子「おかえりなさい二人とも、冷たい紅茶があるけど飲む?」 池田「わーい! ……って久保コーチは!?」キョロキョロ 美穂子「職員会議で今はいないから大丈夫よ」ニコッ 池田「よっし! それじゃいただきますし!」ゴキュゴキュ 池田「ぷはーっ! 生き返るし!」 美穂子「須賀君もどうぞ」コトッ 京太郎「あ、ありがとうございます!」 京太郎「……」ゴクゴク 京太郎「お、おいしい……!」 美穂子「そう、それはよかったわ」ニコッ 京太郎「っ!」ドキッ 京太郎(いつまでたってもこの人の笑顔には慣れないぜ……)ズズッ ワーワーガヤガヤ... 池田「あれは……男子の校内ランキングだし?」 美穂子「そうみたいね、須賀君はもう見た?」 京太郎「い、いいえ……まだです」 京太郎(……) 池田「見に行ってこないのか?」 京太郎「俺はいいよ……どうせランク外だ」 美穂子「……」 池田「お、お前なぁ……」 美穂子「須賀君」 京太郎「……? は、はい?」 美穂子「どうしてそんなことを言うの?」 京太郎「ふ、福路先輩……?」 美穂子「ランク外かどうかなんて見なければわからないでしょう? どうしてそれを確認もせずに諦めたりするの?」 京太郎「そ、それは……」 美穂子「……見てきましょう? 私も一緒に行ってあげるから」 京太郎「は、はい……」 池田「……」 スタスタ... 美穂子「須賀君、見える?」 京太郎「……んと……ぁ」 京太郎(なんだよ……やっぱランク外じゃん) 京太郎「……ランク外でした。やっぱり……」 美穂子「……そう」 京太郎「だから言ったじゃないですか。俺なんかどうせ……」 美穂子「須賀君!」 京太郎「っ!?」ビクッ 美穂子「結果はどうあれ、それを認めるのと認めないのとでは、とても大きな違いよ」 京太郎「福路……先輩……」 美穂子「結果を認めるということは、自分を見つめること。過ちを正すこと。次へ活かすことなのよ?」 美穂子「それをしないということは、自分自身から逃げているのと同じだと、私は思うわ」 美穂子「須賀君はそんな弱い人なんかじゃないでしょう?」 京太郎「……」 京太郎(そうだよ……なにやってんだ俺。福路先輩の言うとおり、俺はただ逃げてるだけじゃないか……!) 京太郎「先輩……すみませんでした、俺……」 美穂子「……」ニコッ 美穂子「須賀君、今の『ごめんなさい』は、あなたが、あなた自身の力で自分の間違いを認めたということ。それはとても素晴らしいことよ?」 京太郎「……はい」 美穂子「大丈夫、ちゃんと間違いを認めて謝ることのできるあなたなら、きっと頑張れるわ」ニコッ 京太郎「はい……福路先輩、俺がんばります!」 美穂子「ふふ」ニコッ 京太郎「……池田! 今から一局打とうぜ!」 池田「え……あ、ああ! 望むところだし!」 美穂子「……」ニコッ 京太郎「……」カチッ 未春「……これ、かな」カチッ 京太郎「吉留先輩、それロンっす!」バララッ 未春「あちゃー、そこで待ってたんだ」ガクッ 京太郎「へへ、すんません」 池田「……」 池田(……須賀の雰囲気がいつもと違うし。やっぱりキャプテンにお説教を受けたからかな……) 池田「……しかし、キャプテンがあんな風に怒るところは初めて見たし」 未春「え、キャプテンに怒られたの? 華菜ちゃん」 池田「私じゃないし! 須賀だし!」 未春「へえ……それは確かに意外だね」 純代「……ん」 京太郎「そうなんすか? たしかにイメージないっすけど」 未春「ほら、ここ風越麻雀部には久保コーチがいるでしょ?」 京太郎「はい……それがどうしたんすか?」 未春「久保コーチ……あまり大きい声では言えないけど、とても厳しいじゃない?」 池田「あ、みはるんそれコーチに言っちゃうし」 未春「ちょ、華菜ちゃん! やめてよ!」 池田「じ、冗談だし……そんなメガネ鈍く光らせて顔近づけないでほしいし」 未春「んもう!」 純代「……と、こんな具合に部員から恐れられている」 池田「ドムっちうまくまとめたし」 京太郎「まぁ、たしかに怖いっすもんね」 未春「うん……でもその代り、キャプテンは私たち部員にすごく優しく接してくれるでしょ?」 未春「コーチもたぶん私たちのためを思って叱ってくれる……でもそれだけじゃメゲちゃう子もいると思う」 未春「だからこそ、コーチがくれない『暖かさ』をキャプテンが与えてくれてるんだと思うの」 京太郎「なるほど……アメと鞭ってやつですか」 未春「なんかイヤな言い方だけど、つまりはそういうことだね」 池田「キャプテンはそういうこともちゃんと考えてるんだし」 京太郎「そっか……すごいんすね、福路先輩は」 池田「だろ?」 未春「華菜ちゃんが威張ることじゃないでしょ」 京太郎「でもそれじゃ、なんで俺を叱ってくれたんすかね?」 池田「悔しいけど……たぶん、それだけキャプテンが須賀のことを考えてくれてるってことなんだと思うし」 京太郎「俺のことを……?」 池田「勘違いするなし! あくまで『先輩として』だし!」 未春「キャプテンは優しいのは、ときに叱ることの大事さを知っているから」 未春「だからこそ、キャプテンは部員に優しくできるし、必要なときは叱ることもできる」 京太郎「その必要なときが、さっきだった……ってことっすね」 未春「うん」 京太郎「……そっか、俺もっと先輩に感謝しないといけないな」 池田「ああ、一日一回土下座してもいいくらいだし」 京太郎「マジでそうかもな……」 未春「大丈夫だよ。キャプテンだって須賀君が感謝してることくらいわかってるから」 京太郎「そ、そっすね」 純代「ん」 京太郎「しかし……」 未春「うん?」 京太郎「みんな、福路先輩のこと、本当に大好きなんすね」 未春「えっ///」 純代「……///」 池田「な、何を突然言い出すんだし!」 京太郎「いや、キャプテンもすごいけど、そのキャプテンを理解してる先輩らもすごいなぁって……」 京太郎「やっぱそれだけキャプテンのこと好きで、信頼してるってことじゃないっすか」 未春「……まぁそうなるかな」 池田「当たり前だし!」 純代「ん」 京太郎「俺も早く、それくらいキャプテンと信頼し合えるような仲になりたいっす」 池田「そうなるには、須賀はあとレベル50くらい上げないとだめだし!」 京太郎「わかんねえよ!」 ハハハッ ――――――――――――――――――― ガチャ 池田「あ、久保コーチが帰ってきたし!」 久保「ここに男子の部内ランキングを掲示してある! 全員確認したな?」 「「「「はい!!」」」」 久保「今日はもう解散とするが、代表に選ばれた者は、あとで話があるから残るように!」 「「「「はい!!」」」」 久保「それでは、今から女子のランキングを掲示する!」 ザワザワ... 未春「わ、私……大丈夫かなぁ」 池田「き、緊張なんてしてないし……!」 純代「……」ブルッ 京太郎「みなさん、自分を信じましょう!」 久保「女子の上位5名は私が直に読み上げる! 呼ばれたら返事をしろ!」 久保「まず1位……福路!」 美穂子「はい」 久保「2位……池田ァ!!」 池田「はいだし!」 久保「3位……吉留!」 未春「は、はいっ!」 久保「4位……深堀!」 純代「んっ!」 久保「そして5位……文堂!」 文堂「え……」 未春「あ、文堂さん……ランクインできたんだ!」 文堂「き、キャプテン……わ、私……!」ブルブル 美穂子「やったわね、文堂さん!」ダキッ 文堂「あ、ありがとうございます……! うぅ……っ」ボロボロ 池田「文堂がんばってたもんな……よかったし」 未春「そりゃもちろん、部員全員が一生懸命だったとは思うけど……」 純代「……文堂は常にひたむきで、真っ直ぐ前を向いていた」 京太郎「……」 京太郎(すげえな、文堂さん……俺と同じ1年なのに) 京太郎(俺も……負けてらんねえな)グッ 池田「須賀も文堂見習ってがんばれし」 京太郎「言われなくてもそうするよ!」 未春「その意気だよ、須賀君!」 純代「ん」 久保「以上の5名は先ほど言った通り、練習後も部室に残るように! それでは、解散!」 ガヤガヤ... 京太郎「じゃ、俺先に帰ってますんで。がんばってください!」 池田「おう」 未春「また明日ね、須賀君」 純代「ん」 ガヤガヤ... 京太郎「……うっし、帰るか」スタスタ 久保「おい、須賀ァ!!」 京太郎「っ!」ビクッ 京太郎「な、なんすか……?」 久保「お前ちょっとこっちこい!」 京太郎「え、ええー……」 京太郎(俺……なんかしたかな……) 京太郎「……な、なんでしょうか?」ビクビク 久保「あぁ、そこ座れ」 京太郎「は、はい……」 久保「……今度、部で合宿を行うことは知ってるな?」 京太郎「え、ええ」 久保「実は、代表選手は、その後も合宿地に残って追加の強化合宿を行う」 京太郎「そ、それが……?」 久保「……お前も出ろ」 京太郎「は、はぁ……って、ええええっ!!?」 京太郎「な、なんでっすか!? 俺、代表じゃないのに!」 久保「うぬぼれんな……別に私にはお前を鍛えようとか、ましてや代表入りさせようなんて気はない」 京太郎「はぁ……」 久保「お前には、マネージャーとして合宿で働いてもらう」 京太郎「ま、マネっすか……?」 京太郎(前の俺と同じじゃねえか……) 久保「あぁ……買い出し・掃除・洗濯・料理……」 久保「選手たちのために、合宿中、必要となるであろう些事を休む暇もなくやってもらう」 京太郎「うっ……」 久保「なんだ、不服か?」 京太郎「……」 京太郎(以前の俺なら、ここで首を横に振るんだろうな……) 京太郎(そんでいいようにこき使われて、んで終わるんだ……) 京太郎(そりゃ、マネージャーってのが大事な仕事なのはわかるし、それが選手たちを支える重要な役回りだってことも理解してる) 京太郎「……っ」 京太郎(でも……今の俺は……) 京太郎(もっと強くなりたい……!! そう思ってる……!!) 京太郎(もっと麻雀打って、いろんな人の打ち筋見て勉強して、んで……!!) 京太郎(来年こそはここ・風越の代表選手になってやりてえ……!) 京太郎「……久保コーチ……俺」 久保「ん? なんだ、辞退するか?」 久保「それならそれで一向にかまわない。お前の他にも頼める奴はいくらでもいるからな」 京太郎「いや……俺、引き受けます!!」 久保「……ほう、そうか。わかった」 京太郎「ただ、その代りに条件があります……!」 久保「あ……? 条件?」 京太郎「俺にも練習、参加させてください……!!」 久保「……」 京太郎「俺、ランキングでは下から2番目でした。だからもちろん代表にはなれない……わかってます」 京太郎「……けど! 俺、悔しいんす! もっと強くなりたいんす!」 京太郎「ワガママだってのはわかってます! 代表の選手たちに迷惑をかけるってことも!」 京太郎「でも、せっかく同じ合宿地に行くなら俺……強い人たちととことん打ち合いたい!!」 京太郎「だ、ダメ……ですか……?」 久保「……」 美穂子「久保コーチ……私からもお願いします」 京太郎「ふ、福路先輩……!?」 久保「……」 美穂子「須賀君の意志は確かなものだと思います……私は彼の気持ちを尊重してあげたいです」 池田「私も協力するし!」 未春「私も!」 文堂「わ、私も……!」 純代「……ん」 京太郎「み、みんな……」 美穂子「先ほど男子の代表選手の方たちからも聞いてきましたが、みなさん歓迎するそうです」 京太郎「せ、先輩たちが……?」 美穂子「ええ」ニコッ 京太郎(みんな……俺なんかのために……)グッ 久保「……お前ら、大事な大事な地区予選前、最後の合宿だぞ?」 久保「こいつの相手をしてる時間……もっと他の有意義なことに使うべきじゃねえのか?」 美穂子「……」 久保「……須賀、お前だってそうだ。さっき言ったマネの仕事と練習……本当に両立できんのか?」 京太郎「……」 久保「どっちかがおろそかになっただけで、選手全員に迷惑が掛かんだ……それわかってんのか!?」 京太郎「わかってます! 絶対に逃げ出したり、弱音はいたりしません!」 京太郎「だからお願いします!!」 久保「……」 美穂子「コーチ……須賀君の腕はまだまだ未熟ですが、彼との対局を有意義な時間にするかしないか…… それは私たち選手しだいだと思います」 美穂子「どんな対局にも意味はあります。学ぶ姿勢さえ怠らなければ、必ずそれは新しい発見につながると思うんです」 久保「……」 京太郎「……」 美穂子「……」 久保「……わぁったよ。許可する」 美穂子「……ありがとうございます」ニコッ 池田「よかったし、須賀!」バシッ 京太郎「え、ぁ……あ……」 京太郎「ありがとうございますっ、久保コーチ!!」ペコリ 久保「……ん。まぁ、がんばれよ」 未春「ふふ……」ニコニコ 文堂「やったね、須賀君!」 京太郎「ありがとう! 先輩たちも、ありがとうございます!」 純代「……礼などいらない。ともに高め合うのみ」 京太郎「はい……!!」 池田「そうと決まったら、さっそく強化合宿のスケジュールを組むし!!」 「「「「「おうー!!」」」」」 ――――――――――――――――――― そして強化合宿―――俺、いや俺たちは朝から晩までひたすら打ち込み、ときには温泉で一時の安らぎを得たりした 俺はやはり代表の選手たちにはそうそう適わず、見事なまでにフルボッコにされたが それでも、その中で得たものは大きかったし、最終日の対局では後半、文堂さんと激しく打ち合うなどの飛躍ぶりも見せた そして、ついに地区予選――― ――――――――――――――――――― 『―――圧勝ッ!! 風越高校――――ッ!!』 ガチャ 池田「楽勝!」 「おつかれっす!」「お疲れ様です!」 美穂子「お疲れ様、華菜」スッ 池田「ありがとうございます」 京太郎「よくやったな、池田!」 池田「もっと言えもっと!」 京太郎「よくやったなよくやったなよくやったな池田ァ!!」 池田「うるさいし! 黙れし!」ボカッ 京太郎「いてっ!」 久保「……福路」 美穂子「は、はい?」 久保「……」 美穂子「……久保コーチ?」 久保「……明日もこの調子でみんなを率いてやれ」 美穂子「……! はい!」 久保「……それと―――池田ァ!!」 池田「にゃあっ!?」 久保「なにがにゃぁだこの……」グリグリ 池田「にゃぁああああ……!!」 久保「へっ……よくやったな、次もこの調子で行けよ」 池田「へ……?」 久保「お前ら先戻ってろ」スタスタ バタン 京太郎「あの久保コーチが……」 池田「ほ、褒めた……?」 未春「やったね、華菜ちゃん!」 文堂「久保コーチ、すごくうれしそうでしたね」 美穂子「華菜の頑張りが認められたってことよ、よかったわね」ニコッ 池田「な、なんか逆に気持ち悪いし……」 京太郎「お前聞かれたら殺されっぞ」 ――――――――――――――――――― 京太郎「んじゃ、そろそろホテル戻りますか」 池田「今日は疲れたし! 早くお風呂浸かりたいし!」 文堂「このホテル、シャワーのみってなってますけど」 池田「え、なにそれ!? ふざけんなし!」 美穂子「まぁ明日一日くらい我慢しましょう……ね?」 池田「うぅ……ホテルマンに苦情申し立ててやるし……」 京太郎(ったく……男子の俺がいる前で風呂の話とかよく平気で……) ガヤガヤ... ??「……」スタスタ 京太郎「え……」 京太郎「っ!!」クルッ 京太郎「……ま、まさか……」 京太郎(そうだ……なんで今の今まで忘れてたんだ、俺……) 京太郎「さ、き……」 咲「……えっ?」クルッ 咲「今、私の名前……」 京太郎「……」 京太郎(なんでだ……言葉が出てこねえ……) 和「どうしました? 咲さん」 優希「ん、どうしたんだじぇ?」 京太郎「み、みんな……」 咲「あ、あの……私の名前、呼びましたか?」 京太郎「っ!!」 京太郎(そっか……そうだよな……) 京太郎(薄々は気づいてたさ……俺だって) 咲「……?」 京太郎(心のどこかで恐れてた……だから思い出さないようにしてたんだ……) 京太郎(今まで通りに事が進んでいくなら、いつかは知らなきゃいけないことだったはずなのに……) 和「咲さん……誰ですか? この人」ジロッ 咲「知らないけど……私の名前呼んできて……」 優希「こっちじっと見て、気持ちわるいじぇ……」 久「どうしたのー? 行くわよー?」 咲「あ、はーい!」 京太郎(……みんな……完全に俺のこと忘れちまってるんだな……) 京太郎(いや、忘れたんじゃない……俺なんて“いなかった”んだ……) 京太郎(だって、俺は……) 池田「どうかしたか、須賀?」 60 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/10 02 44 17 ID WSJ5mdE10 京太郎「あっ、いや……なんでもない」 京太郎(そう……だって今の俺は……) 京太郎(……風越の一員だ……!!) 美穂子「そう、ならよかったわ」ニコッ 池田「早く行くし!」 京太郎「お、おう!」 京太郎(でも……これだけ、これだけは言わせてくれ……) 京太郎「咲……!!」 咲「え……な、なに?」 京太郎「……」 京太郎「がんばれよ、決勝!!」グッ 咲「……」ポカーン 京太郎「よし、行こうぜ」スタスタ 池田「ん? あぁ……」 京太郎(これでいい……これで……) ――――――――――――――――――― その夜・ホテル 京太郎「明日はついに決勝か……」 京太郎(……戦うのは俺じゃねえけど) 京太郎「……」 京太郎「俺が風越にきてから、もう2か月か……随分いろいろとあったな」 京太郎「……」 京太郎(俺は……このままでいいのか……?) コンコン 京太郎「はーい、開いてます」 「須賀君、入るわね?」 京太郎「え……」 ガチャ 美穂子「ごめんなさい、突然お邪魔して」 京太郎「ふ、ふふ福路先輩!? な、なんでここに!?」 美穂子「あ、もしかして本当にお邪魔だったかしら……?」アセアセ 京太郎「め、滅相もございません! ど、どうぞどうぞ!」 美穂子「あ、ありがとう」 京太郎「そ、それで……どうしたんすか?」 美穂子「ええ……ちょっとお話があってきたの」 京太郎「お、お話……?」 京太郎(お、お話ってまさか……)ドキドキ 美穂子「須賀君……さっき会場から出る途中で、ちょっと様子がおかしかったでしょう?」 京太郎「えっ……あ、あぁ……あれっすか」 京太郎(……んなわけねえよな……ええ、わかってましたとも) 美穂子「もしかして……あれが、須賀君の元いた学校のお友達……?」 京太郎「……ええ、そうです。さすが、察しがいいですね先輩は」 美穂子「……」 京太郎「あいつら、みーんなそろって俺のこと忘れちまってて……全く薄情な連中っすよ」 美穂子「……須賀君、やっぱり……」 京太郎「……」 美穂子「ううん……こんなこと聞くのは無粋よね」 京太郎「……」 美穂子「……須賀君」 京太郎「……なんすか、先輩」 美穂子「私ね……明日の決勝が終わったら、その……」 京太郎「……?」 美穂子「す、須賀君がいなくなっちゃうんじゃないかって……そんな気がして……」 京太郎「……俺が前の世界で記憶を失ったのが、その時点だからですか?」 美穂子「……」 京太郎「……ははっ、考えすぎですよ! 先輩は」 京太郎「俺はいなくなったりしません、だって俺は……」 美穂子「うん、わかってるわ……だけど……」 京太郎「……先輩、俺のことそんなに気にしてくれるんすね」 美穂子「だって……だって……」 美穂子「須賀君は……私の大切な後輩ですもの」 京太郎(大切な後輩……か) 京太郎「……先輩は、ほんとお人よしっすね」 美穂子「そんなことないわ……私は須賀君を失いたくないと思ってるもの。自分勝手でしょう?」 京太郎「……」 美穂子「須賀君は、本当は元の世界へ戻りたいと思ってるに決まってるのに……」 京太郎「……」 美穂子「……」 京太郎「……俺、先輩のこと好きっすよ」 美穂子「……えっ?」 京太郎「それに、池田や、吉留先輩や、ドムさん、文堂さん、久保コーチ……」 京太郎「他の部員の仲間も、みんな大好きです……風越さいこー!って感じです」 京太郎「こんなにもいい人たちに恵まれて……俺は幸せ者だと、心からそう思います」 美穂子「す、須賀君……っ」ポロッ 京太郎「……俺、ご覧のとおり麻雀の腕はまだまだ初心者の域を出ない様なレベルです」 京太郎「けど……先輩たちの指導のおかげで、以前に比べたら格段に成長できたなって……今なら自信を持って言えます」 美穂子「……っ……うぅ……」ポロポロ 京太郎「前いたとこではただのマネージャーでしかなかった俺が……今は少しでも頑張ろうって思えてる」 京太郎「これって我ながらすごいことなんじゃないかと思ってます……はは、自画自賛ですかね?」 美穂子「ひっく……そんなことない……そんなことないわ……っ!」ポロポロ 京太郎「そういってもらえると、すげえ嬉しいです」ニコッ 京太郎「俺……なんで自分がこんなことになったんだろうって、ふと考えたんです」 京太郎「たぶん……ただの出来事に意味なんてないんです」 京太郎「けど、先輩が教えてくれました……」 美穂子「……っ……?」 京太郎「意味なんていくらでも見つけ出せる……その人しだいだって」 美穂子「す、須賀君……っ」 京太郎「俺、ちゃんと自分だけの意味……見つけられたような気がします」 美穂子「……っ……うん……」 京太郎「俺……もし帰るか帰らないか選べるとしたら、たぶん帰ると思います……いや、帰らなくちゃいけない……そんな気がします」 京太郎「でも俺……その時が来るまでは、精いっぱい風越の一員をやり通します……!!」 京太郎「だから、どうか心配しないでください……キャプテン」 美穂子「……っ」ゴシゴシ 美穂子「……え、ええ! わかったわ……最後までよろしくね、須賀君」ニコッ ――――――――――――――――――― そして、決勝――― 『ついに始まりました、県予選決勝戦―――ッ!』 『泣いても笑っても全国に行けるのはこの中の1校のみ―――ッ!』 『今年はどんな戦いを見せてくれるのか―――ッ!』 美穂子「……コーチ、行ってきます」 久保「……あぁ、思う存分やってこい」 美穂子「……はい」 池田「キャプテン、ファイト!!」 未春「キャプテンならいけます!」 文堂「頑張ってください!」 純代「んぁッ!」 京太郎「先輩……」 美穂子「……須賀君、さよならはみんなで優勝した後でよ?」コソッ 京太郎「……! はい、がんばってください……!」 美穂子「……ありがとう。みんなも」ニコッ 美穂子「それじゃ、行ってきます―――ッ!!」ゴッ 『―――先鋒戦、開始!!』 ――――――――――――――――――― 美穂子(最後の戦い……いえ、ここからまた一歩踏み出すための戦い……!!) 美穂子(負けるわけには、いかないわね……)ニコッ ――――――――――――――――――― 美穂子『ロン、8600』 京太郎「すげえ、先輩!」 池田「当たり前だし!! だってあのキャプテンなんだし!!」 ――――――――――――――――――― 終局――― 美穂子「お疲れ様でした」ペコッ 純「くそったれ……」 睦月「うむ……」 優希「じょ……」 ――――――――――――――――――― 池田「お疲れ様です、キャプテン!」 文堂「やりましたね!」 美穂子「ありがとう、みんなのおかげよ」ニコッ 未春「ひっひっふー……よし」パンッ 京太郎「吉留先輩、ファイトです!」 美穂子「吉留さん、大丈夫よ。いつも通り、楽しく行きましょう」 未春「はい……!」 ――――――――――――――――――― 未春(と、息巻いたはいいけど……) 佳織「はぅ……みっつずつ、みっつずつ……」 未春(この人……予想以上に手ごわい……!!) 未春(……でも) ――――――――――――――――――― 久「インパチ……!!」 文堂「くっ……」 文堂(またですか……!!?) 久「ふふ……」ニヤッ 文堂「……」 文堂(だけど……!!) ――――――――――――――――――― 純代「ンァァアアアアアッ!!」 和「っ!!」 「……っ!」ビクッ 透華「な、なんなんですの……!?」 純代(ここで、負けるわけにはいかない……!) ――――――――――――――――――― 風越―――暫定2位! 久保「……ここまでいい調子で来てる」 池田「……」 久保「池田……おめえにできる精いっぱいをやってこい!」 池田「はいだし!!」 バタン 美穂子(……華菜) 京太郎(池田……頼んだぞ……!!) ――――――――――――――――――― 池田「――――ッ!!」 池田(ダメだ……全然歯が立たない……!!) 衣「ククク……」 池田(こいつ……私たちの全国への夢を……) 池田(邪魔すんなよ……っ!)ポロッ ――――――――――――――――――― 『大将戦、前半終了―――ッ!』 美穂子「……華菜っ!」ダダッ 京太郎「俺も行きます……!!」 ――――――――――――――――――― 池田「……」 スタスタ... 美穂子「華菜……」 池田「キャプ……それに須賀……」 京太郎「池田ァ……」 池田「すまんだし……私、勝てそうにない……」 池田「……この大会……この試合が、須賀との最後の思い出になるかもしれないのに……」 京太郎「なっ……!」 美穂子「華菜……あなた……」 池田「ごめんだし……昨日、須賀の部屋で二人が話してるのを聞いたんだし」 池田「信じられない話だったけど、事実なんだろ……?」 京太郎「……あぁ」 池田「くっ……!」 池田「なのに……私は……!」 京太郎「……! 池田ァ!!」 池田「……っ!?」ビクッ 京太郎「俺のことなんざ気にすんな! 変に気負って調子狂うのがお前の悪いところだぜ!」 京太郎「それに思い出に残そうとか、そんなくせえセリフいらねえっての……!」 京太郎「今日この日、みんなでこの舞台に来れたことこそが、すでに俺にとっちゃかけがえのない思い出だ……!」 京太郎「それに、お前や福路先輩たちとの思い出なんて……もう抱えきれないくらいたくさんあるんだからよ……!」 池田「須賀ァ……うっ……」ポロッ 「華菜ちゃん!」 池田「……み、みはるん……みんな……」 文堂「池田先輩、いつもの元気はどうしたんですか!!」 未春「華菜ちゃんは華菜ちゃんの信じるとおりにやって!!」 純代「ンンンンンンンンンッ!!!」ズドドドッドッ 美穂子「華菜……楽しみましょう、この盛大なお祭りを、みんなで」ニコッ 池田「……っ!」ゴシゴシ 池田「……はい!!」 ――――――――――――――――――― 池田「……」チラッ 衣「……ん?」 池田「……」ニヤッ 衣「……???」 池田(……楽しむんだ、麻雀を……!) シュッ...カッ! 池田「ツモ! 4000オールだし!!」 オオオオオオオオオオオ...!! ――――――――――――――――――― 美穂子「華菜……!!」 京太郎「へ、楽しそうな面しやがって……!!」 ――――――――――――――――――― 池田「ん……?」 池田(なんだ……さっきまで調子よかったのに……) 池田「……」チラッ 咲「……」 池田(……清澄?) シュゥッ...スッ! 池田「はっ……!」 バララッ 咲「ツモ……数え役満です」 池田「……ぁ」 『長野県大会決勝・終了――――――ッ!!』 ――――――――――――――――――― 池田「……」トコトコ 美穂子「か、華菜……!?」 京太郎「お前、何してんだ……?」 池田「……うぅ」 久保「てめえ……!」バッ 美穂子「コーチ……!!」 池田「うぅううう……」ボロボロ 久保「……チッ……みっともねえ! 堂々としてろ!」 久保「もしかしてお前は、私との約束……破ったっていうのかよ?」 池田「約束……」 久保『―――池田……おめえにできる精いっぱいをやってこい!』 京太郎「コーチ……」 美穂子「……」 池田「……ないし」 久保「……あぁ?」 池田「悔いはないし!! 楽しかったし!!」ニコッ 久保「へっ……泣きながら笑いやがって、きもちわりぃ!」 久保「ホテルの予約はとっておいた……お前ら行ってとっとと休んでこい!」 美穂子「あ、ありがとうございます……コーチ」 久保「それと、須賀ァ!!」 京太郎「は、はいっ!」 久保「……」 久保「―――お勤め、ご苦労さん」 京太郎「……」 京太郎「あ、ありがとうございました!!」 久保「……ん」ビシッ 京太郎「……ぁ、れ」フラッ 美穂子「す、須賀君……!?」 池田「須賀、どうしたし……! ま、まさか!」 京太郎「ん……あぁ……なんか、もう行かなきゃならねえ見てえだ……」 京太郎「瞼が……どんどん重くなってきやがる……」 未春「須賀君!」 純代「ンアッ!! ンアァッ!!」ユサユサッ 京太郎「ドムさん……痛いっす」 純代「……ごめん」 文堂「す、須賀君……」ポロッ 京太郎「文堂さん……俺、もう一局くらい一緒に打ちたかったっす」 京太郎「これからも、頑張ってくださいね」 文堂「うん……うんっ……!」 池田「ぅううあぁ……須賀ァ……」ボロボロ 京太郎「吉留先輩……このバカのこと、よろしくお願いします」 未春「うん、大丈夫だから……っ……華菜ちゃんのことは任せて!」 京太郎「い、けだァ……もう泣くんじゃねえぞ……」 池田「な、泣いてないし! お前嘘つくなし!」ボロボロ 京太郎「へへ……」 美穂子「……っ……須賀……くん……」ポロポロ 京太郎「先輩……ありがとうございました……」 美穂子「す、須賀君……――――ッ!!!」 プツンッ ん……あれ…… もう終わりか……あっけなかったな…… ちゃんとお別れ……できなかった…… もっと言いたいことたくさん……あったのに…… みんな……ありがとう…… 京太郎「……ん……」 京太郎(……あれ……ゆ、夢……?) 京太郎「ふぁああ……」 京太郎(たしか……俺は……) 京太郎(……っ!!)キョロキョロ 京太郎「も、戻ってきたのか……? い、いや待て……」 「ワハハー、部室行くぞかおりんー」「智美ちゃん待ってー!」 京太郎「……ここ、どこだ?」 カン
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11 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/05(土) 15 33 09.64 ID 7NKXhv7/O [8/14] 8 イッチだってそんなん考慮しちょらんもん…… 連続ゾロ目ボーナス! 洋榎104 洋榎「あっ……」ビクッ 京太郎「ん?」 この人から身構えるなんて…… どうしたんだ。 洋榎「ひ、久しぶりやな京太郎」アハハ 京太郎「は、はぁ……」 洋榎「すいませんでしたぁ!!」 土下座。 俺、この人に何かされたっけ?それとも俺の事をからかっているだけなのか? 京太郎「ちょ……!人が見てますから!やめてください!」 洋榎「どうか最低なうちの事を許してください!!!!」 13 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[saga] 投稿日:2014/07/05(土) 15 42 36.92 ID 7NKXhv7/O [10/14] 訂正 洋榎の部屋。 京太郎「どうして俺はここに……」 洋榎「ひっく……うっ……」ポロポロ 京太郎「ちょっと!どうして泣いてるんですか!!」 洋榎「そや、死ねばいいんや!京太郎!殺してくれ!」ポロポロ 京太郎「やめてください!何があったんですか!?」 洋榎「……」 洋榎「それはーー」 京太郎「……」 それから聞いたのは予想以上の話だった。 洋榎さんが俺を気絶させて犯した事、追い詰めて自分の者にした事。 日々の痴態を動画に収めて依存させた事。 俺の周りとの関係を全て断ち切らせた事。 最終的に俺は自殺をした事。 15 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/05(土) 15 54 17.79 ID 7NKXhv7/O [11/14] 洋榎「ど、どうしても京太郎を自分の物にしたかったんやな……」 京太郎「洋榎さん……」 思い出してしまった……俺の中でフツフツと込み上げる怒り。 洋榎「今回だって自分の物にしようとした……」 京太郎「……」 でも……俺は紛いなりにも途中からはこの人が好きだったんだ…… ただ……あんな望んでもいない事をされたから自殺しただけで…… 洋榎「もう……うちと関わらないでいいで」ニコッ 洋榎「なんなら同じ事をしてもええよ」ニコッ 安価下8 1. 俺は洋榎さんが好きです 2.帰る 28 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/05(土) 16 34 58.64 ID 7NKXhv7/O [13/14] ゾロ目ボーナス!! 三連続!!! 京太郎「俺は洋榎さんが好きです」 洋榎「え……?」 京太郎「だから過去の事なんか関係無いですよ」ニコッ 洋榎「きょ、京太郎……///」 京太郎「洋榎さん……」 洋榎「呼び捨てでええよ……///」モジモジ _ --―――-ミ _,,.. \ ヽ \ _彡 ´ ; =-―‐-ミ ) / ノ // / \_ / / / 厶=--―…/ `く | / / / / ヽ | ! /イ / // // |  ̄',. 八| l/l / ̄ ̄ /イ /. /| ′ /二二ィレ| .|芹弌く | ィ/Χ| | | ', | / /人_\|辷ン |ノ芹ミ У / |, ′ |' / /¨入 '''' 廴ソ / /. 八 i. / |/ /`、 ’ ''' /彡/ ィ∨ノ ′ / |\__゚_,,... イ ィ、 || | | | ヽ | | / /ノィ / ノ / ノ // ∨l |/丁へ. / // ⌒' { / `| /|\ \/ | , | レ∧ 〉 // |__ } | / | V {/ /⌒ヽニ、-、 \_ 八 ( | l / /ハ \\. Т¨ \ 八 ′ / \ \ヽ. ! {\ ̄ヽ | / } ′ |  ̄「_゙ト、 / / | } | | ` ¨卞¨ _彡 / ′ _ .′ヽ ゙, ′ i  ̄「\_ノ___/ / , ‐-<⌒ ' | i ,′ Ⅴ .′ { / | | ,′ } | ' / / ! ! ′ | ,/ / ′ { ' / | .′ / ′ ∧ | / ' i ' i / ′ | / / | | | ,′ ′ ! / , ′ | | | ヽ ! 〃 ' ノ ! | ≧=ヘ / / | | ≧‐=彡 ///⌒ヽ_{ / !  ̄ / '、 ∠ ヘ 、\ 、 \i\「 京太郎「洋榎……」 洋榎「な、なぁ……」ギュッ 洋榎「抱いて……///」 京太郎「洋榎……!」 29 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/05(土) 16 39 03.80 ID 7NKXhv7/O [14/14] GRANDENDING 30 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/05(土) 16 42 50.77 ID VVa3sn7fO 全国大会決勝 洋榎「ふふふっ……ここまで来たでー」ニヨニヨ 京太郎「洋榎……」グッ 洋榎「行くで!」ゴッ 憧「……!」 久「!!!」 堯深「っっ……!」 安価下6多数決 0~95 姫松Vやねん! 96 清澄優勝 97 阿知賀優勝 98 白糸台優勝 38 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/05(土) 16 56 39.04 ID HD80wm1dO [1/6] ,/ \ __ / ヽ、 , . '  ̄  ̄ ` 丶、 | i / `ヽ、 \ 〉 | / ' `ヽ \-._\| // lヽ、 ヽ、 、 ',ヽ 丶_ ゙>.、 /,'/ / ! .l .X∧ヽ i ハi ゙', l ;`iヽ、丶 / / / | i !| ', レ' ヽリ ∨! 〉 .}`〉!丿 | ヽ. ゙、 i / / ! l .l iハ '\ xヤ叭カ 〉 k┤ ´ ヽ /!. 〉. 〉 / { /l i .-什ー \ .〉 弋 _ソ /イ Y´丶 ! / / / / /.! i ! i i xヤ叭 `゙ ´ l i. ,!リ./ ./ _ / / ヽ !ヽ i', ` 弋ソ l レ,'.;/ ´ /´冫\/ /. \'マヘヽ. ` - | ト'. 〈 _ ヘ、\゙/ / ( { ! 〉. く l /|!{iヽ!. /´ 〉 .! / /.i ! _./ヽ 、l ! ヽ、 ` - ′ / }!ヽ , -─ ‐ 、 〈 ,弋!丶.v` / .! _ -彡 ` ゙ -! _ ≧‐ _ .イ /|! /./ \ i. ヽ 〉 ≦彡 ´ , -! { / }- ´ .' / ′ \ ヽ )イ/ / l .! .//.マヽ / .l ! l \ ヽ ′く / / i ! _ -/イ / 冫__./ .l i .! ! \ ', ヽ /; / , -ヽ ´ ' _.十_' ´ i l!/ ! ∧ V .;' / / , '` /´.入. \ |、´. |. / 冫 ∨i i / / / ./ l.∧ ! ヽ、 _. -. { / i 弋 { / ./ ヽ_イ /.|! ヽ _./ × γ. l { ヤ 丶 匕 、 / |i. / li l 丶 ./ l ! l. ゙.冫` 〉 .i |! / .|i / ! /\ ヘ ヽ ヽ ゙丶_i ゙ | 丶 / .∨_ _冫、 ヽ 入二| ! ゙ / \ 洋榎「うちにかかれば余裕やったな」 恒子「優勝は姫松高校ー!!!」 京太郎「うおおおおおおおお!!!!」 健夜「姫松の中堅……技術と読みなら既にトッププロクラスだね」 恭子「逃げ切れた……」 穏乃「ちぇーっ」 咲「やられた……」 淡「駄目だった……」 39 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/05(土) 16 57 30.32 ID HD80wm1dO [2/6] ーーepilogue 初めて見た時から好きでした 41 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/05(土) 17 51 07.91 ID HD80wm1dO [4/6] 月日が経ち 京太郎「ん?」 子供「……」チョコン 京太郎「お前誰だ?」 子供「……」 京太郎「何も言わないか……そうか」 京太郎「いや、何でもないよ」 京太郎「……」 京太郎「いい天気だな」 子供「……」 憩「なんや、こんな所におったん?」 京太郎「憩……さん」 春「……」ポリポリ 京太郎「あ、春さん」 春「少しの間……お邪魔します」 京太郎「大したおもてなしもできないですが……どうぞどうぞ」 42 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/05(土) 17 54 23.94 ID HD80wm1dO [5/6] 春「……」ポリポリ 京太郎「相変わらず食べますねぇ」 春「ん……」ポリポリ セーラ「おーっす」 京太郎「あ、久しぶりです」 セーラ「元気しとるかー!?」グリグリ 憩「こらっ」 セーラ「あ、すまんすまん」 洋榎「たくっ……うちの旦那に何しとんねんな」 セーラ「ははは、すまんすまん」 48 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/06(日) 00 29 17.74 ID hHJZ9nPrO 京太郎「……」 子供「……」 京太郎「お前は可愛い顔をしているな」 京太郎「本当……そっくりだ」 子供「……」 洋榎「当たり前やろ、アホか」 子供「アホ」 京太郎「なっ……!」 洋榎「なっ……!」 憩「はいはい、失礼」ズイッ 憩「みんな~お茶やで~」 恭子「ありがとうな~」 絹恵「ええな~お姉ちゃん」 洋榎「そやな~」 漫「仲ええな~」 由子「憧れちゃうのよ~」 49 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/06(日) 01 58 58.15 ID DglQ+DhAO [1/18] 洋榎「ーー!」 セーラ「ーー!」 ギャァギャア 憩「美味しい?」 京太郎「はい、美味しいです」ズズッ 子供「……」ズズッ 春「……」ズズッ 京太郎「ふぅ……」 京太郎「むにゃむにゃ……」 春「……」ズズッ 京太郎「皆若いなぁ」 憩「そうやな」 春「……」ズズッ 京太郎「憩さんも」 憩「……」 春「……」ポリポリ 京太郎「なぁ……春さん……どれくらい呼んでくれたんだ?」 春「7人……」ポリポリ 50 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/06(日) 02 20 33.64 ID DglQ+DhAO [2/18] 京太郎「えっと……お前はお母さんの所に戻りなさい」 子供「やだ……お母さん嫌い」 京太郎「こらっ……お母さんはお前の事を心配しているんだぞ?大事に思って叱ってくれるんだ」 子供「……うん」 京太郎「早く戻りなさい」 子供「分かった……またね」 タッタッタ 憩「あなたの娘さん拝見しましたよあなたにそっくりで洋榎ちゃんに立派な子供も産んで……幸せそうやね~」 京太郎「そうか……そうだったな」 京太郎「娘の名前……忘れてしまった」 京太郎「孫娘の名前も……」 春「教える……?」 京太郎「いや……大丈夫だ」 京太郎「どうせすぐに思い出す」 春「そう……だね」 憩「なぁ……どうして孫娘さんを遠ざけるん?」 京太郎「……」 春「洋榎にそっくりで怖いから……」ポリポリ 京太郎「うっ……」 憩「なんやそれ……」 京太郎「わかったよ……おーいおーい」 娘「なんやー?」ガラッ 娘「あ、春さんこんにちはー」 春「こんにちは」 京太郎「えっと……お前目赤いな」 娘「アホ……」グスッ 京太郎「孫呼んでくれ」 娘「はいはーい」ガラッ 52 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/06(日) 02 51 12.92 ID DglQ+DhAO [3/18] 子供「はーい」ガララッ 京太郎「えっと……だな」 京太郎「悪い事はするな」 子供「うん」 京太郎「好きな人には迷惑をかけるな」 子供「……うん?」 京太郎「お母さんとお父さんの言う事は聞いて」 子供「うん」 京太郎「大好きだよ」 子供「ありがとう」 京太郎「ん……もういいぞ」 子供「またね」ガララッ ピシャッ 京太郎「“またね”……か」 春「いい響き……」 京太郎「子供は純粋だ……」 春「……」 京太郎「皆は返したのか?」 春「……うん」 憩「うちだけやなー」イェイッ 京太郎「どうして憩さんとだけは話せるのかな……?」 春「看取る人としては最適……」ポリポリ 京太郎「そうか……」 憩「軽い意思疎通しか出来んけどなー」 京太郎「……」 互いに年老いた……残っているのは皺くちゃの京太郎と春。 先程までは互いの瞳に若かりし頃の姿が映っていた。 もう……京太郎の時間切れは迫っていた。 53 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/06(日) 03 08 46.80 ID DglQ+DhAO [4/18] 春「私は鹿児島に帰る……」 京太郎「そうか……」 春「新しい跡継ぎの整理をしないと」 京太郎「おう、またな」 京太郎「えっと……名前は……」 京太郎「いや……」 京太郎「いきなり来たと思ったら洋榎達を呼んでくれて……」 京太郎「ありがとう」 春「親友の頼みだから気にしないで」 春「……またね」ガララッ ピシャッ 京太郎「親友……?」 憩「さ、身体拭くよー」 京太郎「お、ありがとう」 54 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/06(日) 03 22 32.68 ID DglQ+DhAO [5/18] 憩「じゃ、またなー」 京太郎「あれ……?」 京太郎「えっと……憩さんが俺を看取るんじゃ……」 憩「んーん」 憩「一人おるんやで、うちより適した人」 憩「またなー」 ドロンッ 京太郎「え……」 京太郎「一人で……逝くのか?」 京太郎「はぁ……」 京太郎「まぁ悔いは無いからいいか」 「アホ」 京太郎「!」 55 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/06(日) 03 23 00.93 ID DglQ+DhAO [6/18] 洋榎「ーーうちがおるやろ?」 56 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/06(日) 03 25 58.13 ID DglQ+DhAO [7/18] 京太郎「……」 目を疑う。 あの時、先に逝った。 自分を置いて行った最愛の人。 洋榎が目の前に居るのだから。 京太郎「憩さんと話す事出来るんだから……そりゃあそうだよな」 京太郎「春さん……過剰演出だよ」 洋榎「最初からおったわ……ったく」 洋榎「でも、恩に着るで……親友」ニッ --- 春「……」 春「お安い御用……」ポリポリ 57 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/06(日) 03 32 31.27 ID DglQ+DhAO [8/18] 洋榎「先に逝ってしまって……すまんなぁ」 京太郎「まぁ……洋榎も歳だったからしょうがない」 洋榎「そうやな」 洋榎「最初はうちで」 洋榎「その次は京太郎」 京太郎「順当に来たな」 洋榎「ん」 京太郎「……」 洋榎「泣かないんか?」 京太郎「いや……泣くほど嬉しいけど涙も出ないんだ」 洋榎「お疲れさん……」 京太郎「これほど素晴らしい人生は無いよ……」 洋榎「そうやな」 京太郎「ーー」 / / ;ィ; ハ . / | i .\ ,' / ./// / i ./\ i .ハ .} \ { /{( { i i =ヤ斧示\! 厶斗イ ハ ____ i / / .八 ! 辷 り イ テ心i }i } / `丶 i /{ .Y⌒ \| { cり ノリ / さ さ お i | ( .\i (ソi | ` |< < ん ん .つ | . \ . \`,i ! r ´ i ト、 ヽ i. こ さ か ! ,' ,'ヘ\ .!. ー ′ 人 〉 } | ろ ん れ ! / / } | | ≧。 < i./ / .| り i / / ヽ| ! `≧‐''"´ | | / .| | ./ / / |/ `ヽ. |_ i | \ / , ' . / _ r''"´ \ ノハ | ! ` ー --- ‐. / >''"´ `ヽ ∧ハ \ i / / / \ /`Y YVi \ 京太郎「ありがとう……」 洋榎「おやすみ……京太郎」 京太郎「……」 58 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/06(日) 03 39 17.94 ID DglQ+DhAO [9/18] 京太郎「お……」 洋榎「お、来たな」 京太郎「ん」 京太郎「孫はうまくやれるかな?」 洋榎「うちの孫やで?」 手を取り合ってきた。 洋榎「当然やろ?」 京太郎「そうだな」 途中、手はほどかれたけど。 京太郎「大好きだよ……」 洋榎「うちもやけど……」 また手を取り合って。 洋榎「甘いなぁ」チッチッチ 洋榎「なんたってうちは」 あの時の気持ちをもう一度。 京太郎「?」 だって時間はいくらでもあるのだから。 洋榎「初めて見た時から好きでした」 . , ' \ \ //. / / .|, ヽ ヽ . //' / /| .| |‘,|`、 ',⊥_. /// . . /|_||l |_l_lノ|', . .|__ `丶、 (/| l {八「TT、 ! |/__|ハ | | ̄¨'' \ //| | l∧'笊丐 \ 、「苅「》 人′ ノ 〉 ( _.|八\ハ 乂 リ ー┘l イ 、 \ ___彡 ´  ̄ ̄/ /| |', ' | | 〉 / \、| 込、 ,、 . イ | | _/', | | ` .,_. イ|イハ| | ',. | |___/r} ノ V / ', ∧| / /ーn彡 /へ、 ', | | {_/\八 ノ >、 ', | | /⌒i|「\\/ / ヽ `、 , / / ((__ノ八、_)) / '¬ |. / , `7/ |「 ̄ l | ∨. ヽi / { l | l \ | l V 〉. 八 ∨`、 _,, ィ | 〉 `冖¨ | / `、 `、. | / 〉 〉. / { / /. / 人 / / \ `/ / これからもーー カンッ 109 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/06(日) 15 22 58.79 ID D5Nz3WExO [1/11] 純 20 智紀 85 一 93 透華 9 衣 68 睦月 25 佳織 91 智美 7 桃子 好感度MAX 依存度MAX ゆみ 85 今回は大会を終えた頃の休息期間を描いた鶴賀のお話です(三回目) 夏休みです。 通学路 京太郎「入学してから結構経ったなぁ」 京太郎「皆、本当凄かったなぁ」 まぁ、俺も負けないように頑張りますよっと。 京太郎「あ、あれは」 0~9 純 10~19 智紀 20~29 一 当たり 30~39 透華 40~49 衣 当たり 50~59睦月 60~69佳織 70~79智美 80~89 桃子 外れ 90~99 ゆみ 当たり 120 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/06(日) 15 54 32.93 ID D5Nz3WExO [3/11] 衣 118 衣「むっ」 京太郎「あっ……」 京太郎「?」 小さな可愛らしい子供だ。 京太郎「お嬢さん、迷子かな?」 |./_イ>――‐- 、 ,. - 」k∠_ `ヽ. イ-‐¬''''¬‐ =ト、 \ / ´ \ \ / l | | ト、 \ \ \ \ / | ! | ∥ ! >,-‐+‐い \ \. / / ,' ! | _」ェt |\代≧、 ト、 .!l .\ \ f ,イ | ∨ |イ ト、|\! ヾゝケ弍廴 !l | \ ヽ______ |/ | | . .Vト、!弍'气 \ `l さ, !l ! ` ――――――― |' |仆. い从《 { さ 弋辷シ !l ヽ 从 ヾ|入 ミ, 弋ソ "¨ !l \ 入 \! ,,,, ´ "" /!l \ / ` / ヽ = ,イ || ト、 . / ! f > 、 __.. '´ | || ヽ ! \ | .|、 .! \ _,,!_, -‐" ̄」| \ ! .\ ヽ . . 辷」\ `zM<_ ,ィニニ‐ヽ \\ `''ニ二三三三 `" ¬';;;;;;;;;;;;;Y´;;;;;;;;;;;;;l彳´ ヾト、 \\ !;;;;;;;;;;;r‐!;;;;;;;;;;;;;;;;レ´ \\ \`―――――‐. /;;;;;;;;;ヽレ';;;;;;;;;;;;;,イ }  ̄`"¬ニ二二辷―― f;;;;;;;;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;l ! ! `ミニニ |;;;;;;;;;;人;;;;;;;;;;;;;;;;! | ト、 \ 7¨¨´|;/`'―‐く / { \ 、 . /;;;;;;;;;;l.|;;;;;;;;;;;;;;;;〈 | \ \ 廴;;;;;;;;|.|;;;;;;;;;;;;;;;;; \ ノ \ \ 衣「今、お嬢さんと呼んだが?」 京太郎「? まぁそうだけど」 衣「称賛に値するぞ。因みに迷子ではない、馬鹿にするな軟派」 京太郎「あ、ごめん。名前は?」 衣「天江衣。龍門渕高校の二年生だ」 京太郎「……え?」 衣「そして……久方ぶりだ」 衣「悠久の時を経て、望みが叶うとは」 衣 好感度判定あんか 124 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/06(日) 15 59 29.35 ID D5Nz3WExO [5/11] 衣 128 衣「まだ……あの時を思い出せないか?」 京太郎「……?」 衣「さぁ何処に行く?」 京太郎「え?遊ぶの!?」 衣「無論!」 衣「さぁ!」ウキウキ 京太郎「……」 やけに楽しそうだな。 / / / / ヽ ヽ / / / / /,イ | ! l ヽ ! ./,イ / / // l | .ハ | | | /// i i / ,' | | |',| Ⅵ i!| | | .〃 i i! ||― A.」 | | | i! ,斗―- ,リ| | | || | | !| ||! | | |\ハ | レく | / /! / i! |! W.!l !|ヘ l N {!ヘ N | /ル' リ .,イ! i! | ヘ从 i!i! ヘ! \ ! !/' / //'! i! ∧ 从z≠气x `\,z≠ミx 厶イ | | / ヾ=トゝ `/ | | / { ' / ! ! / 人 ヽ ノ ,/ | | / / > . . イ/,/ | | / / ̄ ̄\/ |\> --‐<彡 {」 || ! .八/ / Y´ ̄} >v<´ | || 「 ̄\\ 京太郎「んーそうだな」 京太郎「ーー」 1.レストラン 2.定食屋 3.自然が豊かな所( 1は全く長野分からないので分かる人が居たら教えてね☆) 安価下4 137 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/06(日) 17 45 16.17 ID D5Nz3WExO [10/11] 133 135 ありがとうございます . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .(⌒ (⌒ヽ . . . , ' ⌒) . . . . . . . . . . . . (⌒ヽ ⌒ヽ. . . . . . . . . . . .. .. . . . . . . . . . . . . . . . . ( . . .)ヽ . . . . . . . . . . .( ( . .⌒⌒ ⌒ ⌒) . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ( ⌒). . . . ); . . .⌒ . . ) . . . . . . . . . . ( (⌒ . . (⌒ ) . ⌒) . . . . . . . . . .. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .`ー' ー'⌒`ー' ヽ_ ノ. . . . . . . . . . . . . .`ー' `ー' . .`ー '. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ;;;;;ヾ);;;) ;;;;;ヾ);;;);;;;) ;(; 〃;;;|!;;;);;;;;;) _,,.-‐''" "'- 、 , -'"`'ー-、_ ;;;;;ヾ);;;)ヾ);;;;;) _,,.-‐''" ; ; ; ; "'- 、_,..-'''" ; ; ; ゙''ー-、,_ ;(; 〃;ヾ);;;) ;(; 〃;ヾ);;;)/;;;;;;;); (; ;;;;;;;);ヾ);;;) ;;;;;ヾ);|!;;) ;;;;;ヾ);;;);:、; ;" ;";`; ;" :、; ;" ;";`; ;" :、; ;" ;";`; ;" :、; ;" ;";`; ;" (;;;;;ヾ);;;));;;) ;(; 〃;ヾ;);;/;;;ヾ);;;);:、; ii" ;";ii`; ;":、; ;"ii ;";`; ;":、; ;" ;";`; ;"ii ;" ;";`; ;":、; ;" ;";`; ;":i、; i;"";`; ;" (; 〃;);;|!;;;ヾ);;;) ;;;;;;;;;;;;)|! ;;;;;ヾ);;;);,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;;;ヾ);;;);;;ヾ);;;);;;;;ヾ);;;;;ヾ);;;);;;;;ヾ);;;) - - ; ; ; ; ; ; ; ; ;- ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ;-; ; ; ; ; ; ; - ; (;;ヾ);;;);ヽ)|!;);;/;;ヾ) ;;;;;ヾ);;;) - _ ; ; ; ; ; ; ; ; ; _ ; ; _ ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; _ ;;’ (;;;;;);;;;;ヾ);;;);;;;;ヾ);;; |ii| - _ - -_ |ii ,.(.;; 。; (.,⌒.;; ⌒.⌒) - - - ,(.;⌒(.; :、; (. ,.;⌒ (.;; :⌒ ,(..;; 。; ;; :(.、,.;; 。; ;; :、);,. ; `" "'" ̄'"" .. "'" ̄""'''""""'''"" "'" ̄'"" ..`"'';;,. ; `"`"'';; (. ,.;; 。;,.;; 。; (.;; :、;(.; ;; 京太郎「おお……着いたな」 衣「うん!」 京太郎「なぁ……どうして衣は早死したんだろう」 衣「……!」パアァ 衣「分からない、でも……衣は嬉しい。また会えて嬉しいぞ」 0~50 ハギヨシ 51~99 ステルスさん 140 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/06(日) 17 55 16.88 ID D5Nz3WExO [11/11] / ヽ / | | , i ! ! ハ ! ! | / / /l/| /|!ヽ | | | / _ L / / イん心 | | | | | /ヽ / / ゞ゚|!' j! ! ! '; | イん心!/ '' |! | | | } 八| ! トゞ゚'' 、 |! /| | | | | ト!込 ''' 、_, ' |!イ | | | | | | ! ` ト--- イ|! | | | | | | | ! _/弋_ _斗´{ | / ! | 川 | !-―「 } | /!イl/__ V | ! / ハ / . .、 / | \ ―.、 ,' | !〈 { ヽハ- イ、' .! ./ l ! ヽ `ヽ 〉 ;. . ! .| _/ ! 〉 } / / /. . ', } \ { ;′ ∨ // \ /. . . . ', / O〉 '; ! } ;' ` -- ∨. . . . . .∨ ;イ 〉 | j ! ヽ. . ./ ´ / ! _,ノ‐-ミ '; ∨! / ′ `,イ ト-- -―…  ̄ / 桃子「……何やってるんすか?」 京太郎「げっ!!モモ!!」 桃子「私と言う物がありながら……許せないっす」 桃子「この……龍門渕の大将さん」ユラッ 京太郎「げっ!消えやがった!」 衣「???」 京太郎「逃げるぞ!」 ダキッ 衣「久しい感触だ!」ワーイ 0~40 ハギヨシ 41~99 ガシッ 142 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/06(日) 18 05 15.48 ID DhingoohO ハギヨシ「……」ニコッ 桃子「あっ……」 ハギヨシ「お帰りください……」 桃子「あ……はい」 ハギヨシ「さて……京太郎君」 京太郎「すげえ……」 衣「ハギヨシなら当然っ!」 ハギヨシ「準備は出来ています。衣様を連れてお逃げください」 京太郎「え……え?」 0~50 衣を連れて長野市へ 51~99 龍門渕の追手 144 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/06(日) 19 56 58.43 ID sX0iXa0GO [1/25] 京太郎「うーん」 衣「……」 衣「恐らく衣を嫌う人間だろう」 京太郎「……」 衣「産まれてはいけないって……」 京太郎「……」 京太郎「産まれちゃいけない人間なんて居ない」 衣「……」 京太郎「だろ?」 衣「うん」 0~60 県外へ 61~99 龍門渕の追手 147 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/06(日) 20 16 30.95 ID sX0iXa0GO [2/25] 追手「居たぞ!!」 京太郎「っ!」 京太郎「衣……掴まってろよ!」 衣「うむ!」ガシッ 京太郎「くそっ……!」ダダダ 0~50 逃げって県外へ 51~99 追手増える 149 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/06(日) 20 21 15.06 ID sX0iXa0GO [3/25] 京太郎「……!」 衣「京太郎……?」 京太郎「どうするか」 衣「衣を置いて……」 京太郎「嫌だ!」 衣「京太郎……」 京太郎「行くぞ……」 0~40 逃げ切って他県へ 41~99 ガシッ 163 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/06(日) 21 01 38.74 ID sX0iXa0GO [6/25] 煌「おや、こんな所でどうしましたか?」 京太郎「ちょっと泊まるところを探してて……」 煌「なら、私の家へどうぞ」 衣「いいのか!?」 煌「ええ、勿論です」ニコッ 京太郎「ありがとうございます!」 0~60 長野へ 61~99 追手 165 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/06(日) 21 04 47.91 ID sX0iXa0GO [7/25] 京太郎「煌さんには助けられたな」 衣「うむ」 京太郎「よし、長野に戻るぞ」 衣「私もお祖父様と話をしたかった所だ」 京太郎「よし、行くか」 0~70 龍門渕へ 71~99 追手 167 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/06(日) 21 13 49.99 ID sX0iXa0GO [8/25] 「ほお……わざわざ厄子を連れて来たか」 「この家に居るだけならいいが……」 「何度も男に外へ連れ出されたらたまらん」 「つがいは必要ない」 「さぁ、渡せ」 京太郎「へっ……やだね」 ハギヨシ「……」 京太郎「衣は俺と生きる。ならその呪いやら全部を俺にかけてもいいぜ?」 「馬鹿か……一人で押さえ切れるものでは」 ハギヨシ「いえ、彼に賭けましょう」 「萩原……!」 京太郎「ハギヨシさん……!」 衣「どうしてだ京太郎……どうして私の為にそこまで」 京太郎「龍門渕の汚れ……全部俺が背負うって決めたからな」 京太郎「お前の為に」 168 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/06(日) 21 15 11.94 ID sX0iXa0GO [9/25] 0~70 ハッピーエンド 71~99 駄目 安価下9 多数決 181 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/06(日) 21 25 02.42 ID sX0iXa0GO [11/25] 一編 エピローグ 真の愛 ハギヨシ「ゴフッ……役目は果たせました」 ハギヨシ「衣様も……一も……良かった」 ハギヨシの手から落ちる写真。 一と若き日のハギヨシが写っていた。 一「え……お父さん?」 一「お父さん……だったの?」ポロポロ ハギヨシ「一……」 ハギヨシ「今まで言い出せなくてすまない」 ハギヨシ「京太郎君に迷惑をかけないで……」 京太郎「ハギヨシさん……」 ハギヨシ「京太郎君……娘をお願いします」 ハギヨシ「今度のあなたは……誰よりも長く……娘と過ごすことになるのだから……」 183 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[saga] 投稿日:2014/07/06(日) 21 27 03.79 ID sX0iXa0GO [12/25] 数年後 一「お父さん……死んじゃった」 京太郎「……」ギュッ 京太郎「これからはずっと一緒だ」 一「うん……よろしくね」 一「あなた」 京太郎「おう」 これからは、俺が護る。 ずっとずっとーー カンッ 184 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/06(日) 21 28 23.45 ID sX0iXa0GO [13/25] HAPPYENDING 185 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/06(日) 21 29 51.73 ID sX0iXa0GO [14/25] ーーepilogue その身が朽ち果てようとも 187 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/06(日) 21 45 58.85 ID sX0iXa0GO [15/25] 京太郎「……」 衣「なんとも無いな」 衣「やはり天は衣に味方していたみたいだ」 京太郎「そうだな」 衣「天晴れ!」 ハギヨシ「……」ニコッ 京太郎「あ、ハギヨシさん」 ハギヨシ「私はお暇を頂ました」 ハギヨシ「それでは」 衣「行ってしまうのか?」 ハギヨシ「ええ、絶対に止めないでください」 衣「並々ならぬ覚悟を感じる……分かった」 京太郎「ハギヨシさん……ありがとう」 ハギヨシ「……」ニコッ 188 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/06(日) 21 50 06.11 ID sX0iXa0GO [16/25] 季節は冬。 ハギヨシ「京太郎君……もう手は貸せそうにありません」 雪が降り積もる長野。 ハギヨシ「娘と仕える家と衣様……」 ハギヨシ「私が呪いを受けた事で守る事が出来て良かった……」 当てもなく歩く。 その足取りは不確かで、今にも崩れ落ちそうであった。 ハギヨシ「ああーー」 走馬灯のように映る衣と一と京太郎の笑顔。 娘を見守って行きたかったがーー ハギヨシ「悔いは無い」 ドサッ 安らかな笑顔で男は役目を終えた。 カンッ 195 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/06(日) 22 08 58.02 ID sX0iXa0GO [20/25] 意識が混濁としている。 酷い夢を見ているようだ。 何回も何回も酷い目にーー 咲……? 京太郎「はっっ……!」ガバッ 京太郎「夢か……」 京太郎「嫌な夢を見てしまった」 京太郎「そんな事よりも今日は入学式だ!」 京太郎「楽しみだな」 可愛い女の子と……うへへ。 次に行く高校は? 0~30 白糸台 31~60 臨海 61~99 清澄 安価下8 多数決 206 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/06(日) 22 16 03.32 ID sX0iXa0GO [21/25] 臨海と清澄で決勝安価 0~50 臨海 51~99 清澄 安価下5 多数決 213 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/06(日) 22 22 26.55 ID sX0iXa0GO [22/25] 咲さんといかに遭遇しないようにするか、ですね 判定 安価下3 智葉 安価下5 ハオ 安価下7 明華 安価下9 ダヴァン 安価下11 ネリー 226 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/06(日) 22 38 32.47 ID sX0iXa0GO [23/25] それでは最後のルート始まります 智葉 61 ハオ 89 明華 47 ダヴァン 72 ネリー 38 --- 特別プロローグ ーー逃げろ。 逃げて、逃げて、逃げてきた。 だが…… それも通用しない。 どうしたらいい? どうしたら最愛の人をーー どうしたらあいつからーー 救えるのだろう。 京太郎「うわっ!」ガバッ チュンチュン 驚く程に朝。 京太郎「やべっ!臨海の入学式だ!」 ドタドタ 母「もうっ……」 0~20 智葉 21~40 ハオ 41~60 明華 61~80 ダヴァン 81~99 ネリー 228 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/06(日) 22 43 34.38 ID sX0iXa0GO [24/25] ハオ「おはようございます」 京太郎「あ、ハオさん」 ハオ「行こう、学校」 京太郎「はい!」 ハオ 高感度上昇安価 0~30 小 31~60 中 61~99 大 230 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/06(日) 22 48 36.16 ID sX0iXa0GO [25/25] ハオ 109 ハオ「体験入部してくれたけど……」 ハオ「入部してくれるの?」 京太郎「はい!勿論です!」 ハオ「なら良かった」クスッ 京太郎「へへっ」デレデレ --- 放課後 京太郎「よし……」 京太郎「たのもー!」 ガララッ 智葉「お、来てくれたな。期待している」 京太郎「はい!」 智葉「まずはレギュラーの紹介からだな」 京太郎「よろしくお願いします!」 智葉 好感度上昇 0~30 小 31~60 中 61~99 大 235 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/07(月) 09 00 55.66 ID EtKiL+vnO 智葉71 明華「あら、本当に入部を」 京太郎「はい!頑張ります!」 明華「入部してくれるのは嬉しいけど……」 明華「この部活……」 京太郎「いえ!大丈夫です!競争を勝ち抜いてみせます!」 明華「男子一人も居ませんよ?」 明華「京太郎君を除いて」 京太郎「えっ……?」 明華 好感度上昇 0~30 小 31~60 中 61~99 大 237 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/07(月) 12 45 23.19 ID 4xdCKSKWO [1/2] 明華 77 ダヴァン「ハハハ!」 ダヴァン「ダイジョウブですよ!」 ダヴァン「きっとさらに部員はやって来マス!」 京太郎「……」 京太郎「智葉さん……」 智葉「……」ビクッ 京太郎「まだ……様子見で」 智葉「ま、まぁ……それでも大丈夫だ」 ダヴァン「頑張れば大丈夫でスヨ!」 京太郎「何を頑張れって言うんだ」 ダヴァン 好感度上昇 0~30 小 31~60 中 61~99 大 239 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/07(月) 12 56 55.64 ID 4xdCKSKWO [2/2] ダヴァン 92 ネリー「あーあの時の」 京太郎「ようっ!」 ネリー「むー本当に入るんだー」 京太郎「それに関しては考慮させていただきます」 ネリー「あ、知ってるんだ」 京太郎「どうしてあの時教えてくれなかった……」 ネリー「私も知ったのは今日だよ……」 京太郎「」 ネリー 好感度上昇安価 0~30 小 31~60 中 61~99 大 242 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/07(月) 17 53 35.48 ID GqxPqtFdO ネリー 88 行動フェイズ 夕方 京太郎の部屋 京太郎「さて、何をするか」 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「メールしようかな」 4「電話しよう」 5「LINEしよう」 6.バイト 7.TwitterとFacebookに登録 8.自由安価 安価下4 247 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/08(火) 00 22 16.33 ID TR42E7l1O [1/7] 京太郎「街をうろうろするかな」 --- 京太郎「おお、流石大都会」 アスファルト照らす歩道の上、何処に行こうか悩む。 京太郎「ん?」 ふと後ろを見るとーー 0~50 照 51~99 照以外の東京在住であろう好きなキャラを 256 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/08(火) 00 53 08.20 ID TR42E7l1O [3/7] 尭深「……」ペラッ 京太郎「……」 本を読みながら歩いている端正な顔立ちをした白糸台の制服を着た女性。 足取りがおぼつかなく、正直かなり危なっかしい。 チリンチリンッ 京太郎「危ないっ!」 グイッ キキキィー 京太郎「危なかった……」 尭深「ありがとう……」 腕を引っ張って自分の元へ引き寄せ、難なく助ける事が出来た。 無事で何よりだ。 尭深 好感度判定 安価下 260 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/08(火) 01 13 45.89 ID TR42E7l1O [5/7] 尭深 87 ネリー 88 行動フェイズ 夜 京太郎の部屋 京太郎「さて、何をするか」 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「メールしようかな」 4「電話しよう」 5「LINEしよう」 6.TwitterとFacebookに登録 7.自由安価 安価下4 294 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/08(火) 21 03 27.76 ID m3tOFKXXO [7/18] 照「ん……どうしたの?」 京太郎「出るの早いですね」 照「なんとなく予想できた」 京太郎「それは良かった……」 どんな話題を振る? 自由安価 安価下3 298 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/08(火) 21 19 47.55 ID m3tOFKXXO [8/18] 京太郎「今から会えませんか?」 照「……」 果たしてそれは許されるのか。 またーーあの時と同じ事を繰り返してしまうのか。 3回目は懲り懲り。 きっと今回も私は一人で生きて行くのだろう。 それで、皆幸せ…… 全て思い出した。 過去の自分はとても滑稽と言う事だけが理解できた。 照「それなのに……どうしてやり直すのかな……私」ボソッ 京太郎「照さん?」 照「ごめんね……家遠いし夜も遅いから」 京太郎「あ、分かりました。おやすみなさい」 照「うん、おやすみ」 プツッ 照「……馬鹿だ」プルプル 299 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/08(火) 21 20 20.31 ID m3tOFKXXO [9/18] 夜 京太郎の部屋 京太郎「よーっし電話するか」 安価下5 前週キャラあり 自由安価 305 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/08(火) 21 25 05.67 ID m3tOFKXXO [10/18] prrrr 照「……」 prrrrr 照「京太郎……」 prrr 照「ごめんね……」 照「私はそこまで強くない」 照「うん……」 一日が終わりました 307 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/08(火) 21 26 03.00 ID m3tOFKXXO [11/18] 朝 行動フェイズ 1.登校 2.引きこもる 3.サボる 4.自由安価 安価下3 311 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/08(火) 21 33 16.48 ID m3tOFKXXO [12/18] どんだけてるてる愛されてるんじゃあ…… 京太郎「照さんに会いに行くぞ……!」 京太郎「よし決めた!」 京太郎「咲の事とか聞きたいんだよ!」 京太郎「……あいつ泣いてた」ボソッ 0~50 白糸台到着 あわあわと会う 51~99 白糸台到着 あわあわとてるてる以外の白糸台生徒と会う 316 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/08(火) 22 23 55.24 ID m3tOFKXXO [13/18] 京太郎「!」ピキーンッ 頭が……熱い! 頭が熱い…… --- 京太郎「照……出来ることなら……お前とこれからもずっと……」 ポタッ 照「うん……分かった。叶える」 京太郎「ありがとうーー」ガクッ ポタッ --- 京太郎「ああーー綺麗だ」 京太郎「ーー綺麗だよ」 照「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」 --- 京太郎「はぁ……はぁ……!」 京太郎「あ……」 / .. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .\ / . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ヽ . ' . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .゚。 . ' . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . / . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ゚。 . ' . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ./ . . . . . . / . . . . i . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .゚ . ' . . . . . . . .. . . . . . . . . . . . . . . . . . . ' . . / . . . . . / . . . . . i . ,| i . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ゚ . ' . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ' . . .′ . . . /i . . . . ,|ノ | ト、 . i . . . . . . . . . . . . . . . . ゚ / . . . . . . . . i . . . . . . . . . . . . . . . .. ' . . | . . . . . ' | . . . / | | | ヽ . . ト、_ . . . . i . . . . . . . . . ゚ ./ . . . . . . | . . . . . . . . . . . . . . ' . . | . . . . ' | . . . | | |_」 -| . .Τ 丶 i | . . . . . . . . ハ / . . . . . /| . . . . . . . . . . . . . ' . . . | . . . . ' | . . . | |/| ,′ | . ./ Ⅵ | . . . . i . . . ./∧ ./ . . . . 'フ . | . . . . . . . . . . . . i. . . . | . . . . ' | . . . .i '| |' . . 」ィ芹丐 Ⅵ| . . ∧ . // . .i / . . . '´ / . ∧ . . . . . . . . . . . . |. . . ∧ .;. ′ | . . / |' . .x豕刋 芍⌒マⅥ . ∧ V .'i . . | ./ . . '´ ' . . / ∧ . . . . . . . . . /|. . . ' V ;| | . / . . . ,狄i[_ o -i| . . }! | / i i . | . ′ / . '´ .i . /i/ ∧ . . . . . . . / | . . . .' ∨| | / . . . . . .汽,. 、汐 . . リ .|イ / / . . | . ′./'´ .| . / .| / ∧ . . . . . . i′ | . . .;' V| |' . . . . . . . .`¨¨´ ' ' / |_/ / . . . |/ .| / | ./ ∧ .. . . . . | | . / ゙| . . . , '´ .| / . ∧| .|' .| / ./ .∧ . . . . | | / . .; ´ |イ . . ./ .| .| | / . / ∧ . . . . Ⅳ |' -‐--- '´ ' /i/ .| / . / /i . \ . . .| iム / 、 イ /| .| . ./ / .| . . . .\ .从_ムー---‐ ´ .イ '! / .| / ./ .| . . . . 厂 ´ト、. ヽ _.. / / |′ .|' ./ | . . . ∧ . /| . `¨¨へ '´ ./ iル′ .|/' | / ∨ !、 . / |>o。_ / .!-ー-- .._ {. | ./ ∨{. Y/ | . . . ./i . ¨7 T¨¨¨¨¨¨´ ^ー 、 ` ̄--- 1.てる編第二章エピローグ 2.本編続行 安価下7 324 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/08(火) 23 11 51.27 ID m3tOFKXXO [14/18] 健夜「……邪魔された邪魔された邪魔された邪魔された邪魔された邪魔された邪魔された邪魔」ブツブツ 咲「えっと……健夜さん?」 健夜「何……?」ジロッ 咲「協力……しましょうか?」 健夜「……?」 咲「……」ニコッ 326 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/08(火) 23 20 13.30 ID m3tOFKXXO [15/18] 京太郎「照っ!」 照「京太郎……」 全国大会の会場、二人は再び再開を果たした。 京太郎「元気か!?」 照「うん……」 京太郎「久しぶりにデートしないか?」 照「それがいい、私もそのつもりだった」 京太郎「よしっ!行くぜ!」 / . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . `丶 / . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .\ / . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ヽ / . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ./ . . . . . . . . . . . . . . . . . / . . . . . . . / . . . . . . . . . ,イ } . . . . . . . . . . . . . . . . ′ i . . ./| . . ./{ハ ./ | . /\ . ./ハ . . | . . . . .i i . . . . | . / l . ./ ∨ レ' ∨ }Ⅵ . . . . .| | . |. . . .Ⅳ V | . . . . .| | . |. . . .| ___,. 、____ | . . . . .| | . |. . . .| ´ ` | . . . . .| | . |. . . .| ,斗ぅ芋ミ 斗ぅ芋ミ | . . . . .| | . |. . . .| {. 乂辷ソ 乂辷ソ .} | . . . . .| | . |. . . .|ハ ハ| . . . . .| | . |. . . .lヽ{ ' }ノ| . . . . .| | . |. . . .| .人 __ 人 | . . .| | | . |. . . .l | . | ...  ̄ ̄ イ l . | . . .| | |八 . . .ト、| . | . .r‐}` ー--‐ {‐ァ | .| | . . .| | \l _ |-‐'{厂 ア}ー- . _ | . 八| _ ,. < | | ノ/=ー-、 〈 | | 〉 ∧ ヽ / ∧ 健夜「……」 327 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/08(火) 23 23 31.35 ID m3tOFKXXO [16/18] 京太郎「楽しいか?」 照「うん。とっても楽しいよ」 京太郎「それは良かった!」 久しぶりの再会。 出会い。 奇跡的な運命。 もう邪魔する人間は居ない……そう思っていたのに…… サクッ 京太郎「えーー?」 照「あ……」ゴフッ 京太郎「ちょっ……」 330 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/08(火) 23 28 57.08 ID m3tOFKXXO [17/18] ドサッ 照「あ……あ……」 健夜「いい所に刺しちゃった」 醜く口角が上がる。 健夜「これで京太郎君は私の物だね」ニヤリッ 照「あっ……あっ」ピクピク 照「京太郎……京太郎……」ポロポロ 咲「久しぶりだね」スッ 照「咲……あぁそうか」 照「思い出したーー」 ガクッ 京太郎「咲……小鍛冶健夜……!」ギリギリ 京太郎「うわぁぁぁぁ!!!」ダッ その後どうなったのかは覚えたいない。 ただ確実に俺は人として死んだ。 それだけしか分からない。 332 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/08(火) 23 31 13.21 ID m3tOFKXXO [18/18] 本編再会 京太郎「あ……」フラッ ドサッ 淡「んー?」 淡「どうしてこんな所に人が?」 淡「テルー!テルー!」 淡「人が倒れてるよー!」 照「……!」 照「京……太郎」 淡「え?ねぇねぇ?知り合い?」 333 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/09(水) 00 11 27.71 ID Lb8sBZhrO [1/13] 京太郎「ん……ここは」 病院? 京太郎「はぁ……倒れちまったか」 照「良かった……怪我は無い?」ウルウル 京太郎「照……」 照「っ!」 照「思い……出した?」 京太郎「おう、バッチリ」 照「ーー」 0~50 「そう……帰るね」 51~99 「本当……?」 336 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/09(水) 00 24 48.02 ID Lb8sBZhrO [2/13] 照「本当……」 京太郎「ああ」 照「もし本当なら私と関わらない方が良い」 京太郎「どうしてさ」 照「本当に分かってる?」 京太郎「健夜さんと咲に襲われるかもなぁ」 照「っ!」 京太郎「でもな……俺はお前が好きなんだ」 照「……」 照「帰る……またね」ガチャッ 京太郎「照……」 337 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/09(水) 00 25 38.15 ID Lb8sBZhrO [3/13] 行動フェイズ 夜 京太郎の部屋 京太郎「さて、何をするか」 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「メールしようかな」 4「電話しよう」 5「LINEしよう」 6.TwitterとFacebookに登録 7.自由安価 安価下4 342 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/09(水) 00 33 34.84 ID Lb8sBZhrO [4/13] 京太郎「メールしようかな」 自由安価 前週キャラあり 安価下4 347 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/09(水) 00 36 58.57 ID Lb8sBZhrO [5/13] 京太郎「……」 --- 次こそはうまくやりたい。 考えさせて。 どうしてさ。 とても難しいから --- 京太郎「難しいか……」 京太郎「助けたい……」 京太郎「今度こそ……」 348 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/09(水) 00 37 38.26 ID Lb8sBZhrO [6/13] 夜 京太郎の部屋 京太郎「ん?電話……」 安価下5 前週キャラなし 自由安価 355 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[saga] 投稿日:2014/07/09(水) 01 29 04.21 ID Lb8sBZhrO [7/13] 京太郎「もしもし」 照「もしもし」 京太郎「照、どうした?」 照「もう……別れよう?」 京太郎「そっか……そうだよな」 照「きっとまた、苦しい思いをする」 苦しい思いをするのは自分だけで十分…… きっとそう、これからも。 京太郎にはもう辛い思いをさせたくはないのだ。 全国大会になったら私は殺されるかもしれない……だけど。 一人で死ぬ事に意味がある。 京太郎「なにかあったら電話しろよ……」 照「うん。またね」 プツッ 京太郎「照……」 一日が終わりました 356 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/09(水) 01 31 18.60 ID Lb8sBZhrO [8/13] これからは登場人物選択に照を選ぶ事が全国大会の日まで出来ません(すぐ全国大会になります) それまで周りのキャラの好感度をあげるなり人脈を広めるなりしましょう。 朝 行動フェイズ 1.登校 2.引きこもる 3.サボる 4.自由安価 安価下3 363 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/09(水) 01 48 44.64 ID Lb8sBZhrO [9/13] 361 Yes 京太郎「よし、学校行くか!」 京太郎「照なんか忘れて……!」 京太郎「照なんか……」 0~20 智葉 21~40 ハオ 41~60 明華 61~80 ダヴァン 81~99 ネリー 366 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/09(水) 02 02 06.95 ID Lb8sBZhrO [10/13] 明華「こんにちは」ニコッ 明華「昨日はおやすみしていましたけど……大丈夫ですか?」 京太郎「あ、勿論大丈夫ですよ!」 京太郎「大丈夫……」 明華「明らかに落ち込んでいらっしゃいますね……」 京太郎「うぅ……」 明華「……」サワッ 彼女の手が俺の頬に触れる。 明華「今度……一緒に唄いませんか?」 京太郎「唄ったら気分が晴れるから……とか?」 明華「Oui!」 好感度上昇安価 0~30 小 31~60 中 61~99 大 368 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/09(水) 02 14 41.00 ID Lb8sBZhrO [11/13] 明華 107 キンコーンカーンコーン 京太郎「よし、放課後はどうしようかな」 1.麻雀部に顔を出す 2.デートをする 3.奉仕活動に勤しむ 4.まだしばらく教室で時間を潰す 安価下3 372 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/09(水) 02 46 25.72 ID Lb8sBZhrO [12/13] 京太郎「ちょっと……時間潰すか」 智葉「ん?」 智葉「どうした」 京太郎「すこし暇潰しを」 智葉「そうか……」 智葉は思案する。 二度三度京太郎を見てから思い立った事を口にする。 智葉「なぁ……麻雀部は嫌か?」 京太郎「いえ……これからもよろしくお願いします」 智葉「という事は……!」 京太郎「はい、正式に入部します」 智葉「それは嬉しい限りだ」 レギュラー全員の希望が叶った。 京太郎「……メガネ外してると可愛いですね」 智葉「……っ!」カァァァ 威力の強い不意打ち、だったそうな。 0~30 小 31~60 中 61~99 大 375 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/09(水) 02 50 44.25 ID Lb8sBZhrO [13/13] ゾロ目ボーナス!! 智葉 121 行動フェイズ 夕方 京太郎の部屋 京太郎「さて、何をするか」 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「メールしようかな」 4「電話しよう」 5「LINEしよう」 6.TwitterとFacebookに登録 7.自由安価 安価下4 382 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/09(水) 09 38 33.03 ID j/BmDiVYO 自分の行動が知られるようになりました。 京太郎「よーし、TwitterとFacebookに登録だ!」 --- 京太郎「よし……登録出来たっと」 ピロロン 京太郎「ん?」 京太郎「……メッセージだ、誰だろう?」 安価下3 自由安価 健夜と咲と照以外 ここでの接触は強制前週キャラはありません 386 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/09(水) 10 46 56.56 ID 1JHCYstNO [1/2] ビッグスター あなた、うちの学校の前で倒れてたよね きょーたろー え?なんで知ってるんですか? ビッグスター だって私が第一発見者でテルーに報告したんだから きょーたろー ありがとうございます ビッグスター じゃあ今度お菓子でもおごってよ きょーたろー お安い御用です! ビッグスター じゃあ今度私の学校来てねー ビッグスター 顔は私が覚えてるからだいじょーぶ! 京太郎「照さんの事……知ってるし悪い人ではないだろう……多分」 387 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/09(水) 10 47 42.08 ID 1JHCYstNO [2/2] 行動フェイズ 夜 京太郎の部屋 京太郎「さて、何をするか」 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「メールしようかな」 4「電話しよう」 5「LINEしよう」 6.TwitterとFacebookに登録 7.自由安価 安価下4 394 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/09(水) 12 05 46.22 ID Lx3yXQmKO [1/3] ヤンデレにならなきゃあ良いんですよ!ヤンデレにならなきゃあ! 京太郎「雀荘行くか」 0~20 すこやん 21~40 うたたん 41~60 のよりん 61~80 はやりん 81~99 かいのん 396 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/09(水) 12 29 38.32 ID Lx3yXQmKO [2/3] 良子「さぁ……打ちますか」 京太郎「あなた……プロの」 一度会った事あったな。 良子「ふむ……酷い物が憑いてますね」 京太郎「へぇ……」 良子「これは怖い怖い」 良子「祓ってあげましょうか?」ニコッ 京太郎「……」 良子「……」 良子 好感度判定 安価下 405 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/09(水) 23 46 37.21 ID T3vhuWAfO 良子 好感度max 依存度max 顔が酷く歪んでいた……気がする。 良子「そうだ。私の家に行きましょう」 良子「私の家なら“道具”も揃っている。きっと祓えますよ」ニコニコ 京太郎「“戒能”プロの家かぁ……」 きっと高級マンションの最上階とかなんだろうなぁ…… 良子「……」ピクッ 良子「善は急げですよ?」 良子「今こうしている間にも……」 真剣な眼差しで見つめる。手をしっかりと握って…… 0~90 「分かりました。お願いします」 91~99 (あれ……俺の知っている戒能プロと口調が違う?) 410 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/10(木) 00 38 16.18 ID cayVmblrO [1/18] ??? 依存度2/10 エピローグ キュルキュル 京太郎「ここが戒能さんの家かぁ……」 高層マンションの最上階。 窓ガラスは綺麗な夜景、笑顔の京太郎と……良子を映していた。 良子「いつもこの景色は独り占めしてきましたが……」 キュルキュル 良子「さ、早く祓いますよ」 京太郎「お願いします」 良子「目……瞑ってください。」 京太郎「はい」 シュルシュル キュッ 良子「はい」 京太郎「目隠し……ですか?」 良子「はい、簡易的な物ですが」 良子「……」ブツブツ 京太郎「……」 良子はお経のような……独特な言葉を小さな声で読んでいく。 そしてーー 411 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/10(木) 00 38 44.15 ID cayVmblrO [2/18] キュルキュル 照「京太郎……」 キュルキュル 412 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/10(木) 00 42 21.59 ID cayVmblrO [3/18] 京太郎「照っ!!」 照「大好きだよ……」 京太郎「照っ!」ダキッ ギュウウウウ 照「あ……激しい」 キュルキュル 照「来て……私……初めてだよ」 キュルキュル ドロォッ 京太郎「っ!」 京太郎「照っ!」 視界が歪む、照が崩れる、何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度もーー 照「イエス……グッドですね」 414 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/10(木) 00 45 52.05 ID cayVmblrO [4/18] 京太郎「うわぁぁぁっ!」 良子「大丈夫……ですか?」 キュルキュル 良子「ひどいドリームにうなされていましたが」 京太郎「俺……戒能プロにお祓いしてもらって」 良子「お祓いは成功……ですよ?」 京太郎「ああ、それなら良かった」 良子「……」ニコッ 京太郎「照」 良子「そうですよ、京太郎」 カンッ 417 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/10(木) 00 47 49.54 ID cayVmblrO [5/18] 淡とのFacebookTwitter安価は記録されています。 朝から再開 キュルキュル 朝 行動フェイズ 1.登校 2.引きこもる 3.サボる 4.自由安価 安価下3 421 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/10(木) 00 52 16.58 ID cayVmblrO [6/18] 京太郎「よし、学校行くか」 0~20 智葉 21~40 ハオ 41~60 明華 61~80 ダヴァン 81~99 ネリー 423 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/10(木) 01 09 05.48 ID cayVmblrO [7/18] ハオ「おはようございます」 京太郎「おはようございます」 ハオ「麻雀、上手になりましたね」 京太郎「そうですか?」 ハオ「ええ、とっても」 京太郎「へへっ……ハオさんに言ってもらえると嬉しいなぁ」 ハオ「私はまだ全然ですよ」 ハオ「そうだ」 鞄を後ろ手に持って踵を返し京太郎に視線を向ける。 ハオ「下手な者同士、今度二人で勉強しましょう♪」 京太郎「はい!勿論です!」 0~30 小 31~60 中 61~99 大 425 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/10(木) 01 10 48.36 ID cayVmblrO [8/18] ハオ 139 キンコーンカーンコーン 京太郎「よし、放課後はどうしようかな」 1.麻雀部に顔を出す 2.デートをする 3.奉仕活動に勤しむ 4.まだしばらく教室で時間を潰す 安価下3 429 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/10(木) 01 18 05.62 ID cayVmblrO [9/18] 京太郎「失礼しまーっす」 0~20 智葉 21~40 ハオ 41~60 明華 61~80 ダヴァン 81~99 ネリー 431 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/10(木) 01 22 50.23 ID cayVmblrO [10/18] ダヴァン「oh!ブラザー!」hahaha 京太郎「ダヴァンさん!」 ダヴァン「教えますネー!」 京太郎「はい!お願いします!」 ダヴァン「……」ニコッ 0~30 小 31~60 中 61~99 大 434 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/10(木) 01 25 50.55 ID cayVmblrO [11/18] ダヴァン 102 行動フェイズ 夕方 京太郎の部屋 京太郎「さて、何をするか」 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「メールしようかな」 4「電話しよう」 5「LINEしよう」 6.TwitterとFacebookに登録 7.自由安価 安価下4 439 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/10(木) 01 32 46.65 ID cayVmblrO [12/18] 京太郎「メールしようかな」 自由安価 前週キャラあり 安価下4 447 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/10(木) 01 45 30.97 ID cayVmblrO [14/18] あれー?私のアドレス知ってた? まあな いつ教えたっけ? 内緒だ ふーん 今度白糸台に行っていいか? すぐに全国大会だよ? わすれてたぜ また……テルーに会えるよ、うん 448 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/10(木) 01 46 22.53 ID cayVmblrO [15/18] 行動フェイズ 夜 京太郎の部屋 京太郎「さて、何をするか」 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「メールしようかな」 4「電話しよう」 5「LINEしよう」 6.TwitterとFacebookに登録 7.自由安価 安価下4 453 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/10(木) 02 01 30.21 ID cayVmblrO [16/18] 京太郎「街をウロウロするか」 0~50 あらふぉー 51~99 お好きなプロ 456 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/10(木) 02 07 28.94 ID cayVmblrO [17/18] 健夜「ああ……」 京太郎「っっ!」ビクッ 健夜「お久しぶりだね、京太郎君」ニコォ 京太郎「お久しぶりですね健夜さん」ギリッ 健夜「うん、大丈夫、怖くないよ」 京太郎「そんな野良猫を呼ぶような事しなくても大丈夫ですよ」 健夜「はぁ……私の物になって欲しいのに」 京太郎「最初はこんな人じゃなかったのに……」 健夜「君の所為だよ、全部」 京太郎「……今日は見逃しもらえますか?」 健夜「……うん」 457 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/10(木) 02 08 30.52 ID cayVmblrO [18/18] 夜 京太郎の部屋 prrr 京太郎「ん?電話か」 安価下2 自由安価 前週キャラ無し 461 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/10(木) 17 33 49.32 ID 8Fle5fhXO [1/2] 117 明華「あ、もしもし」 京太郎「はい」 明華「一緒に唄うにしてもどこにしますか?」 京太郎「あー」 そうだったな、そんな約束していたな。 京太郎「カラオケとか?」 明華「?」 京太郎「分からないですか?」 明華「カラオケ……」 明華「楽しみにしてますねっ!」 プツッ 京太郎「うーむ……嫌な予感が……」 一日が終わりました 462 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/10(木) 17 34 23.93 ID 8Fle5fhXO [2/2] 朝 行動フェイズ 1.登校 2.引きこもる 3.サボる 4.自由安価 安価下3 466 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/11(金) 00 19 16.97 ID mSAh+wpHO [1/3] 京太郎「よし、学校行くか」 0~20 智葉 21~40 ハオ 41~60 明華 61~80 ダヴァン 81~99 ネリー 468 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/11(金) 00 37 39.82 ID Ht2BuppNO [1/4] ネリー「おはよ」 京太郎「おう、おはよう」 ネリー「最近元気ないよ?」 京太郎「そう見えちゃう?」 ネリー「うん、ネリー的にもそう見えちゃう」 ネリー「皆心配してるよ」 京太郎「そうか……ありがとな」 ネリー「べ、別に……たまたまなんだからね」 0~30 小 31~60 中 61~99 大 470 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/11(金) 00 41 12.08 ID Ht2BuppNO [2/4] ネリー 98 キンコーンカーンコーン 京太郎「よし、放課後はどうしようかな」 1.麻雀部に顔を出す 2.デートをする 3.奉仕活動に勤しむ 4.まだしばらく教室で時間を潰す 安価下3 474 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/11(金) 01 25 39.54 ID Ht2BuppNO [3/4] 京太郎「……ゴミ拾いするか」 健全な行いをしてこそ健全な人間になれるってもんだ。 --- 京太郎「お、ここにも」ヒョイッ 智葉「感心だな」 京太郎「あ、智葉さん」 智葉「どうだ?ゴミ拾いの方は」 京太郎「中々集まりましたよ、ほら」 智葉「……」 ゴミ袋と俺を一瞥する。 智葉「よくやったじゃないか」 智葉「よし……これから麻雀を教えてやろうじゃあないか」 京太郎「お手柔らかにお願いします」アハハ 0~30 小 31~60 中 61~99 大 476 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/11(金) 01 28 48.87 ID Ht2BuppNO [4/4] 智葉「……」ジュルリ --- 智葉 151 行動フェイズ 夕方 京太郎の部屋 京太郎「さて、何をするか」 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「メールしようかな」 4「電話しよう」 5「LINEしよう」 6.TwitterとFacebookに登録 7.自由安価 安価下2 480 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/11(金) 15 59 23.68 ID mSAh+wpHO [2/3] 京太郎「街をうろうろするか」 0~50 良子 51~99 お好きなプロ 482 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/11(金) 16 09 08.65 ID mSAh+wpHO [3/3] 咏「おっ君は……須賀京太郎……君だったかな?」 京太郎「三尋木咏プロがどうして俺の名前を?」 --- ファミレス 咏「とある人から君の事をよくきいてたんだよ、しらねーけど」 京太郎「あ、そうだったんですか」 咏「で、見かけたらすぐ連絡を寄越せって」 京太郎「……!」ジリッ 咏「まぁ面倒だしそんな事しないよ、わっかんねーけど」 京太郎「……」ホッ うたたん 好感度判定 安価下 487 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/12(土) 00 16 14.59 ID MtPd7yv3O [1/11] うたたん 72 行動フェイズ 夜 京太郎の部屋 京太郎「さて、何をするか」 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「メールしようかな」 4「電話しよう」 5「LINEしよう」 6.TwitterとFacebookに登録 7.自由安価 安価下4 497 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/12(土) 00 48 58.79 ID MtPd7yv3O [4/11] 京太郎「こんな人……居たっけ?」 --- あのー へえ え?誰ですか? ううん、気にしないで ? 大丈夫 よく意味が分からないんですけど…… よろしくね --- 穏乃好感度上昇安価 安価下 0~30 31~60 61~99
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/6424.html
「ななっ!今度さ、みんなでプール行かねえか!」 「プールっすか?」 「お前らもどうだ?」 「麻雀の方がいい」 「だ、だよねー」 「そんなこと言って、どうせ泳げないんだろ?」 「そんなことはない」 「へー、じゃあ証明しろよ!今週末俺んちの前で集合な!」 「首を洗って待ってて」 「ははっ!よく言うぜ!」 「京太郎、どうだったよ」 「照姉ちゃんも行くってさ!」 「よしよし、楽しんでくるんだぞ」 「父ちゃんは車よろしくな!」 「おう、任せとけ」 【十日目 決勝戦】 京太郎「痛た……なんだ今の夢」 京太郎「照と、咲とモモ?」 京太郎「……いよいよ、今日なんだよな」 京太郎「もこ、っ、離れろ」 もこ「んむー」ギュゥウ 京太郎「絶対起きてるだろ!」 もこ「起きてないー」ギュゥゥウ 京太郎「起きてんじゃねえか……はぁ」 京太郎「もこー離れろー」 もこ「んーん」 京太郎(どうにかして起こさないとな……) 京太郎「もこーもこー」 京太郎「……そうか、まだ起きないんだな」 京太郎「あぁ、今わかったよ、それがお前なりの考えなんだよな」 京太郎「それじゃあ俺はもう行く」 京太郎「ラ・ヨダソウ・スティアーナ」 もこ「!」 もこ(ラ・ヨダソウ・スティアーナ……別れ) もこ「……」ガバッ 京太郎「お」 もこ「……嫌だ」 もこ「京太郎、まだ……」 京太郎「ん?」 もこ「まだ、共に、戦場へ」 京太郎「……ああ」 京太郎「いいぞ、行き掛けに朝飯食ってくか」 もこ「うん!」ニコッ 京太郎「荷物とかはもうまとめたか?」 もこ「準備万端、心配無用」 京太郎「よし、いざ出陣だ!」 京太郎「俺が一番乗り、か」 京太郎「この卓で、打つんだよな」 桃子「京太郎に先越されたっす……」 咲「もう、速すぎだよモモちゃん」 桃子「咲も体力つけないとダメっすよー!」 咲「そうは言っても、私運動音痴だし……」 京太郎「……なあ二人とも、話があるんだ」 咲「わかった」 咲「でもね、最後は京ちゃんが頑張らないとだよ」 桃子「照姉と約束をしたのは京太郎なんっすからね」 咲「そうだよ、ここまで来るのは私たちみんなの約束、でも勝つか負けるかは京ちゃん自身なんだから」 京太郎「……ああ、そうだな」 京太郎「絶対に勝つ」 京太郎「またみんなで打って、俺が勝つ」 照「…………」 京太郎「四人揃ったな、じゃあ――」 「――試合、開始だ」 東一局 親 咲 25000 桃子 25000 照 25000 京太郎 25000 全員ノーテンのため、流局 咲「ノーテン」 桃子「ノーテン」 照「ノーテン」 京太郎「ノーテン」 京太郎(……) 京太郎(幸先悪っ!) 京太郎(まあいい、これで……)ゴッ 照「…………」ゴッ 照の【照魔鏡】と京太郎の【照魔鏡】発動! 照「…………」 照(…………京) 東二局一本場 咲 25000 親 桃子 25000 照 25000 京太郎 25000 照「ツモ、600・1100」 照(……私の親番) 照(でも、京相手にどれだけ稼げるんだろう……) 京太郎(照の連続和了……今日なら、俺なら) 京太郎(まだ太刀打ちできる気がする!) 東三局 咲 24400 桃子 23900 親 照 27300 京太郎 24400 京太郎(いや、さっきのただの意気込みだから) 京太郎(少ししか自信が無かったから) 京太郎(なのになんで……) 京太郎「ロン、12000」 京太郎(マジで和了っちゃってんの俺!?) 照「…………」 京太郎(まあいい、これで親番は流した!) 京太郎「まだまだこれからだ!」 東四局 咲 24400 桃子 23900 点数移動:14300 照 15300 親 京太郎 36400 京太郎「照、それポン!」 京太郎(俺の親番……ここでもっかい行っとくか!) 京太郎(……咲、お前の十八番、借りるぜ!) 京太郎(いや、できないだろうけど……) 京太郎「カン!」 グラッ 京太郎「……っ」 京太郎「…………」 咲「京……ちゃん?」 桃子「ツモらないっすか?」 京太郎「っあ、ごめんごめん」スチャ 京太郎「……よし!」 京太郎「嶺上ツモ!4000オール!」 照「…………」 桃子(……まあ、このくらいっすかね) 桃子(こっから先は、ステルスモモの独壇場っすよ) 桃子が[ステルスモード]に移行しました 東四局一本場 咲 20400 桃子 19900 照 11300 親 京太郎 48400 京太郎(跳満に親満!ツイてる!ツイてるぜ俺ァ!) 咲「京ちゃん、それロン、16300」 京太郎「えっ」 京太郎「…………」 京太郎「えっ?」 咲「なんで聞きなおしたの」 南一局 親 咲 36700 桃子 19900 照 11300 京太郎 32100 照(流石に甘すぎたかな……) 照(ここからは、本気) 照(誰にも邪魔はさせない) 照「―――ロン、2000」 南二局 咲 34700 親 桃子 19900 照 13300 京太郎 32100 照「……ツモ、1000・2000」 照(ここは、もう攻める!)ゴッ 咲「!」ゾクッ 咲(この感じ……お姉ちゃん) 咲(大変なことになるかも……) 【鏡開き】発動! 南三局 咲 33700 桃子 17900 親 照 17300 京太郎 31100 照(最後の、親番) 手牌:一ニ112①⑧⑨南西北發中 ツモ:東 照(一索が頭、後は揃うのを待つだけ) 打:2 京太郎(ん?結構調子よくねえか?) 手牌:四四五133358③⑥⑥⑥ ツモ:5 京太郎(タンヤオ三暗刻、上手くいけば四暗刻まで行けるかも……) 京太郎(……あれ?) 打:③ 咲(二暗刻、多分これは、やっぱりお姉ちゃん) 手牌:三三三八222688④⑤⑦ ツモ:二 咲(でも、そっちがその気なら) 打:八 桃子(配牌四対子って……) 手牌:六七②②③④④④⑧東西西北 ツモ:東 桃子(まずは様子見っすね) 打:六 照(…………) 手牌:一ニ11①⑧⑨東南西北發中 ツモ:白 照(これで、一向聴) 打⑧ 京太郎(んーっと、これは……) 手牌:四四五1333558⑥⑥⑥ ツモ:四 京太郎(……狙ってみるか) 打:8 京太郎(でも、こんなこと前にもあったような……?) 咲「……ポン」 咲(お姉ちゃんのあの気配、昔と同じ……) 手牌:二三三三2226④⑤⑦ 【888】 咲(まずは……) 打:6 桃子(黒ばっかっすね) 手牌:七②②③④④④⑧東東西西北 ツモ:⑧ 桃子(混一色、一盃口か七対子あたりっすかね) 打:七 照(国士無双九萬単騎……) 手牌:一八11①⑨東南西北白發中 ツモ:9 照(これなら、勝てる) 打:八 京太郎(……そういや、よくあったっけ) 京太郎(みんな揃って役満手って) 京太郎(まあ俺は気づかなくて四暗刻崩しちゃったりしてたけど) 京太郎(今思うとクソもったいねえよな) 京太郎(……さて) 手牌:四四四五133355⑥⑥⑥ ツモ:5 京太郎(四暗刻単騎待ち……ってか三巡目でこれはおかしいだろ、どうなってんだ全自動卓) 京太郎(恐らくは照も役満……当たったら一溜りもねえ) 京太郎(でも、俺は……) 京太郎(直接対決だ、照) 咲(……んー) 咲(四槓子……和了れる、かな) 手牌:二三三三222④⑤⑦ 【888】 ツモ:8 咲「カン」 手牌:二三三三222④⑤⑦ 【8888】 ツモ:⑦ 咲(…………) 打:二 桃子(これで一向聴?っすかね) 手牌:②②③④④④⑧⑧東東西西北 ツモ:西 桃子(客風は来なくていいっすよ……) 打:北 桃子(もう集まっちゃったからしょうがないっすけど) 照(不要牌……?) 手牌:一119①⑨東南西北白發中 ツモ:⑦ 照(それだけじゃない、ヤオチュー牌がモモたちに流れてる) 照(こんなこと、今まで……) 照(……咲がずらした?) 照(いや、それなら既に手は止まってるはず) 照(…………) 照(違う、この感じ) 照(麻雀を始めたころに、段々引き戻されていくこの感覚……) 照(手が進まなくて、もどかしくて、けどわくわくして楽しい気持ち) 照(……懐かしい、気持ち) 打:⑦ 照(これは…………) 咲「ポン」 手牌:三三三222④⑤ 【⑦⑦⑦】 【8888】 咲(テンパイ……だね) 打:④ 桃子(……うわ) 手牌:②②③④④④⑧⑧東東西西西 ツモ:⑨ 桃子(一向聴のまんまっすか) 打:⑨ 照(……九筒) 照(モモのツモは本来、私のツモだったはず) 照(なら、私のツモは……) 照「…………っ」 手牌:一119①⑨東南西北白發中 ツモ:1 照(……一索) 照(もし、私の予感が当たってたら、これは多分京の和了り牌) 照(絶対的な確証はない、けどこの予感は本物) 照(オリることもできるけど、そうすれば勝ち目が無くなる) 照(…………) 照(……突っ張るか、逃げるか) 照(どうすれば……) ―――――――――――――――――――――― 京太郎「ポン!」 京太郎「チー!」 京太郎「それもポンだ!」 京太郎「さらにポォーン!」 咲「京ちゃんまた裸単騎?」 京太郎「男たるもの一個で十分だ!」 京太郎「それに今回はただの裸単騎じゃないんだぜ!」トン! 照「ロン、36000」 京太郎「そげぶっ」 桃子「致命傷っすね」 京太郎「……ちぇっ、前に一索捨ててたから和了れるって思ったのに」 京太郎「つーかその手だったら一索捨てない方が速かったじゃんか!」 照「安全だと思ったからね、考えなしの京とは違うんだよ」 京太郎「何だよそれー、危なくてもテンパイしろよー」 京太郎「高いのが恐くてやってられるかよ!」 咲「それ、完全に負ける人の台詞だよ」 京太郎「なあなあもう一局打とうぜ!」 桃子「そろそろ帰った方がいいっすよー」 キーンコーンカーンコーン 京太郎「あ……」 照「終業だね」 桃子「今日はこれでお開きっすね」 咲「早く帰らないとまた先生に怒られるよ?」 京太郎「よし、早く帰ろう」キリッ 三人「切り替え早いな(っすね)」 京太郎「……あ、忘れてた!」 京太郎「ななっ!今度さ――――」 ―――――――――――――――――――――― 照(危なくてもテンパイ、か) 照(…………) 照(……私も) 照(前に、進もう) 照(たとえこれで当たっても、後悔はしない)スッ 照(これが、私の選択) 照(だから――) ――――トンッ 京太郎「――ぁ」 京太郎(……来た) 京太郎(これで……俺の勝ちだ)ギュッ 京太郎(後はただ、声を出すだけ!) 「ロ――――」グラッ (何だ、何だこれ……) (何かが、流れ込んでくる……) 「――――ンっ!?」 叫びと、目の前の人だかり 無意識の内に俺の足は走り出していて、誰の声も聞かずに飛び込む 柔い衝撃の後に少し温い水が体を包み、俺の前進を遮ろうとした 息つく間を与えずに手で水を掻いて押し出して、水が口を満たしても脚で水を蹴って押し退ける 掴みそうで掴めない感覚の先にあったのは、目指していた柔らかい肌だった 五つの感覚が、差し出した手を包む 抱えた女の子の顔は蒼白く生気を失っていて、その辛そうな表情に不安を覚える 咽る、気管に入り込んだ水に体が拒否反応を示したのだ 女の子を映す眼は光を失い、咽る内に呼吸もままならなくなり、脚からは力が抜けていく ――いなくなってほしくない ただ放すまいと腕に力を込める、絶対に救いたいと切に願う ――――だが、やがてはその願いも、込めた力も、意識が落ちると同時に果てた 京太郎「……はぁ、はぁ」 咲「京、ちゃん?」 桃子「大丈夫っすか?」 京太郎「ぁ、ああ、大丈夫だ――」 京太郎(深呼吸……深呼吸) 京太郎「すぅぅぅぅぅーー……」 京太郎「……はぁぁぁぁぁーー」 京太郎「……よし!」 ――――ロン!―――― ――――四暗刻単騎、32000!―――― 終局 京太郎 63100 咲 33700 桃子 17900 照 -14700 腹の底から声を出した、堂々と終わりの声を告げた、牌を倒した手は汗まみれで、なぜか体が熱かった それは、照を飛ばしたことの興奮からか、それとも―― 京太郎「俺の勝ちだ、照」 照「…………うん」 少しだけ下に向けた照の顔はどこか満足気で、今さっき脳裏に浮かんだ女の子の青褪めたそれが重なった ……じゃあ、俺が助けたのは…… でも、俺が照と水場に行くなんて、そんなこと、一回しか―― 『ななっ!』 ――何かが白くぼやけている ――何かが、思い出せない 京太郎「……なあ」 桃子「どうかしたっすか?」 咲「京ちゃん?」 京太郎「一つ、聞きたいんだけど」 京太郎「……俺、俺たちで海とか行かなかったか?」 照「…………」 咲「海?」 『今度さ、みんなで――』 京太郎「――――あ、いや」 京太郎「……プール」 そうだ 京太郎「プール」 膨れ上がった袋の結び目を解くように 京太郎「……三年前、みんなでプールに行ったよな?」 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 俺は表彰式を終え、取材とかその他諸々の用事を済ませた後に街の喫茶店で照と落ち合うことになった ちなみに、咲とモモは都合が合わないので来ないそうだ 俺よりも取材が多い照は少し遅れて店へ来た あらかじめ俺が頼んでおいたココアを一口啜って、照は口を開いた 照「熱い」 京太郎「そりゃそうだ」 照「水が欲しい」 京太郎「はいよ」 照「ありがとう」 透明なグラスに入った水を火傷した舌でチロチロと舐める照の姿は、何と言うか可愛らしかった 照の様子が落ち着いたのを見て、話しかける 京太郎「で、話してくれるんだよな」 京太郎「三年前、俺に何があったかを」 照「……うん」 照「私は、もう逃げない」 もう一口ココアを啜って、照は話し出した ―――――――――――――――――――― 俺と照が出会ったのは、俺がモモと知り合ってから三年後、小学二年生のある春の日だった いつもは休日も暇な俺とモモで遊ぶはずだったが、モモは家の用事で遠出をしていたため、俺は暇な休日を過ごしていた 新たな出会いを求めて近くの公園へ出かけたときに、俺は照を見つけた 京太郎「なーなー姉ちゃん」 照「……何?」 京太郎「せっかくこんなに天気良いんだからさ!ぱーっと遊ぼうぜ!」 照「私には本で十分」ペラッ 京太郎「はっはーん、お前ひょっとして友だちいねーんだろ」 照「」ピキッ 照「そんなことない、友だちの一人や二人……」 京太郎「じゃあ俺とでも遊べるだろ?」 照「しょうがないな、お姉さんが相手してやる」 京太郎「よっしゃあ!何する?何する?」 照「えーっと、かくれんぼ、かな?」 京太郎「そんじゃあお前鬼だからなー!」 照「えっ」 京太郎「今日は楽しかったぜ!ありがとな!」 照「こちらこそ」 京太郎「モモがいないからひまだーって思ってたんだけどお前がいてくれてよかったぜ!」 照「……照」 照「宮永照だから、照って言って」 京太郎「テル、か俺は京太郎だ!」 照「……長いから京でいいかな」 京太郎「おう、大かんげーだ!」 京太郎「んじゃまた会おうぜ!じゃな!」 そのうち、照とモモと三人で遊ぶようになって、咲も混じって来るようになった いつからか俺たちは麻雀で時間を過ごすようになった 照曰く、俺は照と互角に打てるほどだったらしい。「曰く」や「らしい」というのは俺が昔のことを覚えていないからだ それこそ飛ぶこともあったが、今日のように照たちを飛ばすこともあったそうだ ……そうして、六年前の夏に俺たちは約束を交わした 国民麻雀大会で四人で打つ、という無謀で実現可能だった約束を 俺たちが小五になると照だけは中学に上がり、必然的に俺たちが一緒に遊ぶ回数も減っていった 距離感を感じた俺から照への呼び名は照姉ちゃん、と少し疎遠なものへと変わっていた そんなこんなで三年前、俺たちは中学へ上がり、照と麻雀部を設立した 顧問の先生は厳しい人で、遅くまで残っていると怒られたりもした 四人で麻雀を打って、喋って、帰って、遊んでいた それでも、照との距離は縮まっていないように思えた 照は一人だけ俺たちと違う学年で、中三ともあって先生に呼ばれたりして部活に来れないこともしばしばだった そこで、俺は四人の距離をもっと縮めるために、夏休みの間にみんなを県内のプールに誘った 元は俺の疑問を聞いた父さんの提案で、当日も父さんに連れて行ってもらった 俺たちが行ったのは、25mプールとか流れるプールだとか、ウォータースライダー、波のプールとかがあったりするオーソドックスでそこそこ大規模なプールだった 照とモモは流れるプールで泳ぎ、俺は25mプールで咲の泳ぎの稽古をつけていた 例の件は、その昼時に起きた ――――ここから先は、照の話によるものだ 【side-照-】 照「モモがどっか行っちゃった……」 照「みんな迷子になりすぎだよ、やっぱり私がしっかりしないと」 照「もう一泳ぎして行こう」チャプチャプ 照「…………」 照「私も京に教われば良かったかな」 照「けど、そうすると馬鹿にされそうだし……」 照「はぁ……、ッ!」 照「痛っ!」 照(あ、脚が……!)ジャバジャバ 私が脚をつったのは、流れるプールの中でも幅が大きいところ このままだと溺れる、と恐怖して 誰かが助けてくれる、と希望したその矢先――― ピンポンパンポーン 『ただいまより、安全確認を行いますのでご遊泳中のお客様はプールからお上がりください』 ―――無機質な音と少し低めの声が館内に響いた 照(なっ、なんで……) 周りの人の注意は当然プールサイドへ向いて、私の方は見もしない 溺れまい、ともがけばもがくほど力は発散されていって、息は途切れ途切れになっていく 呼吸を整えようとしても口に入ってくるのは水ばかりで酸素の一欠けらもないように思える ようやくプールサイドに人が集まって、大声が聞こえた 「助けろ!」とか「危ない!」だとか 人だまりの端から、飛び込んでくる人影が見えた。金色の軌跡が目に入った ああ、やっと助けに来てくれた、と安堵して、身体から力が抜けていった 荒い吐息が肌にかかって少しくすぐったかった 意識が遠のく中で、触れた手を握り返した 温かくて、優しい手を 気が付いて体を起こすと、目の前では咲とモモが泣いていて、私の隣では京が寝ていた 二人の話によると、あのとき私を助けてくれたのは京で、その京自身も息ができなくなって溺れてしまったらしい 咲「えっと、じゃあ私京ちゃんのお父さん呼んでくるね」 桃子「あ、私も行くっす!」 照「行ってらっしゃい」 咲「はーい、まだ寝てていいからねー」 ガチャ バタム 照「…………」 照「……京?」 隣で寝ている幼馴染に声をかけてみても―― 京太郎「ぐぅ……ぅ……」 ――返ってくるのは寝息だけだった 照「……もう」 ベッドが近いのでほっぺを突っついてみる 私のと比べると少し硬いほっぺは私よりも多くの表情を作り出す 笑ったり、怒ったり、寂しがったり、悔しがったり、京も咲もモモも私には作りにくい表情を見せてくれる 休日は遊びに連れ出して、平日は麻雀で相手をしてくれる ここ二年はあまりそういうことはできなかったけど、一人の私に構ってくれる 初めて遊んだときだって…………あれは京が寂しかっただけか 京太郎「ぐごぉ…………」 隣の恩人に「ありがとう」と小さく呟いて、手を握った 今度は、寝ている京は、握り返さなかったけど ――――――――――――――――――――――――― 照「……しばらくして京も目が覚めて、おじさんも来た」 照「次の日の部活動でもみんなで打った……でも」 照「異変があった」 京太郎「異変?」 照「京が弱くなってた」 京太郎「弱い……か」 照「前は点数計算もできてたのに、その日からはリーチも鳴きも役満もわからなくなっていて」 照「まるっきりの初心者になっていた」 京太郎「……は?」 照「私もよくわからないけど、多分溺れて気絶したときに京の頭がおかしくなったんだと思う」 京太郎「いやどういうことだよ」 照「事故のショックで記憶を失うとか、そういうことらしい」 京太郎「さっぱりわかんねえんだけど」 照「話を戻す」 京太郎「おい」 照「……咲は京を楽しませようと京を勝たせるように細工をするようになった」 照「私が東京へ行く前には8局全部プラスマイナスゼロなんてことができるようになってた」 照「モモも京を気遣って消えることが少なくなった」 照「……あの日から、私たちは変わってしまった」 照「変えてしまったのは、私」 照「だから、私はまた、京たちの輪から遠のいていった」 照「遊ぶこともなくなったし、麻雀をすることもなくなった」 照「そんなときに、母さんの転勤話がでてきた」 照「ちょうど白糸台からも話が来てたし、このままでいいと思って私は東京へ行った」 照「京は、モモと咲と一緒にいた方が幸せだと思った」 照「私はもう必要ないんだ、って思った」 京太郎「…………」 京太郎「まあ、何となくわかったけど、じゃあどうしてお前は三箇牧に来たんだ?」 京太郎「おばさんのことも、白糸台のことも都合悪いじゃんか」 照「白糸台は……嫌だった」 京太郎「部員の人たちは結構慕ってるみたいだったけど?」 照「私が入ってから麻雀部に来た人たちはほとんどが私目当てだった」ドヤァ 京太郎「若干どや顔しながら言うなよ」 照「そのうちにみんなやる気を無くしていって、その人たちと打つことも少なくなった」 照「私はただの客寄せパンダなんだ、って」 照「東京の上野だけに、ね」ドヤァ 京太郎「あーはいはい」 照「それから、だんだん麻雀に嫌気が差していった」 照「けどみんなとの約束も破るわけにはいかないから、続けた」 照「……それで、母さんから京が三箇牧に受かったって聞いた」 照「咲たちは長野の公立、京だけは大阪の私立、一緒にいるはずだった咲たちと京が離れた」 照「……私は京に謝ろうと思った」 照「あれさえなければ、京は咲たちと仲良くなれたはず」 照「あの日のことを全て打ち明けようって思った」 照「だから、今日……」 京太郎「ちょいタンマ」 照「なに?」 京太郎「お前、何か勘違いしてないか?」 照「?」 京太郎「俺が三箇牧に来たのは麻雀と勉強を頑張るためなんだけど」 京太郎「麻雀部、確か六年前に優勝してたし、全国二位もいるって聞いたし」 京太郎(あの学校複雑だからゆっくり探そうと思ってたんだけど、案外早く見つけちゃったんだよな……) 京太郎「別に俺があの二人と仲が悪いとかそういうわけじゃないぞ?」 照「そうなの?」 京太郎「今日見ただけでわかるだろ」 照「…………」ウーン 照「……あっ」ピコーン 京太郎「ったく、今の今までお前は……」 照「…………」ズズッ 京太郎「……なあ」 照「何?」 京太郎「陽も落ちるし、そろそろ帰るか」 照「うん」 京太郎「ホテルまで送ってくか?」 照「菫と淡が迎えに来るから大丈夫」 京太郎「そっか、じゃあまたな」 照「うん……あっ」 京太郎「どした?」 照「優勝おめでとう」 京太郎「ああ、ありがと」 照「バイバイ」 京太郎「またメールするからー!」 国民麻雀大会で優勝した! 京太郎「さて、どっか行こうかな」 夕 京太郎「結局暇だなー」 京太郎「他の人もゆっくりしてるんだろうし遊びに誘ってみるか」 京太郎「団体戦の労いも兼ねて雅枝さんを誘うぞ!」 京太郎「……人妻と遊びに行くっていいのか?」 prrr prrr 雅枝『愛宕です』 京太郎「雅枝さん!遊びに行きましょう!」 雅枝『いきなり何言うとるんやお前』 京太郎「団体戦、疲れたでしょう?」 雅枝『確かに疲れたけど、それがどないした?』 京太郎「なら洋榎さんの相手なんかしてないで俺と遊びに行って疲れを取りましょう!」 雅枝『どっちにしても疲れる気がするんやけど』 京太郎「まあまあ、行きましょうよ」 雅枝『そもそも行くってどこ行くんや』 雅枝『それに、夜用事があるから長くは遊べへんで』 京太郎「じゃあ行ってくれるんですね!」 京太郎「行くのは 雅枝「ファミレスで何するつもりや」 京太郎「駄弁ったり、くつろいだり」 雅枝「ええ歳した大人がええんやろか……」 京太郎「まっ、もう来ちゃいましたからね」 雅枝「せやな」 京太郎「雅枝さんは何を食べますか?」 雅枝「軽いもんでええわ」 京太郎「すみませーん!ハンバーグプレート二つー!」 雅枝「ちょいちょい待て!今軽いもん言うたやろ!」 京太郎「え?200gって軽くないですか?」 雅枝「単純な重量ちゃうわ!」 京太郎「あはは、わかってますよ、関西人を試しただけですから」 雅枝「アンタなぁ……」 店員「それで、ご注文は?」 雅枝「抹茶ぜんざい」 京太郎「じゃあ俺は……」 店員「かしこまりましたー」 雅枝「結局食うんか」 京太郎「こう見えて早食いなんですよ、俺」 雅枝「ふーん」 京太郎「素っ気無いっすね」 雅枝「遅くなりそうやから戒能プロに連絡しとこ」 京太郎「良子さんがどうかしたんですか?」 雅枝「ああ、戒能プロと臨海んとこの監督と善野監督とで飲み会行くんや」 京太郎「それが夜の予定っすか」 雅枝「ほな電話するから静かにしとき」 京太郎「」ピッピッピッ 京太郎「あ、良子さんですか?飲み会、俺も行っていいですか?」 京太郎「はい、了解っす!」 ピッ 京太郎「俺も行くことになりました」 雅枝「行くことにさせたんやろが」 京太郎「そうとも言いますね」 店員「お待たせいたしましたー」 京太郎「おっ、来た来た」 京太郎「そんじゃあお先に頂きまーす」 雅枝「ほんま気ままやな」 京太郎「そういえば絹恵さんってまだ成長してるんですか?」 雅枝「何の話しとるんや、ええ加減にせんと怒るで」 京太郎「洋榎さんは着けなくていいですよね、あれなら」 雅枝「使い回しばっかやから助かるわ」 京太郎「まあそうでしょうね」 雅枝「…………」 雅枝「娘たちと同じくらいの男となんて話しとるんや私は……」 京太郎「同感です」 雅枝「男子高校生と居酒屋行くってアカンやろ」 良子「オーライですよ、プロバブリー」メソラシ 臨海「久しぶりだな、須賀」 京太郎「お久しぶりです、監督さん」 善野「優勝おめでとな、須賀くん」 京太郎「どうも、ありがとうございます」 良子「早速中に入りましょうか」 京太郎「飲み会って大体どんなことするんですか?」 雅枝「アンタがさっきしようとしとったことや」 京太郎「ただ酒飲んで話すだけですか」 善野「そういうことやな」 良子「それではもう頼んでしまいますねー」 京太郎(流れで来たはいいけど……) 京太郎(適当に誰かと話すか) 京太郎「それにしても、なんでこの面子で飲み会なんてしてるんですか?」 京太郎「良子さんと善野さんと雅枝さんと霞さんならわかるんですけど……」 臨海「むっ、私がいると不満なのか?」グビッグビッ 京太郎「そうじゃないですけど、気になるなーと」 雅枝「前の合宿で協力もしてもろうたしな、あと石戸はああ見えて未成年やし」 京太郎「なるほど」 臨海「ふぇぇ、カイノー!須賀が虐めるぅぅぅ!」ビエーン 京太郎「えぇぇっ!?」 雅枝「もう出来上がってもうたんか……」 良子「待ち合わせ前にワンカップをスリーカップくらい飲んでましたからね」 善野「ええなぁ、お酒」 京太郎「飲めないんですか?」 善野「お酒とか、色々と先生に禁止されとるからダメなんよ」 善野「居酒屋来てもおつまみくらいしか食べられへんのよね」 良子「あ、そうでした善野さん、今度の姫松とのゲームなのですが」 善野「あー、せや頼んどったね、どないしました?」 良子「それがですね――――」 京太郎「……」チュー 雅枝「……」ヒョイ パクッ 京太郎「……」パクッ 雅枝「……」ゴクッ 雅枝「……何か話そか」 京太郎「そうしましょう」 店員「お待たせいたしましたー」 店員「こちら、砂肝と若鶏のから揚げでございます」 京太郎「」ピクッ 雅枝「」ピクッ 京太郎「から揚げ……」 雅枝「ほなレモンかけるで」 京太郎「え、何言ってるんすか?レモンかけるとか正気ですか?」 雅枝「から揚げにはレモンって相場はきまっとるやろ」 京太郎「雅枝さん、それ一回内科に行った方がいいですよ」 雅枝「から揚げにレモン無しで食べられる方がどうかしとるわ」 京太郎「俺の方が主流だと思いますけどね」 雅枝「ほな他のにも聞いたろか?」 京太郎「いいですよ、どうせ……」 「レモン?から揚げにレモン?……ププッ」 京太郎「とかなるんですから」 雅枝「さあどうやろな、そっちこそ」 「どうして、から揚げに何もかけないで食べることができるだろうか?いいや、できまい」 雅枝「とか言われるに決まっとるわ」 京太郎「なんで反語?」 京太郎「……雅枝さんの家に電話して答えてもらうってのはどうですか?」 雅枝「ふん、ええわ、愛宕家に勝負を挑むとはええ度胸や」 京太郎「じゃあ俺からかけますね」 prrr prrr 洋榎『はいはーい、いつもニコニコ元気な愛宕やでー』 京太郎「あ、洋榎さんですか?」 雅枝「なんや洋榎か……」 洋榎『京太郎か、どないしたん?』 京太郎「洋榎さんってから揚げに何かけます?」 洋榎『ウチと絹は何もかけへんで』 雅枝「……は?」 京太郎「雅枝さんがかけたりするんじゃないんですか?」 洋榎『オカン帰り遅いからな、絹とウチだけで食べとるんや』 洋榎『あ、もちろん作るんは絹やで』 京太郎「知ってます」 洋榎『今日も飲み会やいうし、たまには一緒に食べたいわ』 京太郎「……俺からも言っておきますね」チラッ 雅枝「……」 絹恵『お姉ちゃーん、ご飯できたでー』 洋榎『はーい、ほなまたな』プツッ 雅枝「…………」 京太郎「…………」 京太郎「俺の勝ちですね!」ドヤァ 雅枝「この雰囲気で言う言葉!?」 京太郎「んー、でも家族と食べた方がいいですよ」 京太郎「なるべく早く切り上げるとか……はもうしてるんでしょうね」 雅枝「……そうなんやけどな」 京太郎「俺も一人暮らしなんで寂しいんですよ、だから洋榎さんたちも寂しいんじゃないかな、と」 雅枝「せやったら今度うちに来るか?四人で食べるのも悪ぅないやろ」 雅枝「なんなら京太郎のこと迎えに行くのもええし、あとは……この後とか?」 京太郎「……雅枝さんが俺を家に連れ込んだら、洋榎さんたちってどんなリアクションするんでしょうね」 雅枝「…………」 雅枝「!」 雅枝「べ、別に変な意味は無いんやからな!」 雅枝「こうすれば洋も絹も京太郎も寂しないやろ!」 京太郎「わかってますよ、機会があればお願いします」 雅枝「それでええわ、それで」 雅枝(ちょっと変なこと想像してもうたやないか、まったく) そして四時間後 良子「きょぉたろぉ……もう遊べないの?」 京太郎「松山と大阪じゃあ流石に無理でしょう」 良子「いやだいやだいやだぁー!」ギュッ 京太郎「あーもう面倒くせぇ……」 雅枝「京太郎?聞いとる?」 京太郎「はいはい、それで洋榎さんがどうしたんですか?」 雅枝「それでなーそこで洋がなー」 臨海「焼酎もう一杯……」Zzz 善野「……そろそろお開きにしよか」 京太郎「ですね」 臨海「新大阪どっちらっらへ?」 京太郎「何言ってるのかわかんないっすよ」 良子「きょぉたろぉ、送っていってぇー」 京太郎「よっかからないでくださいよもう、ほらしっかり立って」 雅枝「あ、洋と絹が見えるわぁ……」 京太郎「いないですよ!どこにもいないですから!何見えてるんですか!」 雅枝「あはははぁ……」 京太郎(大人ってめんどくせぇ……) 善野「ふふふっ、ほな帰ろか」 京太郎「ちっとも笑いごとじゃないですよ」 洋榎「ほな監督お疲れさんさんさんころり~」 絹恵「さよなら~」 雅枝「本物や、本物がおる~」ウツラウツラ 洋榎「とっとと帰るで」グイグイ 雅枝「うぇへぇはぇ~洋の腕やわらか~い」 洋榎「気持ち悪いわ!」 絹恵「せやったら私は左!」 雅枝「絹もやわらかいなぁ~」 善野「また学校でな」フリフリ 良子「あぁぁ……帰りたくないー」ギュッ 京太郎「帰ってください、タクシー来てますから」 臨海「カリフォルニアへレッツゴー!」 運転手「えっ」 京太郎「新大阪まででいいですから!」 良子「きょぉたろぉとどこまでも~」 京太郎「さっさと離れてくださいよっ」 ブロロロロ 京太郎「というわけで帰りましょうか」 善野「ええの?」 京太郎「善野さんみたいな人が一人で夜道を歩いてたら危ないですからね、行きましょうか」 善野「よろしく頼むで、王子様」 京太郎「かしこまりました、お姫様」 京太郎「段々寒くなってきましたね」 善野「風邪引きやすぅなるのは勘弁や……」 京太郎「風邪と言えば……末原先輩ってどうなんですか?」 善野「どういう繋ぎ方しとるんや」 善野「恭子ちゃんはええ子やで、いつも一生懸命やし、洋榎ちゃんよりも主将らしいし」 京太郎「俺が打ったときも強かったですよ、少し自信なさそうに見えましたけど」 善野「宮永咲ちゃんにやられたときからあんな調子やったんや、洋榎ちゃんたちとみんなで励ましたけどな」 善野「今度、須賀くんと打ってみたいわ」 京太郎「はい、俺もです」 善野「これからも同じ大阪やさかい、よろしうな」 京太郎「ははっ、三箇牧は負けませんからね」 善野「こっちやって負けてばっかりやないんやで」ニコッ 善野「あ、もうここまででええわ」 京太郎「そうです、か、じゃあまた!」 善野「はいはい、お疲れさん」 京太郎「善野さんも送って無事帰って来たことだし、何かするか」 夜 京太郎「少し寒いけど散歩して来よう」 京太郎「夜も遅いし、いつも通り人もいないなーっと、あ」 京太郎「あの人は……」 エイスリン「ア!キョウタロー!」 京太郎「すっごく久しぶりな感じがしますね」 エイスリン「!」 エイスリン「ン……」ゴソゴソ エイスリン「キョウタロー、コレ!」つ|京太郎が笑っている絵| 京太郎「これ、俺のために?」 エイスリン「」コクッ エイスリン「キョウタロー、オメデトウ!」 京太郎「うわぁ、ありがとうございます!」 エイスリン「ドーイタシマシテ!」 京太郎「で、何してたんですか?」 エイスリン「sketch!」 京太郎「夜道を描いてたんですね」 エイスリン「ゼンゼン、カイテナカッタカラ!」 京太郎「ずっとホテルでしたもんね、やっぱりこっちの方が楽ですよ」 エイスリン「ラクチン!」ニコニコ エイスリン「…………」カキカキ 京太郎「……」ジーッ エイスリン「キョウタロー?」 京太郎「何ですか?」 エイスリン「ツキ、キレイ?」 京太郎「確かに綺麗ですね、それが何か?」 エイスリン「"I like you"ハ『ツキガキレイ』!」 京太郎「そうなんですか?」 エイスリン「ナツメソウセキ!」 京太郎「へぇ、そんなことが」 エイスリン「キョウタロー、ツキガキレイ!」 京太郎「同感ですね」 エイスリン「エヘヘ……」 エイスリンの好感度が上がった! 【11月第1週 休日】終
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510 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/01(火) 00 19 11.19 ID XecPwlSEO [1/17] 竜華「そろそろ全校生徒集合やな、もう行くわ」 セーラ「またな~」 京太郎「怜……」 浩子「上の空や」 泉「彼もアホですね」 --- 竜華「……あれ?」 セーラ「何してたん?」 怜「ちょっとプロの方にしごかれてました……」 竜華「出席大丈夫なん?」 怜「学校も承諾済みやで」 セーラ「まぁ……言うても居なくなったのも一月の下旬やし……」 竜華「監督も何か言えや……」 セーラ「麻雀上手くなったん?」 怜「そもそも体力が追いついてないらしくてな、走らされたわ……沢山」 セーラ「麻雀関係無いやん……」 怜「というわけで京太郎借りるで~」 竜華「はぁ!?」 怜「一ヶ月だけやから大丈夫」 竜華「春休み終わってまうわ!」 怜(本当は転校させるけどな) 512 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/01(火) 00 28 28.05 ID XecPwlSEO [2/17] 京太郎「怜……」 泉(まだ言ってるわ) 校長「三年生代表」 校長「園城寺怜」 怜「はい」ガタッ ザワザワ 京太郎「はっ!?」 泉「え!?」 --- 浩子「ふぁっ!?」 --- 雅枝「笑えるわー」ケラケラ 513 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/01(火) 00 45 07.17 ID XecPwlSEO [3/17] 卒業式が終わって 校庭 竜華「皆で怜を胴上げや!」 セーラ「行くでー!」 怜「ちょっと待ってー!」 セーラ「おらー!一年、二年集まれー!」 京太郎「おー!」 泉「行くでー!」 泉「行かせてもらいますわ!」 バンザーイバンザーイバンザーイ 雅枝「手荒い歓迎やな」クスッ 怜「なんでうちなんー!?」 514 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/01(火) 00 48 09.10 ID XecPwlSEO [4/17] 京太郎「ふぅ……終わった終わった」 怜「ほな」ガシッ 京太郎「あ、怜」 怜「行くで、東京」 京太郎「おう!」 怜「え?」 怜「驚かんの?」 京太郎「そう言うと思ってたからさ」 怜「そうかぁ……」ニコッ 京太郎「今度は俺が着いて行く番だ」 515 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/01(火) 00 58 11.41 ID XecPwlSEO [5/17] 最初、見た時から好きでした。 初めて人を好きになりました。 どうしようもない事も、止められない事も。 その笑顔の為に、貴方の為に。 未来を越えて来たのだから。 単純に、純粋に、貴方を見ていたい。 前回も今回も、私の為に身を削り……助けてもらった。 うちってわがままやけど、な。 516 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/01(火) 01 02 49.29 ID XecPwlSEO [6/17] 今度はもう心配無用。 ずっと、これからも。 愛は深く、永久に。 何があっても俺が守る。 何があっても見守り続ける。 何があっても……幸せにする。 --- 春。 桜舞う。 二人は輝き続ける。 怜「京太郎ーー」 京太郎「怜ーー」 怜「不束者ですが」 京太郎「こちらこそ」 怜「……久しぶりに言わせてもらうで」 京太郎「?」 今も、これからも。 517 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/01(火) 01 05 14.48 ID XecPwlSEO [7/17] 怜「ーー大好き」 . ′ / j .} .', ′ / // /j / l l. ′ / / ′| / ,' / | } ′ /,斗-++! / ' /─--.+ !_ l / | i .|j .| / ./ / | l .} | ! |l { .| l .|l l / ./ / .j / | ∧ .| { l | l |--+-弋 / .// _'_ j / | ′ l ∨≧=≠≦ミ、/ ノ' ,升=≠≦ミ〈 | . l l /´ _ )o い _ )o 刈 ヽV ′ 代. トiv li! ,刈 トiv li! rf;} }.| ′ |. ∨ っ ∨ っ /.| ./ ト ゝzz r,ノ ゝ zz ツ | |.} .| | l. 〃〃〃 , 〃〃〃 .| | } .| ` l | l ノ´ 、 ── ' イ > ,< > < .| > 、 <. | __ } |r ⌒j _ 斗'´ ! .| //j / r ' j /// ' ノ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ / | / // / / カンッ 523 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/01(火) 01 16 19.74 ID XecPwlSEO [12/17] 憩ルートは洋榎ルートと共に封印されました 穏乃ルートは悪魔共々封印されました 次回穏乃ルート選択時は(土方を使うまでも無く回避してたので)土方使用可能。 そろそろ 1はこのスレを終わらせます。先にこっちを終わらせる 現在解放されているのが ゆみルート 穏乃ルート ネキ 憩 穏乃 衣 照 淡は封印中 (ピンチになったらハギヨシ登場を使う機会もない程に穏乃はコンマを全回避しました。次回穏乃ルートのピンチ時に使用できます) 一エピローグは衣編クリア時に解放 記憶引き継ぎに関しては とある一定のコンマを引いたヤンデレのみ引き継ぎと考えています(高校が同じキャラの場合)ので、安心して前回選んだ高校も選んでください。 (永水を選ぶ時は一応確認をしますが復讐編かどうかを明記してください) 前回ヤンデレだったあの子も……ヒロインだったあの子も……! 鶴賀(ゆみ)か阿知賀(穏乃)のどっちかを多数決で選んでください(他の高校は不可) プロローグ 意識が混濁としている。 酷い夢を見ているようだ。 何回も何回も酷い目にーー 咲……? 京太郎「はっっ……!」ガバッ 京太郎「夢か……」 京太郎「嫌な夢を見てしまった」 京太郎「そんな事よりも今日は入学式だ!」 京太郎「楽しみだな」 可愛い女の子と……うへへ。 次に行く高校は? 鶴賀or阿知賀 安価下10 557 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/01(火) 03 38 55.96 ID XecPwlSEO [16/17] 悪魔=ネキ=咲=すこやん=良子=小蒔(必然編) 霞 睦月 好感度max 依存度max 香織 47 智美 75 モモ 好感度max 依存度max ゆみ 90 やったね!ハーレムだよ!(意味深) 今回は大会を終えた頃の休息期間を描いた鶴賀のお話です(二回目) 夏休みです。 通学路 京太郎「入学してから結構経ったなぁ」 京太郎「皆、本当凄かったなぁ」 まぁ、俺も負けないように頑張りますよっと。 京太郎「あ、あれは」 0~20 睦月 21~40 香織 41~60 智美 61~80 モモ 81~99 ゆみ 565 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/01(火) 18 05 13.34 ID /sYJURahO [1/2] ゾロ目ボーナス! 京太郎「……ゆみさん?」 目の前には所々制服が破け、怪我をしたゆみさんが目の前に居た。 嫌……ゆみが。 京太郎「……モモか?睦月さんか?」 京太郎「それとも……良子さん?神代小蒔……か?」 ゆみ「はぁ……はぁ……」ゼェゼェ ゆみ「駄目だ……」 ゆみ「どうして……こんな時に限って君は思い出すんだ!」 京太郎「ゆみが……欲しいからかな?」 0~50 その場を離れる 51~60 む? 61~70 ずっと、みてたっすよ? 71~80 お久しぶりです!旦那様! 81~99 私とハッピーウェイをゴーマイウェイ 568 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/01(火) 18 12 51.02 ID /sYJURahO [2/2] 京太郎「よいしょっ」 ゆみ「なっ……なっな……///」 京太郎「お姫様だっこ」 ゆみ「京太郎……恥ずかしい」 京太郎「怪我、痛いだろ?」 ゆみ「あの頃に比べたら痛くないよ……」クスッ 京太郎「そうだな」アハハ --- 京太郎「……」 ゆみ「ここは……前回の合宿地?」 京太郎「ここに警察を呼んでおいた……先に向こうが手を出して来たしな」 ゆみ「それまでやり過ごすのか?」 京太郎「勿論」 0~50 旅館の中へ 51~60 うむっ 61~70 こんな所に居たんすか 71~80 旦那様っ! 81~99 ここがあなたと私のラブハウスですね、分かりました 575 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/01(火) 23 01 37.76 ID W/nU0F98O [1/6] 573 最強と言うか、人間力と言うか 良子「ほほう、中々グッドですね」 -‐─……‐- \ `丶 / 丶 \ / / │ ハ / ¦ ∧ │ | | | /| │ イ⌒∨| | /|──=ミ 乂| イ⌒| |/_..八| |_彡 |___ \ 八 |八_人 ァ卞卞ト | / |  ̄\ /\ N|卞卞ト、/ Vrウ| |< ゙ /「\| Vウ ,,, | |⌒) / //´ │ i| ,,, ′ | |/ / / │ 从 _ │| │‐< | l 个 ` |│ 人_____\ _r、_ | | | 丶 __,,.. レ厂\〉 ` \ /´| | l. レ|/ __| _彡ヘ ,゙ | | | h / レく \ │i. | | l | _/xく___/ 、__,,... ´ ̄⌒ア\ │ 丿| r宀⌒ |/^【 》/ / ∧ │ '´ ノ / 厂「 ∨ │ 良子「ここで私と貴方のラブロードがスタートしますね、京太郎」ニコッ 京太郎「……っ!」 ゆみ「逃げよう……!」 京太郎「逃げる時は一緒だ……!」 0~50 脱出 51~65 うむ 66~80 あ、見つけたっす 81~99 旦那様! 579 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/01(火) 23 09 46.29 ID W/nU0F98O [2/6] ゾロ目ボーナス! 良子「あの時は二人で心中されましたからね……」 良子「今度こそは手に入れてみせます」 ゆみ「……」 京太郎「……」 --- 前週 エピローグ その後 京太郎「ゆみ……大丈夫か?」 ゆみ「ああ……だが京太郎が」 京太郎「悪いな、もう逃げられそうに無い」 ゆみ「……死ぬつもりか?」 京太郎「ゆみだけでも……」 ゆみ「それは無理と自分で言ったじゃないか」フフッ 京太郎「なぁ……もう疲れたよ」 ゆみ「ご両親は残念だったな」 京太郎「ゆみの両親だって……!」 京太郎「あいつらは……許さない……絶対に……!」ギリギリ 580 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/01(火) 23 16 26.58 ID W/nU0F98O [3/6] 月明かりが私達を照らす中、死を覚悟した。 ゆみ「そろそろ奴等が来るな」 諦めるなんて人生で初めての事だった。 京太郎「なぁ……実は俺は腕も使えないんだ」 逃げ延びた先は鶴賀麻雀部の部室。 ゆみ「そうか……なら」 とても居心地が良かった。 ゆみ「素人だが、楽にしよう」ギイッ 座り慣れた椅子がとても心地いい。 京太郎「ごめんな……」 最愛の人間を私が[ピーーー]。 ゆみ「気にしなくていい」チャキッ ありがとう。 ブスッ 京太郎「」ドサッ ゆみ「すまない……この時の為に覚えていたんだ」 ゆみ「次は私……だな」 ブスッ ドサッ 581 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[saga] 投稿日:2014/07/01(火) 23 22 16.43 ID W/nU0F98O [4/6] ピーは殺すです 現在 ゆみ「後は一か八かだな」 京太郎「だな」 良子「一か八かはノーですよ」 良子「そんな事は私がキャンセルさせます」 ゆみ「いや……きっと助かるさ」 京太郎「そうだな、俺もそう思う」 桃子「あ、こんな所に」 睦月「探しました」 小蒔「見つけました!」 小蒔「さぁ!私と共に!」 良子「ふふふっ」 京太郎「ーー!」 多数決 0~80 小蒔、良子、睦月、モモが不慮の事故に。本当のハッピーエンドへ 81~99 END 安価下10まで多数決 594 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[saga] 投稿日:2014/07/01(火) 23 38 26.95 ID W/nU0F98O [5/6] 惜しいぃぃ! ピーポーピーポー 良子「おや、警察が」 小蒔「私が止めましょう」ゴゴゴ 良子「ストップ、その力は多用すると危険……」 ズズズッ 良子「聞かん坊ですね」 桃子「これ、ヤバイっすよ」 睦月「木が私達の所にだけ倒れ……」 良子「ーーえ?」 ズズーンツ バサバサッ 京太郎「え?」 ゆみ「……因果応報だな」 京太郎「まさか……あの四人が死ぬなんてな」 ゆみ「ゴキブリ並みにしぶといと思ったが案外そうでもなかったな」 595 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/01(火) 23 41 49.44 ID W/nU0F98O [6/6] HAPPY ENDING 602 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/02(水) 00 30 29.82 ID bXel3D6IO [1/18] ーーepilogue 苦難の果ては 603 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/02(水) 00 46 36.44 ID bXel3D6IO [2/18] 京太郎「あーん」 ゆみ「っ……///」 京太郎「あーん」 ゆみ「モモの墓の前だぞ……///」 京太郎「仕返しに見せ付けてやろうと思って」 京太郎「あーん」 ゆみ「っ……あ、あーん///」 パクッ 京太郎「美味しい?」 ゆみ「……」コクッ 京太郎「モモ……ちょっとおかしくなってはいたけど」 ゆみ「麻雀部の一員である事には変わりない」 京太郎「俺たちの事、良ければ見守っていてくれ」 「……」 ユラッ 605 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/02(水) 00 53 13.60 ID bXel3D6IO [3/18] 京太郎「さっ……帰るか」 ゆみ「そうだな」 「……」ユラッ 「きょーさん……先輩……」 607 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/02(水) 01 02 55.61 ID bXel3D6IO [4/18] 京太郎「モモの死体だけは見つからなかったんだってな」 ゆみ「どこかで生きているのかもな……」クスッ 「……」 --- 京太郎「あーん」 ゆみ「……またか?」 京太郎「あーん」 ゆみ「……///」カァァァ パクッ 京太郎「っし!」 ゆみ「恥ずかしいからやめてくれ……///」 「……///」ハァハァ ゆみ「……」 --- 京太郎「~~」アハハ ゆみ「~~」コラッ テクテク 「!」 グイグイッ 京太郎「うわっ!」 ゆみ「っ!?」 ププーッ ブォォォン 京太郎「このまま歩いてたら車に轢かれてたな」 ゆみ「いま……誰かに引っ張られたような」 609 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/02(水) 01 10 54.31 ID bXel3D6IO [5/18] 「たまらないっす……」 「元々二人が大好きだからたまらないっす……!」 (この二人を見守るなんて……!) 「最初からこうすれば良かったっす!」 / /ミヽV /彡| V \ / /⌒¨゙ー'´⌒| ', ハ / / i ヽ ,イ/ / ', \ ! / ナ ‐-- 、 -‐气─- \ ア ! ´ 〃 /,イ ヾ\ ` |< __ . -彳ィ i ! ___ ___、 7‐ _ ≧ ァ i ! ハ《 _fっ ;}` ´_fっ ;}》 〃 } T T´ iハ ! . / // .′ |. /ヽ i ′ ´ー ´ .イ ! / 八 _ r-‐' | .′ / へ ` ィ | |. / ′ i | .! ハ // / `!ー-‐ ´ |、 ! | ;. {/i λ i ,ィ/|、 _ -‐ ´ V、 | !i | / i __,ィ. / /_V ヽ /. ヽ | |} _ ..-‐ /. / ,イ////∧ /. | 7 /-ァ / i〃 r. i ´ /. // }//// ヽ /. |' / / / ` ‐-..、 「次は二人のどちらかの家に忍び込んで」 「夜の営みをさつえ……観察」 「楽しみっす……///」ハァハァ 612 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/02(水) 01 14 48.60 ID bXel3D6IO [6/18] 「二人が大好きなのに傷つけてしまった」 「もう顔は出せないからこれからの私は」 「二人の守護霊もとい完璧なストーカー」 「これが本当のステルスモモっす!」 「あっ……後で家族に謝りに行かないと」 「これからが楽しみっす……」ハァハァ 「色々な手続きが面倒だし、警察さんにも説明するのが面倒だけど……楽しみっす」 「二人のラブラブを見るのが楽しみっす!」 ,. --- 、 ____ /, ´ ̄ ̄` '⌒´ \ 、_/_/⌒ヽ , / ヽ ,---、 / // ヽ . , / ̄-/ /' { | | | / __  ̄,./ /-' l| l | |___ l | | . ' / ,イ _| | |ア__l { { | / }`| | | / , ´ | { | l\{从 ∨ィ斧ミ、 | | /\'´ /{ | 从{__,. \∨Vソ }イ ト、 ∧{ ////\ r--- ´八 !∧  ̄ , . . }/ノ/ リ. ///////\ \}∧ u 八/ //////////〉 込、 __ ,. / ///////// / }>、 ` イ |从 ,'//////// / _ /--、l ` ̄ , |--、.///////// / イ/////\ {////} / 「///|'//////// /´// {////////ー '|////| , |///l|///////////// |l///////////ヽ// \ |////> 、////////{/////{!/////////////////}--- /////////> 、 「おかずに困ることはないっす……」 「カメラとビデオの準備は完璧……!」 613 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/02(水) 01 15 19.91 ID bXel3D6IO [7/18] 「「おい」」 618 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/02(水) 01 23 21.36 ID bXel3D6IO [8/18] . ´ ` . / . / ; . . ′ | !| l| | |l | . l l| l| | l| l| | l| | |l | | | l| l| | l| l| | l| | |l | っ つ |. | l|从|\八 l| l|八 l| | |l | っ つ | | l| 芹芋 \|\| ー-ト| |l | | 从 l| 廴zノ -=≠彳 八 | | \l|//// , //}i/|/ | | | |八 }i 从| | | | | 丶 ー--ァ / l | | | | | | 个o。 __ (\ l | | 乂 |人|\j|/ } _{ \\イ|ノ|ノ , イi i i/ У/∧ 〔__ \人 /i i i i i i i \/∨//_ノ〔__ }⌒ヽ /i i i i i i i i i i i /i i i i /∧i i ∨i i i} ̄ ̄{i i i i ‘,. /i i i i i i i i i i i 〈i i i i ///∧i i i〉i i {i i i i i i}\i i i | /i i i i i i i{i i i i ii i∨i i {////}i i/i i i乂i i i i i i i i\! ゆみ「正座」 モモ「はい……」 ゆみ「よく生きていたな……」 京太郎「墓石代どうするんだ」 俺とゆみはとりあえずモモを正座させた。 モモ「すいません……」 京太郎「ごめんさいじゃあすまないだろう」 ゆみ「これから三人で生きて行くのはどうだ?」 京太郎「え」 モモ「賛成っす!」 ゆみ「黙ってろ」 モモ「……」シュンッ 京太郎「そうだな……何かしたら軽犯罪犯させてムショにぶち込もう」 ゆみ「それがいい、どうせ私達以外を好きになる事はなさそうだ」 619 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/02(水) 01 31 10.28 ID bXel3D6IO [9/18] これからは手を取り合って、三人で。 京太郎「ゆみ」 - ‐ - ´__ ` / ´ ヽ / \ \ // ∧}{/| \ ヽ // /ヾヾ"| ヽ | / / l! Y i ! i | _/ / 、/ i ゝリ i | | .ノ__/ 厶イ ヽ 、__ヽ ___ ミ、. | | | -=彡'ハ, rテミ、 ‐-\ ミ=-' | | .|ヽ ij ヒ j ミテ==- ミ=- | | ,-x‐<フ { , , ヒ ノ \ \_ i | / ュ_} } }, ∧ ` , , , 厶イ ̄厂゙ { ヽ ヽ ⌒Y^′l .lヽ _ イ_彡' ヽ ヽ ,ハ、 _ ノli |、心 ` イ|、ヽ il ハ ハ ,r=7 〈 ´ /__` i|. {i -ゝ- ‐ ´/ 》ヽ} i|ヽ i〃ノ ノ;r〈 ヽ∠}/,.' ̄,'フ7l/ ̄ ̄ __∟、ヽ} i|ヽ /,' / ,´,>‐一´_´ ', ' Oゝ‐;¬,ブ' ̄', '´ ̄>‐ 、 ,/´, ' , ´/, '´,. -‐_´‐' _'/,. '´_,. ' ,. ' , ',. ',. ',´ ', ',.ヘ // , ' , ' ,/,' ,' ,' , '´O, ‐'´, ‐' ,. '´_,. '´,. ' ,.' ,' ', ; , ;. ;l ./ '/ ,.' ,.' ,.' i ;. ; ; ; ,' / , ´,. ',. '´,. '´ ,. '´,. '´, ','',. ; ',. ; ; ;.| l , , ' ,.' , ' , '{ ; ; ; ; ;l ,' ,.' , ' , ' ,. '´,. '´,. '´, 'i. ', ', ', ',. ; ',l l', ' , ' ,.' 'ノl ; ; ; ; ; j,' ,' ,.' ,.' , ' , ' ,. '´, ' ,ヽ{、', ', ', ', '、,ハ | , ' , ' ,イ, ',ハ,.' ,' O,ハ ; ,' ,' ,.' , ' , ' , ' , ', '八`'、 '、 '、 ,. ',.イ L__'_、'-‐'7'; ,' ,' ,'/ ,' ; ; ,' ,' ,.' , '、,. ',. ', ' '/ `、', `, ',. ',. ; '〉 /, ',' ,' ,'/, ', ' ,' ;`,' , ',. ' ,. ',. ', ' / ヽ 、,'´,'、 ;. ' | / , ' ,.'O∠,'_,' , ' ;' ,.' ,' ,' , ',. ' ' / {ソ、 ', ,'ヽ,' ! 〈 ,.'´,、'´/, ' ,.',.' , ', ',. ', ', ', ' /´ 〈/´'`,ヽ,、' , 'ハ 〈/∧; ,'/,'´, '´,.', ', ' ,.' ,.', ', ', / _/,.´'`,. ' , ^ 、ノ /lV /yべ、; ;' ;' ,'´,.' ,' ;' ;' ,.ィ ,. -‐_ニ二´‐'_´‐'´_ ‐'´,. ´, '} / i `く 「スーュ__n'__,'_,'_,'_,'_,jrく_, --_ ニ ´-‐_,. ´-‐'´‐ '/ / / l ヽ〈_/ ヽl」 ̄ ̄`「|「 ヽニ´_, --'_´-‐_ニ-´‐'´ / ; ',  ̄ヽ_ノー‐─‐l」l、 丶\--_ニ-‐'´. / l i | \__/´ ̄/ i 丶 __ . イ , ヽ ムソ l ; , ′ `T ゆみ「京太郎……」 モモ(見つめあったっす!) 協力して…… 京太郎「色々あったけどさ」 ゆみ「ああ……見せ付けてやろう」 京太郎「愛してるよ」 二人だけのキスを交わす。 ゆみ「……」 京太郎「……」 ゆみ「分かってる」 最愛の貴女とーー 最愛の君とーー 少し変な付き人でーー 変わらない、これからもずっと大好きな人と、付き人で。 楽しく歩もう。 カンッ 625 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/02(水) 02 04 18.28 ID bXel3D6IO [13/18] 憩ルートは洋榎ルートと共に封印されました 穏乃ルートは悪魔共々封印されました 次回穏乃ルート選択時は(土方を使うまでも無く回避してたので)土方使用可能。 そろそろ 1はこのスレを終わらせます。先にこっちを終わらせる 現在解放されているのが 憩ルート 穏乃ルート ネキ 憩 衣 照 淡は封印中 (ピンチになったらハギヨシ登場を使う機会もない程に穏乃はコンマを全回避しました。次回穏乃ルートのピンチ時に使用できます) 一エピローグは衣編クリア時に解放 記憶引き継ぎに関しては とある一定のコンマを引いたヤンデレのみ引き継ぎと考えています(高校が同じキャラの場合)ので、安心して前回選んだ高校も選んでください。 (永水を選ぶ時は一応確認をしますが復讐編かどうかを明記してください) 前回ヤンデレだったあの子も……ヒロインだったあの子も……! 大阪(憩)か阿知賀(穏乃)のどっちかを多数決で選んでください(他の高校は不可) プロローグ 意識が混濁としている。 酷い夢を見ているようだ。 何回も何回も酷い目にーー 咲……? 京太郎「はっっ……!」ガバッ 京太郎「夢か……」 京太郎「嫌な夢を見てしまった」 京太郎「そんな事よりも今日は入学式だ!」 京太郎「楽しみだな」 可愛い女の子と……うへへ。 次に行く高校は? 大阪or阿知賀 安価下10 660 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/02(水) 17 53 07.59 ID bXel3D6IO [17/18] 漫 28 由子 75 ネキ 94 絹恵 80 恭子 8 怜 54 泉 24 セーラ 14 浩子 好感度max 依存度max 竜華 39 雅枝 41 憩ちゃん 35 好感度判定安価 千里山ですね 全国に行くまで残り5日です。 全国行ったら難易度が跳ね上がりますのでそれまでのクリアを目指してください 今回は地区予選を終えた頃の休息期間を描いた千里山のお話です 夏休みです。 通学路 京太郎「入学してから結構経ったなぁ」 京太郎「皆、本当凄かったなぁ……優勝してしまいそうだ」 まぁ、俺も負けないように頑張りますよっと。 京太郎「あ、あれは」 668 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/02(水) 21 18 57.83 ID 91zCG1KiO 絹恵「あ、須賀君」 京太郎「絹恵さんお久しぶりです。合同練習以来ですね」 ん? 京太郎「えっと……後ろの方は?」 「……」ヒョコッ 絹恵「この人は知っとるやろ?」 絹恵「全国二位」 京太郎「あっ……!」 絹恵「荒川憩ちゃんや」 京太郎「初めまして!」 憩「よろしゅうな~初めまして」ニコッ 今思えば劇的だったと思う 好感度上昇安価 絹恵安価下 憩安価下2 0~30 小 31~60 中 61~99 大 672 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/03(木) 00 17 19.81 ID Nz78Jn7zO [1/23] 絹恵 90 憩ちゃん 45 京太郎「さて……」 暑い…… 太陽の光が照り返す中、俺はその場で立ち尽くしていた。 部活は僅かな休養期間。 何をしようーー 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「メールしようかな」 4「電話しよう」 5「LINEしよう」 6.バイト 7.TwitterとFacebookに登録 8.散歩 9自由安価 安価下4 677 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/03(木) 00 23 38.03 ID Nz78Jn7zO [2/23] 673-676 ヒエッ…… ゾロ目ボーナス!! メールしたい相手を選んでください 安価下5 691 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/03(木) 00 49 25.99 ID Nz78Jn7zO [5/23] 連続ゾロ目ボーナス! 京太郎「!」ピキーンッ 思い出した…… ーー今度こそ幸せにしてみせる! 京太郎「行ってきまーすっ!」ダッ 母「あらあら……」クスクス --- 憩「!!」ピキーンッ あっ…… 憩「お父さん!お母さん!お話があるんやけどー」ダダダッ 0~97 京太郎、憩の元へ 695 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/03(木) 00 54 44.13 ID Nz78Jn7zO [6/23] 京太郎「憩!」 憩「京太郎!」 ダキッ 憩母「え?え?」 憩父「え?医療ミスは隠してることが娘にバレて、更には娘に彼氏さんが?え?え?え?」 憩「うちら……付き合ってるんやで?」 憩父「母さん、メス」スッ 憩母「はい」パシッ 京太郎「ひええええ!」 0~97 京太郎と憩 ラブホ照へ 98 ネキ参戦 699 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/03(木) 00 58 01.93 ID Nz78Jn7zO [7/23] 一日後 憩「久々にここ来たなー」 京太郎「……」 憩「んっ……///」 --- 京太郎「ふぅ」ツヤツヤ 憩「ちょっと痛かったわー」ツヤツヤ 京太郎「よし、これからはずっと一緒だな」 憩「……!」 憩「不束者ですが……よろしゅう///」 0~97 ハッピーエンドへ 98 ネキ参戦 701 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/03(木) 01 02 47.25 ID Nz78Jn7zO [8/23] 洋榎「もう諦めないとうちが怒るで」 浩子「そんなぁ……」 洋榎「神様は憩を選んだって事やな」ハァ 洋榎「次こそは……」 洋榎「京太郎ぉ……」グスッ 浩子「一切得してへんわ……」 洋榎「さっ……たこ焼きいくでー」 浩子「はーい……」 浩子(やってらへんわ) 浩子(憩が死んだ時の京太郎みたいにうちも死のうかな……もう) 702 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/03(木) 01 03 13.26 ID Nz78Jn7zO [9/23] HAPPY ENDING 704 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/03(木) 01 09 11.51 ID Nz78Jn7zO [10/23] ーーepilogue これからも笑顔で 706 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/03(木) 01 24 08.72 ID Nz78Jn7zO [11/23] 控え室 憩「行ってくるで」ニコッ 京太郎「お、おう」ドキッ 憩「またうちに惚れたんー?」ニコニコ 京太郎「あはは……内緒」 憩「大好きやで」ニコニコ 京太郎「当然だろ?」 変わらない笑顔、終わらない愛。 貴女の笑顔は曇らせない。 どんな時でもその笑顔を見ていたい。 その笑顔の為にーー 俺は全てを捧げる。 707 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/03(木) 01 29 51.13 ID Nz78Jn7zO [12/23] 京太郎「ふぅ……疲れた」 憩「……」ニコニコ 京太郎「俺……頑張ったかな?」 憩「うちよりも先に行っちゃう所以外は頑張り過ぎちゃうん?」ニコニコ 京太郎「俺……まだ若いのに」 憩「そうやなぁ……」ニコニコ 京太郎「娘を頼んだよ」 憩「任せとき!」ポロッ ーー涙。 憩「うえっ……えっ……ひっく……早い……早すぎるわぁ……」ポロポロ 京太郎「おいおい……そんな顔をしないでくれよ」 憩「ひっく……でも」ポロポロ 京太郎「俺の好きな憩は泣いてる憩なんかじゃないぞ……?」 709 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/03(木) 01 35 22.14 ID Nz78Jn7zO [13/23] 憩「ごめんなぁ……」 憩「わすれとったわ」ニコニコ 京太郎「ああ……それでいい」 憩「綺麗やろか?」ニコニコ 京太郎「綺麗だーー」 京太郎「」ガクッ 憩「京太郎……京太郎……?」ポロポロ 雅枝「何やっとるんや?」 怜「早死にの旦那とそれを看取る嫁ごっこらしいです」 --- 京太郎「いやー名演技」 憩「やろ?やろ?」ニコニコ 二人の笑顔。 京太郎「愛してるよ」 憩「それは演技かなー?」クスッ 京太郎「言わせるなよ」 憩「うちも愛してる!」 / / / / \ \ / / / // / ./ | | ゚ . / / / . / / ./ ./ . Ⅳ . . .| ゚ . . ′/ // _/__,/ _ / ./ . | ゚ . .| ゚ .. | /.| . /7´/ _」 / . /┼ ┼ ゚ .l | |. |// l /| | ./ ∧ ,」 . . | ゚ .\ .リ | |. |/ | ./ . | l/ l/ ‘ .| 八 | | / l | | / | / | | ___--、 ‘ .| ‘ | | /} / リリ . .| / 从{ |ァ´ ̄ ̄`ヾ \{ __-‘__, |// / / / | | / | ´ ̄ ̄`ヾ/イ / / | | __彡 / | 〃〃 ′ | /Χ | | `ー------=彡ク | _ 〃〃 |/´ ̄`∨ ∨ / .人 |  ̄`ヽ. / l \ / / / \ / 、__彡イ ト、 .\ /_ _ _ _ 彡 //l \ `ー‐ _. . ≦ | .从 八 --- ` l/ ./`ト . _ _ -‐ | _ _ _ /| / \ \ 八 ./ | .∧ Τ {_ノ∧ l/ ` \ ∨ j/ /´ | __ -‐ \  ̄ ̄ __/ /lノr‐ \ --‐ / /~⌒l / \ / { / ∧ \ / \これからも。カンッ 717 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/03(木) 01 43 36.82 ID Nz78Jn7zO [18/23] 大分ルートも減りましたね、皆様との別れも近くなってきて寂しい限りです 穏乃ルートは悪魔共々封印されました 次回穏乃ルート選択時は(土方を使うまでも無く回避してたので)土方使用可能。 そろそろ 1はこのスレを終わらせます。先にこっちを終わらせる 現在解放されているのが 衣ルート 穏乃ルート ネキ 照 淡は封印中 (ピンチになったらハギヨシ登場を使う機会もない程に穏乃はコンマを全回避しました。次回穏乃ルートのピンチ時に使用できます) 一エピローグは衣編クリア時に解放 記憶引き継ぎに関しては とある一定のコンマを引いたヤンデレのみ引き継ぎと考えています(高校が同じキャラの場合)ので、安心して前回選んだ高校も選んでください。 (永水を選ぶ時は一応確認をしますが復讐編かどうかを明記してください) 前回ヤンデレだったあの子も……ヒロインだったあの子も……! 長野(衣)か阿知賀(穏乃)のどっちかを多数決で選んでください(他の高校は不可) プロローグ 意識が混濁としている。 酷い夢を見ているようだ。 何回も何回も酷い目にーー 咲……? 京太郎「はっっ……!」ガバッ 京太郎「夢か……」 京太郎「嫌な夢を見てしまった」 京太郎「そんな事よりも今日は入学式だ!」 京太郎「楽しみだな」 可愛い女の子と……うへへ。 次に行く高校は? 長野or阿知賀 安価下13 753 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/03(木) 03 23 17.36 ID Nz78Jn7zO [22/23] 平和じゃん!やったねたえちゃん!(フラグ) 大正義阿知賀編がついに始まりますね、すばらっ (二回目) パワー系ヤンデレ 追跡系ヤンデレ 束縛系ヤンデレ 純粋系ヤンデレ 策士系ヤンデレ 伝説系ヤンデレ 今回も阿知賀に転校してから地区大会を終え、全国大会を控えた時を舞台にしたお話です 通学路 京太郎「入学してから結構経ったなぁ」 京太郎「皆、本当に全国へ行けちゃったから凄いよな」 俺なんか…… 京太郎「あ、あれは」 0~20 玄 21~40 宥 41~60 憧 61~80 灼 81~99 穩乃 安価下1 761 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/03(木) 09 44 51.29 ID 3tYRXGzNO ゾロ目ボーナス! 穏乃 58 穏乃「ん……?」 京太郎「ん?」 穏乃「随分と久しぶりに感じた」 京太郎「そうだな……俺も昨日会ったばかりなのに」 どうしてだ? 穏乃「まぁいいや!部活行こう!」 0~30 小 31~60 中 61~99 大 766 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/03(木) 17 38 10.86 ID 1X0ASJ7UO [1/2] 穏乃 88 京太郎「……」 穏乃「どうしたの?」 京太郎「部活か……」 そろそろ引き際って奴が来たのかな? 頃合いかもな。 1.部活をやめる 2.部活をサボる 3.部活に行く 安価下5 779 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/04(金) 00 10 19.05 ID 9QxJ0YooO [1/2] 憧「おはよー」 憧「今日は全国大会出場記念の祝勝会するらしいけど、来るの?」 京太郎「え……?」 京太郎「どうするか……」 穏乃「来なよ!うん!」 憧 好感度上昇安価 コンマ判定 0~30 小 31~60 特中 61~99 超大 782 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/04(金) 00 14 37.15 ID 9QxJ0YooO [2/2] 大 特大 超大 でした 憧 90 京太郎「そうだなぁ……」 1.行く 2.行かない 安価下5 788 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/04(金) 02 53 36.65 ID JFSS5l+/O [1/5] 京太郎「よし、行くか!」 穏乃「その意気だね!」 --- ワイワイできる近所の飲食店 灼「そ、それじゃあ全国大会出場をしゅ……」 晴絵・玄・憧・穏乃「かんぱーい!!!!」 灼「……」イラッ 宥「あはは……」 京太郎「まぁまぁ……落ち着いて」 好感度上昇安価 安価下1 玄 安価下2 宥 安価下3 憧 安価下4 灼 安価下5 穏乃 安価下6 晴絵 0~30 小 31~60 中 61~99 大 アコチャーのみ、大、特大、超大 798 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/04(金) 18 20 31.24 ID JFSS5l+/O [2/5] 今日は沢山投下出来そうです 玄 78 宥 134 憧 130 灼 48 穏乃 118 晴絵 126 京太郎「俺もこれからは手伝うぜ!」 晴絵「京太郎には助けられてるよ」ハハハ 憧「……///」 灼「男手は必要だね」 玄「そろそろ次の秘技を教える時が来たのです!」 宥「玄ちゃん……なにそれ」 穏乃「……///」 安価下1 玄 安価下2 宥 安価下3 憧 安価下4 灼 安価下5 穏乃 安価下6 晴絵 0~30 小 31~60 中 61~99 大 アコチャーのみ、大、特大、超大 808 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[saga] 投稿日:2014/07/04(金) 19 33 34.42 ID JFSS5l+/O [4/5] 訂正 連続ゾロ目ボーナス! 玄 98 宥 234 連続で同じゾロ目なんですよねぇ 憧 180 灼 78 穏乃 148 晴絵 156 京太郎の部屋 京太郎「はぁ……今日は楽しかったな」 京太郎「そろそろ寝るか」パチッ 京太郎「……」スヤスヤ --- 穏乃「ねぇ……知ってる?」 穏乃「私を殺すのは京太郎……京太郎を殺すのは私」 穏乃「どうすればこの悲劇から逃げられるのかな?」 京太郎「……!」 穏乃「今回が最後だよ……」 穏乃「駄目そうだったら、この悲劇のループから逃げてね」 京太郎「あ……」 思い出す。 あの絶望、悲劇、犠牲。 今度こそは……今度こそは…… 京太郎「絶対に助けてやるよ」 穏乃「馬鹿……」 809 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/04(金) 19 34 01.11 ID JFSS5l+/O [5/5] 朝 行動フェイズ 1.部活 2.引きこもる 3.サボる 4.自由安価 安価下3 814 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/04(金) 19 48 26.75 ID WWc9AaMXO [1/4] 京太郎「よし、部活に行くか」 0~30 宥 31~60 憧 61~99 穏乃 817 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/04(金) 20 00 03.61 ID WWc9AaMXO [2/4] / j l j / /! ト ヽ ヽ ./ l l ! イ / /ノ / !ヽ } } / / | ノ '´ T ̄ フノ  ̄ナ/フ /! } .} } } / j | / ! | ノ/ //_.j /.j j j、 .!ハ } l / { |'/ ! |/ノ_ // ' .// / ハ j `!メ!、 | | ' | ! | !,xr'亦≠=ミ、'〈 ./ ノ.// .リ | 〉 、| | } { | ! / | 〈!什 トリ`> __, / /' ' | ハ | | l .l { |r´ ! |乂o ソ  ̄ ≠ミ、 レ } j | j } .{ ! Y⌒ Y | ` ー-'´ .升 心ミノ イ ! ハl | | { | | リo リ. ヾ/ | / ノ | | l .l | ゝミ ソ ' / |' / | | ヽ { | ヽ イ ノ | | ゝ ト、_,.} | .ハ j } { ヽ ト--} ! r ─ 、 _ /j / .| { ヽ} l ナ‐- 、 ゝ─ 、 ) / | 〈. 人- 、ゝ ∧l. ヽ | ` ー- 、 / | ∧' \ ∧ .∧ { `ヽ、 _.ノヽ、j / }──- 、_ゝ ∧ ゝ ヽ `ー' ___ ノ / |⌒ヽ、 `ヽ ∧ヽ\ ヽ ./ / | \ ∧ ∧. \ゝ 、 ./ / ! \ \ ∧ ` ー- 、 /ノ イ | ヽ \ ∧,r-、 ` ー -、__ ' ´ノ リ ヽ 〉、 r´ _/`>-、 r.{ r‐ヽ、/ ∧ 〉// \ { / , r'´ ,r'⌒、 {.{ ./ / ̄ `ヽ、 / ヽ // .Y/ ' ´ ̄ ̄ ` ヽ 〈 .| し/ ./ / ̄` ∨ ヽ // /´ ヽ .∧ { ./ / r‐- .ト、 } .//} .{ |. ! `ゝゝ.(_/ ヽ }).ヽ l // j | |- ! ` ー-- '´ | .l _ノ/ j .! ! | | ゝ ノ l } | ヽ |、 ヽ 宥「おはよ~」 京太郎「あ、おはようございます」 宥「行こっか、学校」 京太郎「あれ……今日は」 寒がらないのか? 大 0~30 特大 31~60 超大 61~99 821 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/04(金) 20 16 19.79 ID WWc9AaMXO [3/4] 宥 264 麻雀部 京太郎「よーし!」 京太郎「ちゃーっす」ガララッ 0~20 玄 21~40 憧 41~60 灼 61~80 穏乃 81~99 晴絵 824 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/04(金) 20 19 05.80 ID WWc9AaMXO [4/4] 玄「ふ~むふ~むなるほど~」 京太郎「あ、玄さん」 玄「あ、京太郎君」 玄「早く対局しよう」 京太郎「いいですよー」 0~30 小 31~60 中 61~99 大 826 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/04(金) 22 03 34.01 ID UNw8Ls/PO 玄 108 行動フェイズ 夕方 京太郎の部屋 京太郎「さて、何をするか」 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「メールしようかな」 4「電話しよう」 5「LINEしよう」 6.バイト 7.TwitterとFacebookに登録 8.自由安価 安価下4 831 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/04(金) 22 22 06.02 ID RUwrH8qDO [1/15] 京太郎「バイトするか」 --- 土方「おらよぉぉぉぉ!!!」 京太郎「ひいいい!」 土方「しっかりやりやがれよおおおおおおお!!!!」 土方「大体テメエは今回俺に頼る必要ねえだろうがぁぁぁ!!!!」 京太郎「え……?」 土方「ちっ……」 土方「ほれ、今日の給料」 --- 行動フェイズ 夜 京太郎の部屋 京太郎「さて、何をするか」 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「メールしようかな」 4「電話しよう」 5「LINEしよう」 6.バイト 7.TwitterとFacebookに登録 8.自由安価 安価下4 837 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/04(金) 22 31 25.43 ID RUwrH8qDO [2/15] 京太郎「メールしようかな」 自由安価 安価下3 前週キャラあり 841 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/04(金) 22 39 23.90 ID RUwrH8qDO [3/15] 京太郎「……」 --- 今暇か? うん 話がある 知ってる 山で待ってる 分かった。すぐに行くね --- 京太郎「よし、行くか」 842 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/04(金) 22 42 20.28 ID RUwrH8qDO [4/15] 山 京太郎「久しぶり……だな」 穏乃「そうだね」 京太郎「正気か?」 穏乃「勿論……だけど」 京太郎「……」 穏乃「長くは無いかもね」 京太郎「……」グッ 穏乃「久しぶりに会えたのに」 穏乃「残酷だよね……」ポロポロ 京太郎「……」ギュッ 穏乃「……!」 京太郎「大丈夫だ……大丈夫……」 穏乃「うん……」 一日が終わりました 843 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/04(金) 22 46 09.11 ID RUwrH8qDO [5/15] 朝 行動フェイズ 1.登校 2.引きこもる 3.サボる 4.自由安価 安価下3 848 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/04(金) 22 51 07.68 ID RUwrH8qDO [6/15] 京太郎「まだ家に居る事にしよう」 ピンポーン 0~30 宥 31~60 憧 61~99 穏乃 851 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/04(金) 22 59 12.60 ID RUwrH8qDO [7/15] 穏乃「あれ?部活はー?」 京太郎「俺は部活無いぞ」 穏乃「そっか、私達だけでやるんだった」 京太郎「またな」 穏乃「うん」 穏乃「……」ササッ 京太郎「ん?」 チュッ 穏乃「えへへ!またね!」 京太郎「ったく……」 行動フェイズ 夕方 京太郎の部屋 京太郎「さて、何をするか」 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「メールしようかな」 4「電話しよう」 5「LINEしよう」 6.バイト 7.TwitterとFacebookに登録 8.自由安価 安価下4 857 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/04(金) 23 10 11.58 ID RUwrH8qDO [8/15] 京太郎「メールするかな」 自由安価 安価下3 861 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/04(金) 23 17 23.04 ID RUwrH8qDO [9/15] 京太郎「ん?」 --- ねえ、私が変になったらどうするの? 治す 治らなかったら? 分からない 両方を愛してよ それでもいいよ 本当? 変な事しなかったらな 862 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/04(金) 23 17 50.41 ID RUwrH8qDO [10/15] 行動フェイズ 夜 京太郎の部屋 京太郎「さて、何をするか」 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「メールしようかな」 4「電話しよう」 5「LINEしよう」 6.バイト 7.TwitterとFacebookに登録 8.自由安価 安価下4 868 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/04(金) 23 27 23.67 ID RUwrH8qDO [11/15] 自由安価 好きなキャラを選んでね 安価下4 878 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/04(金) 23 37 29.27 ID RUwrH8qDO [13/15] ゾロ目ボーナス! prrrr 憧「もしもしー?」 憧「久しぶり」 憧「今穏乃の家の近くなんだけど……」 憧「どうやったら不幸になるかな?」 京太郎「っ!!」 京太郎「絶対に動くな!!!」 0~70 京太郎が先に到着、合流 71~99 憧、侵入 884 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/04(金) 23 45 10.12 ID RUwrH8qDO [14/15] 京太郎「……」 穏乃「また憧が……?」 京太郎「こりない奴なんだ」 穏乃「どうせ凶器とか隠し持ってるから通報しとこうよ」 京太郎「大丈夫、通報済みだ」 穏乃「それなら良かった」 京太郎「うんにゃ」 穏乃「さっ……どこに行くの?」 0~80 山 81~99 あったかーい 888 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/04(金) 23 52 42.13 ID RUwrH8qDO [15/15] 穏乃「私が好きな所だ」 京太郎「知ってる」 穏乃「えへへっ」 ギュッ 穏乃「もう離さない」 京太郎「どっちだ?」 穏乃「沢山殺してきた方」 京太郎「そうか……」 京太郎「今回はどうするつもりだ?」 穏乃「……」 京太郎「そうか」 穏乃「……」ギラギラ 0~70 京太郎、両方を愛す事を伝える 71~99 教え子の不順異性交遊か…… 894 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/05(土) 00 21 59.30 ID /HzZyIIgO [1/12] 俺には関係ない。 ーーそう、全てをあいしているから。 京太郎「俺はどっちの穏乃でも構わない」 京太郎「両方を愛している」 京太郎「好きだ」 京太郎「今更だけど……」 京太郎「好きだ……穏乃」 京太郎「付き合ってくれ」 穏乃「あはは……」 穏乃「なんかスッキリしたよ」 ポロポロ 穏乃「私も大好きだよ、京太郎」ポロポロ 多数決 0~80 ヤンデレのヤンデレが治まる。ハッピーエンドへ 81~99 悪魔 安価下10 多数決 906 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/05(土) 00 29 16.89 ID /HzZyIIgO [2/12] HAPPY ENDING 908 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/05(土) 00 31 28.39 ID /HzZyIIgO [3/12] 全国決勝 穏乃「……皆が繋いでくれた」 穏乃「勝つ……!」ゴッ 咲「へぇ……」 淡「っっっ!」ゾクッ ネリー「ーー!」 安価下6多数決 0~80 阿知賀 81~90 清澄 91~95 白糸台 96~99 臨海 919 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/05(土) 00 37 25.57 ID /HzZyIIgO [4/12] 穏乃「行くよ……!」 } }'////////} } リ////////} /\ {! ////////// //\\ {∨///////// // \\ {////////// // \\ {///////// //\\ {//////// // \\ 〉/////〈 // \\ ム//////ゝ // \ 人///人 / /\\ 〃////ヽ ,/{ // \\ {//////リ/ ! // \ \ V///// `ニ=- - /// ヽ /////ハ ( /-‐=‐-‐=‐-‐=ー-\=ー-‐=ニ〈////// 〉Y⌒\ー‐=/‐=‐--‐=‐--‐=‐--‐=‐-ニ=‐-‐=‐-‐=‐‐-‐=ー-‐=‐-‐|`¨TT¨´|=|-‐=‐-‐=‐--‐=‐-‐=‐-‐=‐-‐=‐-=-二二二二ニニニニニニニニニニニl !=l │ニニニニニニニニニニニニニニニニ二二二/\‐=ニ=‐-‐-‐=‐‐-‐=ー-‐-┤ lニl l-‐=‐--‐=‐--‐=‐--‐=‐--‐=‐-/∠\\ニニニニニニニニニニニニニl lニニl lニニニニニニニニニニニニニニニニニニ//ニニ┏━━━囗┏━━━囗┏━━囗┏━━囗┏━━囗┏━━囗┗━━┓囗┗━━┓囗┗━┓囗┗━┓囗┗━┓囗┗━┓囗 ┃┃ ┃┃ ┃┃ ┃┃ ┃┃ ┃┃┏┓┏┓┏┓ ┃┃ ┃┃ ┃┃ ┃┃ ┃┃ ┃┃┗┛┗┛┗┛┏━━┛┃┏━━┛┃┏━┛┃┏━┛┃┏━┛┃┏━┛┃┗━━━┛┗━━━┛┗━━┛┗━━┛┗━━┛┗━━┛ 咲「!」 穏乃「ロンッ!!!」 咲「あっ……!」 恒子「決まったァァァ!!!!」 恒子「優勝は阿知賀!!!!」 京太郎「あいつ……やりやがった!!!」 ワァァァァァ 健夜「正真正銘のダークホースですね」 健夜「チームとして優れてたよ」 922 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/05(土) 00 43 36.06 ID /HzZyIIgO [5/12] ーーepilogue 無償の愛 923 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/05(土) 00 48 53.11 ID /HzZyIIgO [6/12] _. . ― ― .、 .-‐ァ / / \ / // / / / 、 / ハ ヽ // { ハ ハハ彡 \ ノ } ヘ __. - / r‐v Vん芯≦´ jト、 ハ . . .―  ̄ 彡 ハ! { { 辷ソ z_彡イ } ハ / ――彡 二 / / ヽ ! { "" んfハ/ ノノ ノ / / / / / / ヘ ', / 、´ ゙='/ イ/ / / / 彡 ´ / f三ヘ ト ー' _"ィ /( ( // / / / / / ヾ〉 ̄ / / rユ_ヾ ( / / / / / \ 彡∠三ミ ( / / / / ―' ヾヽ〉 V ハ ; 〃 丶 / / 〉 〉´ {ハ { /;i _ ― ' / / ヽヽ ', /;〈 / / イ ̄ ヾ、 / ; ; { _ ‐ ´ ! /; ; ; ; ゞ _; ;‐;´ { / ; ; ; ; ; ; ; /}; ; ; ; | / ; ; ; ; ; ;/ 〉; { /; ; ; ; ;/ / _ {{ | /; ; ; / / / 丶 {{ ', 〈 ; ; ; ; ;ノ / / 、 ', く三ヲ / _ _ ヘ //7ノ { / 二i三三二二三 ‐ 、 ヘ └' / ィ‐´ ̄'、 ̄ ̄ ̄ ` ―ミ\\ 〉 〈 ゝ ゝ  ̄\ミ、 ヾ{ `ゝ、 V} { ∧ } 穏乃「やった!!!」 憧「やった!!」 晴絵「ひっく……凄いぞ……最高だ……!」ウワァァォン 灼「やったよ……ハルちゃん」ポロポロ 玄「うわぁぁぁぁん!!!!良かったよぉ!!!」ポロポロ 宥「やったよ……やったよ……!」 京太郎「よっしゃぁぁぁ!!!皆凄え!!!!」 京太郎「おめでとう!!!」 穏乃「京太郎もありがとう!」 晴絵「うわぁぁぁぁん!」ポロポロ 憧「京太郎が居なかったらきっと大変だったわ」ポロポロ 宥「うん、そうだね」 玄「ありがとう!」 灼「ありがとう……」 京太郎「……」ポロポロ あれ、俺……どうして泣いて…… 924 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/05(土) 00 54 20.65 ID /HzZyIIgO [7/12] 穏乃「……」 沢山愛された。 憧「ちょっ!」 玄「京太郎君が泣いたよぉ!」ガーンッ 穏乃「今ここに居るのも貴方のおかげ」 貴方が居なかったらきっと…… 私は貴方と共にーー 京太郎「泣いてなんか……!」ポロポロ それに…… ほら、今でも。 穏乃「……」グイッ 京太郎「!」 宥「あ……」 灼「始まった……」ハァ 晴絵「うわぁぁぁぁ!」ポロポロ 穏乃「大好きだよ」 チュッ 京太郎「!!!」 ーー繋がっているから カンッ 931 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/05(土) 01 00 35.13 ID /HzZyIIgO [11/12] 大分ルートも減りましたね、皆様との別れも近くなってきて寂しい限りです そろそろ 1はこのスレを終わらせます。先にこっちを終わらせる 現在解放されているのが 衣ルート ネキルート 照 淡は封印中 一エピローグは衣編クリア時に解放 記憶引き継ぎに関しては とある一定のコンマを引いたヤンデレのみ引き継ぎと考えています(高校が同じキャラの場合)ので、安心して前回選んだ高校も選んでください。 (永水を選ぶ時は一応確認をしますが復讐編かどうかを明記してください) 前回ヤンデレだったあの子も……ヒロインだったあの子も……! 長野(衣)か姫松(洋榎)のどっちかを多数決で選んでください(他の高校は不可) プロローグ 意識が混濁としている。 酷い夢を見ているようだ。 何回も何回も酷い目にーー 咲……? 京太郎「はっっ……!」ガバッ 京太郎「夢か……」 京太郎「嫌な夢を見てしまった」 京太郎「そんな事よりも今日は入学式だ!」 京太郎「楽しみだな」 可愛い女の子と……うへへ。 次に行く高校は? 長野or阿知賀 安価下15 964 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/05(土) 02 31 11.24 ID LmGchb6+O [3/10] 漫 20 由子 19 洋榎 254 絹恵 7 恭子 81 姫松Vやねん!!!Vやねん!!! 姫松に入学してから全国大会出場を決めてからの休養期間です 通学路 京太郎「入学してから結構経ったなぁ」 京太郎「皆、本当に全国へ行けちゃったから凄いよな」 京太郎「洋榎さんとか素直に尊敬する」 京太郎「あ、あれは」 0~20 漫 21~40 由子 41~60 洋榎 61~80 絹恵 81~99 恭子 安価下1 968 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/05(土) 02 48 03.58 ID LmGchb6+O [4/10] 漫「おはよー」 京太郎「あ、おはようございます」 漫「どうすん?部活?」 京太郎「勿論部活行きますよ!」 漫「ならいこか!」 京太郎「はい!」 0~30 小 31~60 中 61~99 大 973 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/05(土) 03 17 17.96 ID LmGchb6+O [6/10] いくのん 72 漫 50 京太郎「失礼しまーす」ガララッ 0~20 由子 21~40 洋榎 41~60 絹恵 61~80 恭子 81~99 郁乃 975 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/05(土) 03 33 40.26 ID LmGchb6+O [7/10] | | |/\| | | | | ト-- ' `ー て| / .ノ| | | | | j! /| | | | | | / | 一 く 〈 | | | | | | | く | 発 る\.ヽ | | | | | | ) |. く .でf^i|\〉! ! ! < | る |7 f⌒ 〉 ヽ !!. で |1」 ノ } っ ト、 ヽ / | | ヽ } /⌒V | | | |へ | | | | ヽ / \ | / _,厶斗一 } \ / _ ノ イ 〃 \ \{ 孑芍弌ト、/ } | i i f⌒`j / | 乂_ リ / / . ≧=彡 厶イ |ヽ ′ 、、 /ノ | | } / | | | | /\ / | | |ノ/  ̄ ̄ < | / 洋榎「きょーたろっ」ギュッ 絹恵「始まった……」 京太郎「ひ、洋榎さん!」ビクビクビクンッ 洋榎「あー抱き心地最高やー」スリスリ 洋榎「痛い所ないかー?大丈夫かー?」 洋榎「困った事あったらなんでも言いやー?」フウッ 禍々しい囁き。 洋榎「うちが助けてあげるさかい」ニコッ 京太郎「うっ……」 この人は苦手だ…… 好感度低下安価 0~30 小 31~60 中 61~99 大 981 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/07/05(土) 03 45 39.81 ID LmGchb6+O [10/10] 洋榎 204 行動フェイズ 夕方 京太郎の部屋 京太郎「さて、何をするか」 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「メールしようかな」 4「電話しよう」 5「LINEしよう」 6.バイト 7.TwitterとFacebookに登録 8.自由安価 安価下4
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おまけ 時期は↑で泊まってる時 京太郎「さて、思っていたより早く会えましたね、ハギヨシさん」 ハギヨシ「ええ、インターハイで会えると思いませんでしたよ」 京太郎「俺もですよ。さて、鹿児島からこっそり持ってきましたよ。九州の方言の娘のDVD」 京太郎「いやー、場所によって細かい違いはありますけど、方言って結構いいもので。また声もすばらですよ」 ハギヨシ「それはそれは。本場九州のもの、楽しみです。では、こちらを」 京太郎「ほほぅ、コスプレもののDVD」 ハギヨシ「衣装はシスター、くノ一等、あまり見ないものです。そして衣装のマニアックさの割りに、かなり上質のものです」 京太郎「それは女優がですか?」 ハギヨシ「コスプレとしても、決して全部脱がず、しかしコスチュームの大切なコンセプトは残すという辺りが絶妙でして」 ハギヨシ「個人的には新スク水と旧スク水を同時に相手にする辺りが最高で」 京太郎「それはそれは楽しみです。いや、DVDもいいものですね」 ハギヨシ「えぇ。当然新しい本もありますよ?」 ハギヨシ「この……地味目な娘をアイドルのように磨いてからという過程がすばらしい本が……」 京太郎「どれ……なんですかこのけしからんすばらな胸は。ありがとうございます」 京太郎「ではこれを。こう、貧乳を装って実はサラシで隠していただけというのはまたギャップがいいもので」 ハギヨシ「ほほぅ。なんとこれをサラシで隠すなんてとんでもない……いや、素晴らしいです」 京太郎「いやいや。夜はこれから、まだ、持ってきたものはありますよ?」 ハギヨシ「それはそれは。もちろん、こちらも新しく揃えたものがたっぷりと…」 彼らもまた、彼らなりの形で再会を喜んでいたのだった おまけ、カンッ!!
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【11月第3週 平日】 京太郎「照が戻ってくれば後は憩さん、か」 京太郎「確か実家にいるんだよな?」 京太郎「もうすっかり冬っぽくなってきたな……」 京太郎「そういや泉の冬服はどうなってんだろ」 京太郎「冬まであんな恰好だったら風邪引いてもおかしくないよな」 京太郎「うぅ、さむさむ」 霞「おはよう、京太郎くん」 京太郎「霞さんですか……おはようございます」 霞「元気無さそうね、どうしたの?」 京太郎「いや、最近寒くなって来たな、って」 霞「あらそう、てっきり咏ちゃんのことで落ち込んでるのかと思っちゃったわ」 京太郎「咏?どうして咏なんです?」 霞「ほら、咏ちゃん神奈川に帰っちゃったじゃない」 京太郎「……へ?」 霞「土曜日咏ちゃんの家の人が迎えに来たのだけど……そういえば京太郎くんいなかったわね」 京太郎「咏が、神奈川?家の人?」 霞「咏ちゃんから聞いていないの?」 京太郎「いや、そんなことは……」 咏『京太郎は、もし、もし私がいなくなったらどうする?』 京太郎「……あ」 京太郎(けど、あれはもしもの話じゃないのか?) 霞「咏ちゃんの家、厳しいらしくて地元の高校に通わなくちゃいけないんだって」 霞「今までは咏ちゃんの我儘でここまで来てたらしいけど、大会も終わって何もすることが無いだろうからって」 京太郎「な、なんで……」 京太郎「せっかく照が戻ってくるって言うのに……また」 咏が清々荘からいなくなりました キーンコーンカーンコーン 京太郎「……はぁ」 京太郎「どうして急にいなくなるんだよ……」 昼 京太郎「実験長引きすぎだろ……」 京太郎「もう昼休みも少ねえし……」 京太郎(……咏のことが気になるな) 京太郎(メールでもしておくか?) 京太郎(…………) 京太郎(いや、直接電話しよう) prrrr prrrr 京太郎(出てくれるか……?) prrrr prr 咏『……はい』 京太郎「咏っ!咏なのか!?」 咏『うん、そうだよ』 咏『ってか耳に痛いから静かにしろ』 京太郎「う……ごめん」 咏『で、どうしたん?』 京太郎「ああ……お前、なんでいなくなったんだ?」 咏『ん……』 京太郎「別に話せないことなら無理にでもとは言わない」 京太郎「けど、俺だって何も知らないでお前――咏にいなくなられるのは嫌なんだ」 咏『…………』 キーンコーンカーンコーン 京太郎「あっ、わりぃ!もうすぐ授業だから、じゃあな!」 京太郎「またあとで連絡すると思う!」ピッ プーッ プーッ 咏「……はぁ」 キーンコーンカーンコーン 咏「私も、早く戻んないとねぃ」 京太郎「さーてと、放課後か」 京太郎「いつもなら咏と部活に行ったりするんだけど……」 放課後 憩「あ、京太郎くんが二番乗りやなー」 憩「エイちゃんと郁乃さんは遅れるって」 京太郎「霞さんは……会議でしたっけ?」 憩「せやね、ほな二人で待ってよか」 京太郎「そうしましょうか」 霞「あら、もうみんな揃ってるのね」 京太郎「はい、これで全員ですね」 郁乃「今日はどうしよか~?」 エイスリン「キョウタロートウツ!」 憩「ウチもそれがええですーぅ」 霞「じゃあ今日は四人で打って一人が見学、でいいわね」 京太郎「その一人はどうやって決めるんですか?」 憩「くじとかでええんやない?」 郁乃「逆王様ゲームやな~」 郁乃「王様誰~?」 京太郎「あ……俺、です」 エイスリン「エー」ブー 憩「えー」ブー 郁乃「え~」ブー 京太郎「三人して何すかそのリアクション」 霞「まあまあ、それじゃあ始めましょうか」 憩「ツモ、1000・2000!」 憩「ウチの勝ちや!」 郁乃「うぅ~やられてもうた~」 エイスリン「ラス……」 霞「憩ちゃん、強くなったわね」 憩「そういうほどやないですーぅ」 郁乃「勝った憩ちゃんには京太郎くんからのご褒美やな~」 京太郎「えっ、俺ですか!?」 郁乃「せやから言うたやろ~逆王様ゲームって~」 霞「郁乃ちゃんはそういうの飽きないのね……」 京太郎「えぇぇ、じゃあ……」 京太郎「足裏マッサージ……とか?」 霞「京太郎くんはマッサージとか得意なの?」 京太郎「ええ、まあ母とかにもよくやらされましたし、照や咲たちにだってやってましたよ」 エイスリン「カ、カタコッタナー」チラッチラッ 京太郎「今度やりましょうか?」 エイスリン「ウン!」パァァ 憩「……京太郎くん?ほんまにやるん?」 京太郎「俺からのご褒美ですからね、やりますよ」 京太郎「それとも……嫌、ですか?」 憩「ううん!そんなことあらへんから!」 憩「えっと、お願いします……」スルッ 京太郎(白のニーハイ……)ゴクリ 京太郎(ここの制服ナース服っぽいから白靴下の人が多いんだよな……) 京太郎(ただ憩さんのはその中でも格別) 憩「は、はやくしてぇーな」 京太郎(むしゃぶりつきたいほどの白!引き締まった脚!) 京太郎(数分前の俺にお礼をしたい気分だ!) 京太郎「始めますね、っと」ギュッ 京太郎「ふぅ……終わり、です」 憩「はぁ……はぁ……」トローン 霞「なんでマッサージで息が荒くなるのかしら……?」 郁乃「気持ちよさそうやったな~」 エイスリン「ツギハカツ!」 憩「京太郎くん、っにぃ、メチャクチャにされてもうたぁ……っ」トローン 京太郎「そう言うと俺がゲス野郎みたいじゃないですか!」 エイスリン「キョウタロー、ゴウカンマ!」 京太郎「しませんから!」 夕 京太郎「……よし!」 京太郎「掃除終了!あとは鍵を返していくだけだな」 京太郎「今日は買い物して帰るか」 京太郎「久しぶりに来たなー、ここ」 怜「あ、京くんやん」 京太郎「怜さんが本屋なんて意外ですね」 怜「これでも結構文学少女なんやで?私」 怜「病院行くときはいっつもお世話になっとるし」 怜「京くんはどんなの買うとるん?」 京太郎「えっと、俺はですね……」 お品書き 1.牌のお姉さんの麻雀教本 中級編…2000円 2.牌のお姉さんの麻雀教本 上級編…2800円 3.小鍛治健夜の目指せ!グランドマスター!…2800円 4.戒能良子のものまね王!…2800円 5.迫り来る怒涛の修羅場…2000円 6.女性を落とす40の方法…1000円 7.ライトノベル…600円 8.小説…600円 京太郎「これですね」つ『小鍛治健夜の目指せ!グランドマスター!』 怜「へぇー、勉強熱心なんやな」 京太郎「そういう怜さんは何を買うんですか?」 怜「私は……これやな」 京太郎「ああ、ラノベですか」 怜「まあ読みやすいからな、短編小説とかも好きなんやけど、最近はこれや」トントン 京太郎「可愛い女の子とか多いですもんね、良い目の保養ですよ」 怜「目の保養て……まあそうなんやけどな」 京太郎「良いですよね、ラノベの主人公って、可愛い女の子と知り合えてイチャコラしたりできて」 怜「そういうのばっかでもないんやけど……例えばこれとか」 怜(というか、それ、京くんが言えることやないやろ) 怜「一見ほのぼの系に見えるけど、主人公女の子に殺されとるやろ?」 京太郎「うわ……ほんとだ」 怜「この主人公は結構かっこよくて好きやな、一直線やし、頼もしいし」 京太郎「へぇ、面白そうですね」 怜「せやろー、あとこれはなー……」ペラペラ 京太郎「立ちっぱなしであんなに話を聞かされるとか……」 京太郎「怜さんが楽しそうだったからいいけどさ」 京太郎「あー、そろそろ掛布団出さないと……」ゴロゴロ 京太郎「でもめんどくさいな……ってかあの押し入れ大丈夫かな……」ゴロゴロ 押し入れ「」ギッシリ 京太郎「うーん……何もすることないしメールでも出そ」ゴロゴロ 京太郎「誰に出そうかなー」ゴロゴロ 京太郎「良子さんでいっかー」ゴロゴロ 京太郎「そういや本屋に良子さんの本があったような気がするな、何だったんだあれ」 京太郎『本書いてましたけどあの本って何ですか?すごい気になりましたよ』 京太郎「送信っと」ピッ 京太郎「ま、流石に中までは読まなかったけど」 ヴーッ ヴーッ 良子『あれは私なりの麻雀教本なんだが』 良子『もしかして買ってしまった、のか?』 京太郎「題名だけだとギャグ本にしか見えないんだけど……」 京太郎『買ってませんよ』 京太郎『というか題名もうちょい考えましょうよ』 京太郎『あれじゃ教本だなんてわかりませんよ』ピッ ヴーッ ヴーッ 良子『うん、そうだよね』 良子『売上もよくないみたいだし……』 良子『瑞原プロとか小鍛治プロのは良いらしいけど』 良子『やっぱり人気無いのかな……』 京太郎「……買ってあげればよかったな」 京太郎『大丈夫ですよ!少なくとも俺だけは応援してますから!』 京太郎『良子さんの友だち兼ファン、それが俺ですから!』ピッ 京太郎「もっと自分に自信を持てばいいのに」 ヴーッ ヴーッ 良子『そうか』 良子『ありがとう、京太郎』 良子『私も京太郎を応援してるよ』 良子『そろそろミーティングの時間だから失礼するね』 京太郎「お疲れ様です、っと」 京太郎「はぁー、もう寝るかー」ダラダラ 良子の好感度がぐぐーんと上がった! 【11月第3週 平日】終 京太郎「最近は一週間経つのが早くなってる気がする」 京太郎「あんまり行事とかないから、平和でいいんだけど」 京太郎「それにしても……」 京太郎「この前本買っちゃったから金が無いんだよな」 京太郎「バイトに行こう」 【雀荘】 京太郎「いやー由子さんとバイトするのも久しぶりな気がしますね、なんか悪い気もします」 由子「京ちゃんは最近頑張ってたから仕方ないのよー」 おっさま「今日働いてくれれば問題なしやで、客寄せにも使えるしな」 おっさま「あ、あと今日から新しい子が来るで」 京太郎「新しい人、ですか?」 おっさま「多分二人とも知っとると思うで」 カランコロン おっさま「ほら、来たみたいやで」 エイスリン「ヨロシクオネガイシマス!」ペッコリン 由子「よろしくなのよー」 おっさま「よろしくなー」 京太郎「エイスリンさんが接客……ですか?」 エイスリン「シャカイベンキョー!」 おっさま「ファミレスで働いとるわけやないし、大丈夫やろ」 京太郎「確かにそれもそうですけど……」 エイスリン「……キョウタロー……イヤ?」ウルウル 京太郎「い、嫌じゃないですよ!むしろエイスリンさんが働けるまでに成長したことが嬉しいんです」 エイスリン「…………?」 エイスリン「ワカラナイケド、ワカッタ!」ニコッ 京太郎(本当に大丈夫なんだろうか) 京太郎「エイスリンさん、おしぼり頼めますか?」 エイスリン「ハイ!」 由子「良く働いてくれてるみたいなのよー」 京太郎「ですねー」 京太郎「ってか今更なんですけど、俺たちみんな金髪ですよね」 由子「確かにそうやけども、柄悪いようには見えないのよー」 京太郎「エイスリンさんも由子さんも綺麗ですもんね、羨ましいですよ」 由子「綺麗……やろか?」 カランコロン 竜華「た、頼……」カァァ 郁乃「頼も~!」 雅枝「頼もー……」 由子「洋榎のおばさんに、清水谷さんに……」 エイスリン「イクノ?」 京太郎「何やってんですかアンタら」 郁乃「ちょ~っと罰ゲームでな~」 竜華「雀荘破りに来ました……」カァァ 雅枝「いざ尋常に勝負や!」 京太郎「雀荘破りって……どうします、店長」 おっさま「須賀ちゃんやったら負けへんやろうから頼むわ」 京太郎「うわぁ、面倒くせぇ……」 京太郎 98+200+35+30=363 竜華 76+124+25-15=210 郁乃 66+127+60=253 雅枝 51+200+90=341 京太郎「ロン、1300で俺の逃げ切りっすね」 郁乃「雀荘破り、ならず~!」 雅枝「あ……あぁぁぁ……」ガクガク 竜華「そんな……嘘や……嘘や……」カタカタ 京太郎「郁乃さん、何したんですか?」ヒソヒソ 郁乃「実はな~」ヒソヒソ 竜華『ウチがラス……』 雅枝『清水谷、もうすぐ大学でドラフトもある言うんにそんなんでええんか?』 雅枝『常にトップを目指すのが千里山麻雀部や』 郁乃『へぇ~、トップ目指すってことは、監督は負けへん言うことですね~?』 雅枝『まあそういうことや』 郁乃『ほな次の半荘で私が勝ったら言うこと聞いてもらいますわ~』 雅枝『上等や、勝ったる』 京太郎「それで勝って二人をここへ連行してきた、と」ヒソヒソ 郁乃「ここでも勝てへんかったら一日バニーで過ごすってゲームなんや」ヒソヒソ 京太郎(雅枝さんと竜華さんのバニー……)ゴクリ 京太郎(ってそうじゃなくて!) 京太郎「郁乃さん、そういうのは流石にやめた方がいいと思いますよ」 雅枝(せやせや!) 京太郎「いくら罰ゲームだからって人の嫌がることをするのは」 竜華(言ったれ言ったれ!) 郁乃「でもつまらへんも~ん」 京太郎「今度暇なときに俺が遊びますから、ね?」 郁乃「むぅ……」 郁乃「約束……やで?」 京太郎「勿論です」 竜華「京くんのおかげで助かったわ!」 雅枝「ほんまおおきにな」 京太郎「俺も何回かやられましたからね、気持ちはわかりますよ」 雅枝「ほなそろそろ帰ろか」 竜華「ありがとうございましたー!」 京太郎「疲れたぁ……」 エイスリン「オシゴト、タノシイ!」 京太郎「それは何よりです……」 由子「二人ともよく頑張ってくれてるのよー」 京太郎「そうですか?ありがとうございます」 エイスリン「キョウタロー、コレ!」つ|由子と京太郎とエイスリンと客が笑っている絵| 京太郎「これは……ここの絵、ですか」 エイスリン「!」コクッコクッ 由子「わぁ、上手に描けてるのよー」 京太郎「あの仕事中にこんなのを描けるなんてすごいっすね」 エイスリン「ゴゴモ、ガンバル!」ニコッ 京太郎(癒されるなぁ……) カランコロン 京太郎「いらっしゃいませ……ん?」 サングラス「半荘一回お願いします」 京太郎(この人……ってかこの格好どっかで見たような……) 京太郎「…………」チラッ サングラス「」バイーン 京太郎「」ブフォッ サングラス「あ、あのー、どうかしました……」 京太郎(衣服に包まれたこの豊かな胸部、そしてサングラス越しに見えるつぶらな瞳は……) サングラス「…………あ」 京太郎「瑞原プロ……どうしてこんなところに」 はやり「ち、ちょっと暇つぶしに寄っただけだから!別にお小遣い稼ぎに来たわけじゃないんだから!」 京太郎「はぁ、そうですか、じゃあノーレートでいいっすね」 はやり「はーい……」シュン 京太郎 57+200+35+30=322 はやり 87+200+60-30=317 由子 71+120+15=206 エイスリン 31+105+15=151 はやり「オーラスだけど……このサングラスさえ外せば勝てる気がしますっ☆」 京太郎「ダメですよ、雑誌に撮られたりしたらどうするんですか」ヒソヒソ はやり「うぅ……でもぉ……」 京太郎「プロ雀士が雀荘に入ったなんて記事が出回ったりしたら」ヒソヒソ はやり「須賀くんに勝ちたいよぉ……」ウルウル 京太郎「その気持ちはわかりましたから、早く牌捨ててくださいよ」 はやり「はい」トン 京太郎「ロン、1300です」 はやり「ええっ!?酷くない!?」 エイスリン「」チーン 由子「エイスリンちゃん、元気出すのよー」 はやり「プロなのに、私だってプロなのに……」ウジウジ 由子「プロ……?」ジーッ 京太郎「あっ」 由子「そう言われてみれば……」ジーッ はやり「あうあうあう」アセアセ エイスリン「ミズハラプロ!」 京太郎「ストーップ!」 由子「やっぱり瑞原プロなのよー」 はやり(ばれちゃった……どうしよう……)チラッ 京太郎(任せてください)チラッ 京太郎「由子さん、エイスリンさん、たとえプロであってもお客さんはお客さんなんですから」 京太郎「なるべくこのことは内密にしましょう」 由子「それもそうなのよー」 エイスリン「ワカッタ!」 はやり「それじゃあまたね!」 はやり「須賀くん、今度は負けないゾ☆」 京太郎「またのご来店をおまちしておりまーす」 はやり「あれっ、なんか冷たい!?」 由子(瑞原プロとまで知り合いなんて……) エイスリン(キョウタロー、ワカラナイ……!) 由子「今日はお疲れ様、なのよー」 エイスリン「オツカレサマデシタ!」 京太郎「お疲れ様でしたー」 由子「京ちゃんがいると仕事が楽なのよー」 京太郎「そうですか?」 由子「力仕事も楽々やし、お茶もおいしいし、文句なしなのよー」 エイスリン「ジマン!」エッヘン 京太郎「なんでエイスリンさんが胸張るんですか」 エイスリン「キョウタローモfamilyダカラ!」ニコッ 京太郎「ファミリーですか……なんか嬉しいですね」 由子「見てるこっちは、微笑ましいのよー」 おっさま「はいはい三人ともー、今日のバイト代やでー」 夕 京太郎「ただいまー」 京太郎「って誰もいないよな」 京太郎「麻雀は……したし、疲れたから……」 京太郎「勉強しよ」 郁乃「京太郎く~ん、おる~?」 京太郎「いますよー」 郁乃「ん~?何しとったん~?」 京太郎「勉強ですよ、俺真面目なんで」 京太郎「そうだ、郁乃さんも一緒に勉強しませんか?」 郁乃「私は強すぎてニューゲームしとるみたいな感じやからな~、まあええで~」 京太郎「よっし!ありがとうございます、郁乃さん!」ニギッ←郁乃の手を取る 郁乃「えっ、きょっきょっ京太郎くん!手、手が~!」 京太郎「いやー郁乃さんがいるとは有り難いですよ!」ニギッ 郁乃「も~離して~!!」 京太郎「えーっと、アッカド王国のサルゴン一世は……」カキカキ 郁乃「あっ、ここは裏話でこんな話が……」ズイッ 京太郎「……へぇ、そんなことが」カキカキ 郁乃「どや~すごいやろ~」チラッ 京太郎「…………」カキカキ 郁乃「」キュン 郁乃(なんやろ……今の京太郎くん、グッと来た) 郁乃(いつもとは違う感じ……) 京太郎(流石は郁乃さん、わかりやすいし、面白いなー) 夜 郁乃「晩ごはんも貰っておおきに~そろそろ帰るわ~」 京太郎「どうせですしお菓子でも食べていきませんか?」 郁乃「お菓子?」 京太郎「プロ麻雀せんべいなんですけど、買いすぎちゃって……たはは」 郁乃「そっか~ほな私も食べるわ~」 京太郎「食べながらゲームとかしますか?」 郁乃「う~ん、駄弁るだけでええわ~」 京太郎「何がでっるかな~♪」ピリッ 京太郎「およ?二枚入ってるみたいですね」 郁乃「それたま~にあるらしいで~ホロレア当てるより難しいらしいけど」 京太郎「おお!俺ってラッキーボーイ?」 京太郎「して、その中身は……」 |小鍛治健夜| |藤田靖子| 京太郎「お、おう……」 郁乃「あ~小鍛治プロや~ん」 京太郎「小鍛治プロ……国内無敗、でしたよね」 京太郎「なんでこんな服なんでしょうか……」 郁乃「さあ~?ようわからんわ~」ポリポリ 京太郎「あ、郁乃さん、食べかすついてますよ」ヒョイ 郁乃「え……」 京太郎「せんべいっていうのもたまにはありですね」ペロッ 郁乃「///」プシュー 京太郎「?どうかしました?」 郁乃(私の口の……あわぁわわ)カァァ 京太郎「郁乃さん?おーい、郁乃さーん」 夜 京太郎「チューボー○すよ!までまだ時間あるから……どうやって暇潰そう」 京太郎「……誰かとメールしよっかな」 京太郎「こんな時間でも付き合ってくれそうなのは……咏くらいしかいないか」 京太郎「何て送ろう?」 京太郎『やっほー 背伸びた? 実はこの前背伸ばす方法聞いたんだけど』 京太郎「ちょっとからかってみるかな、くくく」ピッ ヴーッ ヴーッ 京太郎「ん?いつもより早いな……どれどれ」 咏『へー、どうせ当てになんないだろうけど しょうがねえから聞いてやるよ』 京太郎「お、予想通り乗り気だ」 京太郎『なんかなるべく服とか着ないでやった方が効果あるらしいんだけど まず 京太郎『脳天にシリコーンを埋め込みます』 京太郎「これで身長稼いでる人のうわさを聞いたんだよなー」 京太郎「思いっきりばれるだろうけど、送信」ピッ ヴーッ ヴーッ 咏『あんさぁ……』 咏『嘘つくなら、もっといい嘘吐けよな』 咏『せっかくパンイチでやら』 京太郎「?何で途切れてんだ?」 京太郎「ってかパンイチか……」ポワンポワンポワン 咏『バッ!何こっち見てんだよ!』 咏『……いいじゃんか、白だけでも』 京太郎「…………」 京太郎「何も感じねえ……」 京太郎「一応返しとくか」 京太郎『牛乳飲んできのこ食べてりゃいいらしいぜ あ、俺?俺はいつの間にかこんな身長になってたぜ 牛乳とかあんま飲んでねえけど』 京太郎「……っと」ピッ 京太郎「牛乳よりかはお茶とかの方が好きなんだよな」 ヴーッ ヴーッ 咏『何だよ腹立つ腹立つ! いいぜ!牛乳飲んでお前よりおっきくなってやるかんな! 今度会ったときは頭なでなでしてやるよ! んじゃ、おやすみ』 京太郎「いや……無理だろ現実的に」 京太郎『あっはい、期待してますねー おやすみ』 京太郎「あっちでも元気みたいだし、良かった良かった」 京太郎「まだ時間あるし、他の人にも送ってみよ」 京太郎「弘世さんならまだ起きてそうだな」 京太郎「ダメ元で話せるかな?」 京太郎「文面は……」 京太郎『こんばんは、まだ起きてますか?』 京太郎「寝てるかもしれないし……このくらいでいいか」ピッ ヴーッ ヴーッ 菫『一体何の用だ?』 京太郎『用と言う用は無いんですけど そっちの麻雀部はどんな感じですか? 引退とかはもうしてるんですか?』ピッ ヴーッ ヴーッ 菫『私たちはあと一週間ほどで引退だよ そっちの部長は荒川だから引き継ぎとかは楽なんだろうな』 京太郎『こっちは三年生がいなくなったら三麻くらいしかできなくなっちゃいますよ…… 淡とかこっちに来てくれればいいんですけど』ピッ ヴーッ ヴーッ 菫『それもそうだな だが淡はやらんぞ、来年の中心戦力なんだ そういえば、来週から照が世話になるな やはりあいつは君といると楽しそうに見える。この間は君の話に何時間つき合わされたことか…… 照をよろしく頼むよ、それではおやすみ』 京太郎「何話したんだあいつ……」 京太郎『はい、お任せあれ! おやすみなさい』 京太郎「……もうすぐ、照が帰って来るのか」 京太郎「段々いつも通りになってきた感じだな」 咏の好感度がぐぐぐーんと上がった! 菫の好感度が上がった! 【11月第3週 休日】終 照母「じゃあ元気でね!照!」 照「母さんも、父さんと仲直りしてよ」 照母「も、って何よも、って!」 照母「あんなきのこ男、こっちから御免よ!」 照(なんでお菓子のことでそんなに喧嘩してるんだろう……) 照母「男と女の壁を越えても起こる争いってものがあるのよ!じゃあね!」 ブロロロロロ 照「……ふぅ」 照「ここに来るのも、久しぶり」 照「ただいま」 照が清々荘に戻ってきました! 【11月第4週 平日】 京太郎「ふぁあぁ……」 京太郎「布団あったけえ……出たくねえ……」 京太郎「秋はこれだから困るんだよな……」 京太郎「また信号赤か……幸先悪いな」 照「」トテトテ 京太郎「…………」 照「…………」 京太郎「…………」 照「…………」 京太郎「照!?」 照「反応遅くない?」 京太郎「ちょっと、信じられなくってさ」 京太郎「三か月前までは当たり前だったんだけど、おかしいよな」 京太郎「またこれから頑張ろうな」 照「うん。よろしくね、京」 京太郎(照が清々荘に戻ってきた、けど) 京太郎(まだ憩さんと咏は連れ帰られたままだ) 京太郎(それも、俺の知らない間に……) 京太郎(どうすればあの二人は……) 照「京?どうかしたの?」 京太郎「ん?ああ……」 京太郎(照なら、何か知ってるかもしれない) 京太郎(今聞いておこう) 京太郎「憩さんのこと、なんだけどさ――――」 照「なるほど、憩は荒川病院に帰っちゃったのか」 京太郎「どうすれば戻って来てくれるかな?」 照「…………」 照「憩のお父さんは憩を医者にしたがってる、でも憩は看護師さんになりたいって言ってた」 照「あと、お父さんといると麻雀がつまらない、って言ってた」 京太郎「麻雀が?」 照「よくわからないけど、嫌なんだって」 京太郎「確かに、わかんねえな……」 照「憩に会いにご実家まで行ってみるのも、手段の一つだと思う」 照「そこで何があるのか確かめてみるといいかも」 京太郎「突入か……わかった、試してみるよ」 照「頑張ろうね」 京太郎「おう!」 昼 京太郎「やっと昼休みかぁ……はぁ」 和「須賀君、宮永さんが呼んでますよ」 京太郎「え?」 照「」フリフリ 京太郎「?ちょっと待ってろー」 和(やはり似ていますね)フム 京太郎「お待たせ、照は購買だったよな?」 照「買って来たからだいじょうぶ」 京太郎「そっか、じゃあ中庭行こうぜ」 照「えっ」 京太郎「何かダメなのか?」 照「あ……いや……///」 京太郎「?」 キャッキャウフフ キャッキャウフフ イチャイチャイチャイチャ 京太郎「」カァァ 照「」カァァ 照「こんなところに誘うなんて……京、大胆」カァァ 京太郎(ここの雰囲気忘れてたぁぁぁぁー!!) 京太郎(廊下から中庭見てる人からもジロジロ見られてた……) 京太郎(くっそ恥ずかしい……) 「あー12月の中旬期末試験だからー頑張れお前らー」 京太郎「12月の中旬ってことは……」 和「あと二週間くらいということですよ」 京太郎「なん……だと……」 京太郎「いいや、部活行こー」 和(本当に大丈夫なのでしょうか……) 京太郎「ちはーっす!」 エイスリン「キョウタロー、オハヨウ!」 憩「京太郎くん遅いでー」 照「遅い、罰金」 霞「それじゃあ今日も始めましょうか」 郁乃「照ちゃんもおることやしな~」 京太郎「馴染むの早いな」 部活動 京太郎「今日はどう割り振りますか?」 霞「三麻を二つか、四人で打って二人は見学とか……かしら?」 照「私は打ちたい」 憩「ウチも久しぶりに照ちゃんと打ちたいですーぅ!」 エイスリン「ワタシモ!」 郁乃「ほな今日もくじ引きで決めるで~!」 照「むぅ……」 郁乃「私と照ちゃんが抜けるな~」 京太郎「この面子ですか……」 エイスリン「ゼッタイカツ!」 憩「負けへんでー」 霞「よろしくね」 京太郎 36+200+35=271 エイスリン 87+105+15=207 憩 60+142+90=292 霞 67+182+40=289 エイスリン「アウゥ……」 京太郎「全然届かねえ……」 憩「ウチの勝ちやね」 霞「もう少しだったんだけどねぇ」 郁乃「ほな今日は~罰ゲームでもしてもらおかな~」 エイスリン「バツゲーム……?」 郁乃「負けた二人、京太郎くんとエイちゃんには~」 郁乃「ポッキーゲームをやってもらおかな~?」 照「…………は?」 エイスリン「pocky game?」ハテ? 京太郎「ポッキーゲームって、あのポッキーゲームですか?」 郁乃「せやで~、二人で一本のポッキーを齧るんや~」 エイスリン「??」 霞「罰ゲームと言うよりはむしろご褒美じゃないのかしら……」 憩「ウチが負ければ良かった……」ボソッ 郁乃「ほなやってもらおか~」 照「京、無理しないでいい」 京太郎(くくっ、まさかこんなタイミングで我が世の春が来るとは思わなんだ……)ニヘラ 照(京のこの笑顔は、いやらしいことを考えてるときの顔……!!)キュピーン 京太郎「郁乃さんもそう言ってることですし、やりましょうか!」ニヘラ 憩「…………」ジトッ 霞「…………」ジトッ 照「…………」ジトッ 京太郎「な、なんですかその目は!」 照「別に……」プイッ 憩「京太郎くん、エイちゃんに何かしたらわかっとるよねーぇ?」ニコッ 霞「さて、できるものなら見せてもらいましょうか?」ニコッ 京太郎(ぐっ、何だこの威圧感は……!) エイスリン「」トントン 京太郎「はい?」 エイスリン「ひょうはおー、ひよ?」ニコッ←ポッキーを咥えながら 京太郎(何だこの天使…………) 京太郎「」ハム エイスリン「ンッ……」 京太郎(ここは一気に攻めてエイスリンさんの唇を……)チラッ エイスリン「?」 京太郎(うぉぉ、ちっちぇえ!) 郁乃「よ~い、スタート!」 エイスリン「……」ポリッ 京太郎「……」ポリポリ エイスリン「……」チラッ 京太郎「……」チラッ エイスリン「」カァァ 京太郎(そう、これこそがポッキーゲームの醍醐味) 京太郎(超至近距離で見つめ合い、迫る!) 京太郎(そしてこのまま……!)ポリポリポリポリ!!! エイスリン「!」ビクッ 京太郎(あと二口!)ポリポリポリポリポリ!!! エイスリン「!?」 京太郎(父さん、俺、男になるよ……) ギュルルルルルルルルルル!!!!!! 京太郎(何の音だ?) [ ____\ \ { \ __> .. \ . \ }\ \ ... \ . \ \ , , /\ \ .. \ l \ \ \ヽ/⌒7 ′ ′ , | li\ / -‐/ ̄ ̄ ̄/ ̄\ \} }\ \ } ∨ / ∧ , ′ /{ }\ | \ l| \ / / / / y'⌒ヽ\人 /\ \_}/ ,/ ̄ / ∧ ∨,√| \_} \__} \ _ -‐ / -‐ / /../ / ̄ ̄ ̄\ ∨ } ′/ ∧ | ∨ l| }i-‐ // { ,.../ { \ | | | / i| | l ll| |li、 / \/l l...| | ∨ | | | ii| i| 丶 ,′ >‐- 八 ll...| |___ | l| | |l ill| | l ll| |lli ii| i| \ | -‐ {. . ト---≠ ┴ァ‐- {/ ̄ ‐- __| l| | |li ii| \ | ∨∧\{/∨ / f´}/) -=ニ | |lli illl| | l iii|\ \ | _∨∧彡クj //)-} /ヽ.  ̄} |llli illll| | l ll| |lli ll| i|. . . \_____|______/. . . /i⌒}/,〈 ´~ (/ 〉 , |lllli illlll| | l ll| ii|lli ii| ll|| i|、. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . / / \ \ `~´{_ ′ lll|い√ ̄} | ∧ l「` -=i|ll| ii| ill| /. \. . . . . . . . . . . . . . . . < ̄ ̄ _/. . . /l__//>-- \ , l| )ノ l| |,/ l i リ^i\ } /^}/}  ̄\. . . . . . . . . . . . .`ー‐‐. . . . . /,/ ̄ ̄\ト、 } \ ′リ l| |′ l | \从,/ | / \. . . . . . . . . . . . . . . . . . ./ ,/  ̄ `ー- _〉 リリ リ′ }′. | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | | '′. |. | | 〈/〉-‐=ニ二ニ=-- _,,| ∧ }ニ=-  ̄ ̄ ̄ -=ニ=- _〉 〈 }  ̄「\ } 京太郎「そげぶっ!」 ギュルルルルルルルル ドンガラガッシャーン 京太郎「死ぬかと思った……頭がくらくらするぜ」 照「京が莫迦なことするから」プイッ エイスリン「タノシカッタ!」 京太郎「サイデスカ……」 夕 京太郎「一時間気絶しっぱなしかよ……」 京太郎「誰か誘って帰ろ」 京太郎「今日の掃除当番は憩さんだったよな……誘ってみるか」 京太郎「憩さんいますかー?」 憩「あれー?京太郎くんまだ残っとったん?」 京太郎「一緒に帰ろうかと思ったんで、どうっすか?」 憩「ええで、ちょっと待っててなー」 京太郎「じゃあ手伝いましょうか?」 憩「うん、そういうんやったらお願いしよかな」 京太郎「よし!ちゃっちゃと済ませちゃいましょう!」 京太郎「一緒に掃除して帰るって、なんかあのときみたいですよね」 憩「せやね、懐かしいなぁ」 京太郎「ですねー」 京太郎「前はたこ焼き食べて雀荘行きましたよね」 憩「……うん」 京太郎「…………」 憩「…………」 京太郎「俺はまた、一緒に憩さんと帰りたいです」 憩「?今一緒に帰っとるやん」 京太郎「そうじゃなくて……憩さんと清々荘に帰りたいんです」 憩「…………」 京太郎「今度は皆で帰りましょう」 憩「…………」 京太郎「ここで右でしたよね?」 憩「ぁ…………」 京太郎「それじゃあまた明日!」フリフリ 憩「……うん、また明日、な」ニコッ タッタッ 憩「…………はぁ」 憩「帰りたい、かぁ」 京太郎「暇だし、照にメールしよ」 京太郎「そろそろ炬燵も出すかー」 京太郎「あーそういやお菓子余ってんなー」 京太郎「照に手伝ってもらうか」 京太郎『一緒に菓子食わね?』 京太郎「はい、送信」ピッ < ガタッ 京太郎「?」 ヴーッ ヴーッ 照『いつ?いつのこと?ねえいつ?今?いま?今だよね?今しかないよね?今でしょ?今食べないとなんでしょ?今食べようよ、いいでしょ?今すぐ食べないと駄目だよね? あと何食べるの?プリンとか?でもシュークリームもいいよね、やっぱりプリンの方がいいかな、焼きプリンとかレアチーズムースのもいいかもねあ、コーヒーゼリーは食べられないかな』 京太郎「読みにくいよ何だよこれ……」 京太郎「いつにするかな」 京太郎『じゃあ今週末の夜でどうだ? 菓子はそんときの楽しみってことで』 京太郎「送信っと」ピッ ヴーッ ヴーッ 京太郎「前と比べてだいぶ早くなったな」 照『わかった、楽しみにしてる ポッキーゲームも』 京太郎『お前とやったって楽しくねえよ』ピッ ヴーッ ヴーッ 照『ひどい、私だってか弱い乙女なのに』 京太郎『男子高校生を5mも殴り飛ばすやつのどこがか弱いんだよ あれかなり痛かったぞ』ピッ ヴーッ ヴーッ 照『あれは京がエイスリンと仲良くしてるから 腹が立っただけ』 京太郎『いいじゃんか、エイスリンさんと仲良くしたってー』 照「…………」 照「そういうことじゃ、ない……のかな?」 【11月第4週 平日】終 【11月第4週 平日2】 京太郎「そろそろ鍋料理の季節かー」 京太郎「誰か土鍋とか持ってないのかな?」 照「はぁー」ホワホワ 照「息が白い」ホッコリ 京太郎「よっ、照!」 照「おはよう」 京太郎「見てみろよ、息が白いぜ!はぁー」ホワホワ 照「うん、はぁー」ホワホワ 照「息が白いと冬になった、って思う」 京太郎「だなー」ホワホワ 京太郎「なあ照、お前土鍋持ってるか?」 照「土鍋……ううん」 京太郎「そっか」 照「どうして?」 京太郎「んにゃ、鍋食べたいなーって」 照「昔は、家族みんなでやったよね」 京太郎「ああ、照んちでやったやつな」 照「いっつも、父さんと母さんはデザートをたけのこにするかきのこにするかでもめてたけどね」 京太郎「ほんと、楽しかったな」 照「うん、またいつかしよう」 京太郎「だな」 京太郎「鍋の話なんかしてたから腹減った……」 京太郎「今日はどこ行って食おう」 昼 京太郎「こうして何となくマイベストプレイス屋上まで来たけど……」 ヒュウー 京太郎「寒いからか人がいない……」 ガチャ 郁乃「う~寒いなぁ~」ブルブル 郁乃「あ、京太郎くんやぁ~」 京太郎「そうですよ、一緒に食べませんか?」 郁乃「うん、ええで~」 郁乃「今日もお弁当おいしいな~」 京太郎「霞さん任せじゃなくて自分でも作ればいいのに」 郁乃「居候たるもの衣食住完璧にお世話になるもんなんやで~」 京太郎「最低だよこの大人」 京太郎「……そういえば、郁乃さんはここを出たら何をするんですか?」 郁乃「私?」 京太郎「ほら、郁乃さんは照とかエイスリンさんとは違って大学行く必要も無いじゃないですか」 京太郎「それに、身体が元に戻るかわからないですし」 郁乃「う~ん……ようわからんな~」 郁乃「来年からは京太郎くんの部屋に居候したろかな~?」 京太郎「同棲生活ですか、いいですね」 郁乃「そ~そ~、同棲生活やで~……えっ?」 京太郎「若い男女が一つ屋根の下で共同生活って同棲生活じゃないですか」 郁乃「京太郎くんとどどど同棲なんて……///」 京太郎(こういうネタでいじるとわかりやすくなるよな) 京太郎「俺と郁乃さんで一緒にご飯作って食べて、風呂も交代で入って、一緒に寝て、立派な同棲生活じゃないっすか?」 郁乃「ご飯に……寝る……」 郁乃(寝るって、つまり京太郎くんと私が……) 郁乃「あぅあぅあぅ……///」プシュー 京太郎(あ、ショートした) 京太郎(卵焼き美味しそうだな)ジーッ 郁乃(私と京太郎くんが……そのままゴールインして……) 京太郎(もらっちゃおっと)ヒョイ 郁乃「///」プシュー 【夕方】 京太郎「買い物してたら随分遅くなっちまったな……っと」 霞「あら京太郎くん、今帰ったのね」 京太郎「はい、霞さんもですか?」 霞「そうなんだけど……」 京太郎「どうかしたんですか?」 霞「アパートのお湯が出ないらしくって、それで皆で銭湯に行こうと思ってね」 京太郎「それを皆に知らせようと?」 霞「そういうこと、協力してもらえるかしら?」 京太郎「了解です!」 京太郎「俺はエイスリンさんに伝えてきますね」 霞「わかったわ、よろしくね」 京太郎(にしても銭湯か……) 京太郎(混浴だったらいいなぁ) ピンポーン 京太郎「エイスリンさーん、いますかー?」 シーン 京太郎「エイスリンさん?」 シーン 京太郎(中の明かりはついてるみたいだけど……) 京太郎(まさか……誰かに襲われているのか!?) 京太郎(手足が縛られて口も塞がれているのなら物音が無いのも筋が通る) 京太郎(反抗することも許されずただ一方的に……)ゴクリ 京太郎(ってダメだダメだ!何を考えてるんだ俺は!) 京太郎(まずはこのドアを突き破る!) 京太郎「どぉりゃあああー!!」 ガチャ エイスリン「…………」ジーッ カチッ 京太郎(すげー集中してるみたいだな) <ロン 京太郎(あ、和了られた) エイスリン「」ジワァ エイスリン「……」ゴシゴシ カチッ 京太郎(配牌一向聴か、頑張れ!) エイスリン「……」パァァ 京太郎(三巡目で聴牌って早いな) <ロン エイスリン「!」パァァ 京太郎(綺麗に捲って嬉しそうだな) 京太郎「あのー、エイスリンさん?」 エイスリン「」ビクッ エイスリン「キョウタロー……ドウシテ?」ビクビク 京太郎「えっとですね、実は……」 エイスリン「セントウ?」 京太郎「お風呂ですよ、皆で入るんです」 エイスリン「キョウタローモ?」 京太郎「俺は男なので別ですよ」 エイスリン「ソウ……」 京太郎「とにかく、さっさと行きましょうか。みんな集まってますよ」 エイスリン「ウン!」 京太郎「お待たせしましたー!」 エイスリン「」トテトテ 霞「皆来たわね」 華菜「それでどこの銭湯に行くんだ?」 照「……ねえ、あれ誰だっけ?」ヒソヒソ 郁乃「私も知らんな~」ヒソヒソ 華菜「お前ら!丸聞こえだからな!」 霞「近くの銭湯は……こっちだったはずよ、前にお父様に連れて行ってもらったことがあるから」 照「皆でお風呂……」 郁乃「はよコーヒー牛乳飲みたいな~」